∽ vertigo ∽

読者の皆様、おはようございます。昨日の大分は結構暑かったですけれど、皆様は如何お過ごしでしたか!?僕、未だ日が昇らぬ朝まだきのうちに、家事や些細な用事を全て終わらせまして、TVの前に座りまして、先ずは、ラグビーの 雄叫び城に 轟きけり、日本代表のテスト・マッチの録画を再見しました。謂えね、土曜日のお昼にあった日本VSアイルランドのラグビー国際試合、生で観てはいたんですが、22-50の完敗でした。相手は世界ランキング4位、日本は確か11位、差があるのは仕方が無いにしても、どうして負けちゃったのか、敗因が知りたかったんですよね。現在の日本代表は、相手の裏のスペースにキックを蹴り込み、所謂アンストラクチャー、守備陣形が構築出来ない処をしつこく突いて行こう、と謂う作戦であります。日本は敵国に較べ身体の強さ大きさでは劣る訳で、ラグビーはコンタクトのスポーツですから、巨躯の相手とぶつかり合いを避け、キックを多用する事で、相手の陣地に混乱を巻き起こすと謂う、其の狙いは決して悪く無いとは思うんですね。

前回のワールドカップで3勝1敗だった、2015年の日本代表のコンセプトはまるで違いました。日本は敵国に較べ身体の強さ大きさでは劣る、ならばなるべくキックを使わずボールをキープ、連続攻撃でトライを取る、と謂う作戦です。現状認識が同じでも、勝利へのアプローチは大きく異なる訳でして、此れ、前監督のエディ・ジョーンズは、オーストラリア・アメリカ・日本の血を引く人でして、現監督のジェイミー・ジョゼフは、ニュージーランド原住民と白人のハーフ、しかも両者の現役時代の経験も全く異なりますから、勝利への道筋が変わって来るのは自明の理なのかも。でもね、先日の試合は、点差以上に差がありまして、試合の前半で殆ど勝負が付いてしまいました。日本の守備の綻びやミスを突かれトライを重ねられ、前半の30分過ぎには、30点近い差を付けられてしまった訳で、こうなりますと、自力で勝るアイルランドは、敵陣で時間を消費する事だけを考えれば良いんですから、こりゃあもう、勝負になりませんぜ。でね、僕、つくづく思ったんですが、1つの作戦だけでは勝てませんよ。前半は先のキック多用のやり方で上手く行かなかったんですから、ならば後半は以前の様にボールキープとか、作戦のオプションは必要と感じました。そして、其れ以上に大事なのが、勝利する為の木目細かなディティール、即ち細部への徹底と拘りじゃないかなァ。だって、平均身長で10㌢、平均体重で15㌔ぐらい劣る訳で、只漫然と試合をしていては、体力差で負けるだけでしょ。ならば、プレイの細部にまでとことん拘り考え抜き、そして猛練習をするしか勝つ術はありません。

日本文化を代表する工芸品の品々がありますよね。其れは根付であり織物であり和紙、輪島塗に浮世絵に江戸切子、戦後の鉄道模型にカメラにウォークマン、そして本邦を代表する日本車、家電、アニメ、枚挙に暇がありません。此れらの品々は皆、ディティールに拘り抜いた逸品揃いでして、矢張りねえ、優れた物って皆そうじゃないのかなァ。

閑話休題、昨日は僕、終日DVDを観ていました。マスター・オブ・サスペンスと呼ばれたヒッチコック監督のDVD-BOX、此れが埃を被っていまして、僕、彼の作品群は中学高校の頃に殆ど観てそれっきりだったんですね。昨日、大人の視点で久方振りに再見した処、滅茶苦茶に面白いんですよ。ホント、早朝から日暮れまで、ずうっと観てました。サスペンスの神様と謂うぐらいですからドキドキハラハラ、思わず息を呑むスリリングなシークエンスばかり、時が経つのを忘れる程でした。でね、ヒッチコックの映画を初めて観た、ローティーンの頃はちっとも気付かなかったのですけれど、趣味的なと申しますか、極めてアブノーマルな世界観であり、本当にパーソナルな作品なんですよね~。例えば「白い恐怖」、本作ではサルバドール・ダリの絵をふんだんに使ってますから、将にシュールリアリズムな世界であります。「レベッカ」は、死んだ美女の因縁話でして、此れはまるでラフカディオ・ハーン、怪談でありましょう。「見知らぬ乗客」は、汽車の中で交換殺人を持ちかけられるんですね。主人公は必死に断るも、相手は勝手に人殺しをしてしまい、執拗に約束の履行を迫られるお話です。「ロープ」は、ゲイ・カップルが哲学的理由で殺人を犯します。「裏窓」はピーピング・トム、覗き見の話でしょ。「サイコ」は、ホラーでありサスペンスですが、男性と母親の歪んだ関係を描いています。「泥棒成金」は、読んで字の如し、お洒落で粋な泥棒の話です。「パラダイン夫人の恋」は、夫を殺したであろう美貌の未亡人を、彼女に惚れ弁護士が庇うストーリー。「ハリーの災難」は、長閑な村で見つかった死体を巡るブラック・コメディ。「フレンジー」は、金髪女性だけを狙うシリアル・キラーのお話。此れ以外にもまだまだあるのですが、割愛します。

そして、極め付けが「めまい」でして、本作は、ストーカー紛いのマザコンが主人公、フェティシズムが根底にありまして、かなり歪んだ形の愛情を描いています。僕、吃驚しますのが、上記の作品群、昭和30年代に撮られていまして、まだまだ閉鎖的な時代なのに、かなり背徳的と申しますか、反社会的な物ばかりを取り上げていたんですねえ。さて、其の「めまい」ですけれど、ブロンドに執拗に拘る監督が、ブルネット--黒髪ですね--の醜女を酷い扱いをしてましたけれど、主演のキム・ノヴァクと謂う女優さん、グラマラスで妖艶でコケットリーな方ですが、本当に綺麗に撮っています。ヒッチコック監督、心底惚れてたんじゃないか、と思うぐらいでして、彼女が洗練されてゆく様を観るだけでも、一見の価値はあると思いました。

さて、此の「めまい」、昭和33年の作品なんですが、今から60年近く前の物なんですね。今だにヒッチコック監督の代表作とされ、評論家筋の評価も極めて高く、確か全米のランキングでも1位を記録した事を覚えています。でもね、僕、再見してつくづく思ったのですけれど、此れ、映画としては、まるで成立してないんですよ。殺人事件は途中から何処かに行ってしまいますし、ヒッチコック監督の金髪美人好きが大爆発している感がありまして、ストーカーっぽい男性主人公にも、ちっとも共感出来ません。只、本作が傑作なのは、尋常では無い細部への気配りであり、拘りでして、カメラ・ワーク、衣装に小道具にロケーション、演出も含め全てが抜群です。そして、果敢にも、実験的な映像にもチャレンジしていますから、色褪せないんですよね。だって、先の主演のキム・ノヴァクさん、撮影中はずうっと、朝から晩まで、私服から喋り方から食べ方、そして歩き方に始まり、所作全般を、延々と徹底的に指導されたとか。キムさんは大変だったでしょうが、スクリーンに映る彼女の様は、確かに見事でして、破綻しているストーリーを、微塵も感じさせませんもんね。

冒頭触れました日本ラグビー代表、勝利へのディティールが不足していたと書きました。此のヒッチコック監督ぐらい突き詰めなければ、体格に勝る相手に、勝利を収めるのは至難の技でしょう。例えば、日清チキンラーメンを造った、安藤百福さんがいらっしゃいます。安藤さんがチキンラーメンを完成させるまで、無一文から初めて、自宅に庭に小屋を造り、其処で1年間、日々の睡眠時間は僅か3時間、ずうっと研究し続けたんですね。ほぼ毎日、三食がラーメンだったそうですが、とうとう完成したのがチキンラーメンでして、此れ、未だに年間2億食近くが売れると謂う、永遠のベストセラーであります。

神は細部に宿ると申します。そう考えますと、辿り来て未だ山麓、当院もまだまだでありまして、僕を含め、基本を周知徹底、成功する為に細部にまで目を配り、各員一層奮闘努力せよ、なんですよね。そう考えますと、日暮れて道遠し、何だか気が遠くなる思いですが、僕、此処にお世話になっている間は、誠心誠意頑張る所存です。そして、リタイアの日が来たら、朝から晩まで、毎日映画を観て暮らせれば良いなァ。いやァ、今日は趣味の話に終始して恐縮ですけれど、映画って本当に良いもんですね~。其れでは又明日の拙ブログをお楽しみに、さよなら、さよなら、さよなら!

♪ 長崎ぶらぶら節 ♪

空梅雨も ものともせずに 花時計、自作の駄句で恐縮ですが、僕、時計は大好きでして、親友のMさんも当院のO事務部長も同好の士でして、話が合うんですよね~。僕、随分前のモデルの、ブライトリングのスーパーオーシャンのクロノグラフを愛用していますけれど、此れは一生使う心算です。此の時計、とっても味があるんですが、何せ手巻きでしょ。3年に1度はオーバーホールに出さねばなりません。精密機器でもありますから、一度分解して掃除する必要があり、其れに数か月掛かるんです。だから、もう1本予備で欲しいんですよねえ…。

007のジェームス・ボンドが愛用したのはロレックスかオメガ、此れも良いですよね。本邦ならば、天賞堂のムーンフェイズも、セイコーの懐中時計も素敵です。又、ドイツの潜水艦乗りが愛用していた物を復元した、U-BOATと謂うスイスのメーカーの時計を買おうかどうか、相当迷い、結局購入しないまま今に至っています。一瞬だけ、フランクミューラーを買おうかとも思いましたが、余りに遊び人のイメージが強過ぎ、此れは早々に断念しました。だって、石田純一が使ってるんですよ~。僕、あんな二枚目の優男とは正反対、とても似合いません…。昨日、新聞を見ていましたら、ブルガリの時計がありまして、此れ、カッコ良いんですよ~♡僕、ブルガリってギラギラのイメージがあり、どうも好きになれないんですが、此のモデル、僕のこよなく愛するラグビー仕様なんですね。世界一の強さを誇る、ラグビーニュージーランド代表、オールブラックスと提携、全て黒でまとめたスタイリッシュな時計です。文字盤は、マオリ族のトライバルタトゥー、即ち闘う男達の刺青をイメージしていまして、見事な文様が入っています。裏にはオールブラックスの象徴のシルバーファーン、美しいシダのマークが刻まれていまして、うう~ん、此れ、欲しいッ!でも、100万を超す由でしてとても無理、あ~あ…。仕方がありませんから、ラグビー日本代表のオフィシャル・スポンサーの、シチズンの時計を買おうかしらん。五郎丸選手も使っているアテッサと謂う時計、此れ、かなりの優れ物なんですよ。室内の光で充電、軽い上に耐久性は充分、そしてGPS機能がありますから、世界の何処に居ても勝手に時刻を合わせてくれるんですね。

こんな事を書いていたら、益々時計が欲しくなります。僕の亡父はコレクターっぽい処がありまして、「日本で買うなんて馬鹿だよ!」とマカオや香港で時計を購入するのが常でした。只、目利きではありませんから、紛い物を掴まされる事ばかりでして、其れも其の筈、お店に入るや否や、「ディスカウント!」を連呼するんですもん。お店の人は大爆笑してましたが、それじゃあ良い時計を出してくれませんよね。只、確かに香港もマカオも、時計の品揃えは大した物でして、日本よりも安く買える事は間違いありません。と謂う訳で、以前の拙ブログでは香港については何度か触れましたので、今日はマカオのお話を。

僕が両親と共にマカオを訪れていたのは、今からもう30年以上前になりますか。往時渺茫、月日の流れるのは本当に速い物と痛感しますけれど、当時のマカオって、香港と較べますと寂れきっていて、物悲しさしか感じませんでした。此れ、香港はイギリスの、マカオはポルトガルの植民地でしたから、宗主国の経済力の差をひしひしと感じましたもんね。香港は家族連れでも遊べるイメージでしたが、マカオは鉄火場、博打の雰囲気でして、僕、カジノにも行きましたけれど、大層ガラが悪かったですもん。そうそう、珍しい事に、ドッグ・レースがありまして、人を乗せないだけで後は競馬と同じなんですが、此れも夜に開催されますからね、ワンちゃんでお金を賭けるなんて、何だか背徳的な感じがしました。さて、現在のマカオはすっかり近代化を遂げまして、多国籍企業が投資してますもんね。ザ・ベネチアン・マカオ・ホテルなぞ、世界最大のカジノ・リゾートですもん。

此のマカオ、現在は中国領ですけれど、先に触れた様にかってはポルトガルの植民地であり、長崎との交易を通じて日本とも縁の深い場所です。そして、ポルトガルは海洋国家であり、大航海時代には7つの海を制覇した訳で、インドやブラジル、アフリカや東南アジアにも拠点を持っていました。僕、つくづく思いますのが、其の混沌を表しているのが、マカオ料理だと感じるんですよね。マカオ料理には、上記の国々の要素が全て詰まっていまして、満漢全席と申しますか、食べていて楽しくなるんです。

例えばハトを食べるのもそうでして、此れ、エジプトの名物なんですが、マカオではポピュラーなメニューです。中国では余り縁の無い鱈の料理があり、カレーがあり、お粥があり、パパイヤをサラダにし、ココナッツミルクのお菓子があり、モツ煮込みに胡麻団子にチーズ、釜飯にアヒル料理にグラタン、鰯の塩焼きにムール貝のにんにく炒めに豚の耳、ビーフンにブラッド・ソーセージにオリーブに魚醤、いやあ将に百花繚乱、非常にバラエティに富んでいた事を思い出します。そうそう、其れを食しながら飲むのは、アルコール分を強めたポルトワイン、ポルトガルのお酒でして、或いは中国の紹興酒、はたまたインドネシアのビンタンと謂うビールだったりして、もうねえ、どれをチョイスしたら良いのか、将に混沌でありました。

でね、僕、帰国して長崎で清遊した際、卓袱料理を頂いて驚いたんですよ。ハトシと謂う、海老のすり身をパンに挟んでカラリと揚げた一品が出たんですが、此れに酷似した料理を、マカオでも台北でも食べたんですね。恐らく、大航海時代にイースト・ミーツ・ウエスト、東西の文化が混じり合い、其れが食にも大きな影響を残したのでしょう。航路に従って、様々な料理が伝播し、アレンジされ、馴染んで行ったんでしょうねえ。実際、長崎の卓袱料理で出る物って、豚の角煮は中華ですし、お刺身にお吸い物やお汁粉は和食、海老のローストは欧州、先のハトシは東南アジア系、そう、先のマカオ料理に良く似てるんですよね。僕、親友のMさんが長崎の出身でして、彼の案内で同地を清遊した際、出島で屏風絵を見せて貰ったんです。江戸時代の長崎くんちを描いた作品でしたが、其処にはオランダ人、中国人、韓国人、黒人、日本人が居り、皆が楽しそうにお祭りを楽しんでいまして、僕、心の底から感銘を受けました。矢張りねえ、敵対より融和、差別より寛容、嫉視より共感ですよ。マカオ料理や卓袱料理の様に、皆が仲良く出来たら素敵ですよね♡

とまァ、此処まで書きましたら、俄然お腹の虫が鳴り出しましたけれど、少々早いけれど、お昼に行って来ようかな。其れでは皆様、益々暑くなりそうですが、素敵な週末をお過ごし下さいませ(^.^)/~~~

八月の狂詩曲

「近代はやり唄集」、と謂う岩波文庫の本を眺めていましたら、明治時代に「海南民権踊唄」と謂う曲が大層流行ったとか。此の唄、♪それにひきかえ我が国は 民の権利は荒縄縛り 牛よ馬よと 追い使われて 生きて甲斐無し この有り様を 筆に書かれず口には言えず♪と、中々ロックな歌詞なんですよね。此れ、土佐の自由民権運動家が造った由ですが、平成の今、其の当時と余り変わりが無い気が致します。悪名高い共謀罪、国内外の批判を物ともせず、とうとう強行採決ですか…。僕、国民の言論の自由が奪われなければ良いがと思いますし、冤罪や微罪で捕まる人が激増するんじゃないかなァ。恐ろしいのは、現政権って、相当幼稚で感情的で短絡的だと思うんですが、権力者をちょっと批判しただけで、何やかやと小理屈を捏ね、いきなり問答無用で逮捕しそうでしょ。兎に角、先ずは総理を交代させ、そして政権交代後に廃案に持ち込むしかありませんね。ところで加計学園の問題、どうやら「文書は本物だが内容が間違っていた」と謂う子供の様な理屈で誤魔化す腹らしく、おまけに女性官僚1人がやったとして生贄にするシナリオですって。こんな猿芝居に国民が騙されると思ってるんですかねえ。テメエ馬鹿野郎この野郎、舐めるのもいい加減にしろ!僕、最後には正義が勝つと信じていますし、千万人と雖も吾往かん、政府の横暴には決して負けねえぞ!

閑話休題、ところで僕、高橋克典さんって俳優さん、嫌いじゃないんですよ。2枚目のクールな役が多いけれど、何処となく抜けていて、おまけに助平な感じがしまして、焼肉を鱈腹食べてはトレーニングをし、何だか憎めないんですよね。偶に僕、彼のブログを拝見するんですが、先日は日向から倉敷と、ロケをされていました。ふと気付いたのですけれど、日向には陣屋があり、倉敷は天領でありまして、何だか徳川幕府繋がりだなァと思ったんですね。実は僕、前々から天領に興味がありまして、以前から調べてはいたんです。大分の天領と謂えば日田なんですね。松本清張先生の傑作時代小説、「西海道談綺」では其の日田が舞台でありまして、隠し金山から山伏、幕府と犯罪、そして因縁に執念に、裏切りに色情も絡みましての大長編、将に巻を擱く能わず、非常に面白い本でした。未読の方は是非ご一読を。其れはさておき、其の作中もそうでしたが、日田は天候は厳しい処ですが、本当に文化的な街なんですよね。かっての日田は、「日田金」と謂う言葉があった様に、九州の金融センターでした。よって、豪商が増え、陶器や漆塗りの伝統工芸があり、古くからの酒造があり、雛祭りのコレクションでは日本有数の地であり、江戸期最大の私塾である咸宜園もありました。此れ、倉敷もそうですもんね。其の倉敷は中国地方の物流センターでして、其の為多くの蔵が必要となり、現在の美観地区となっている訳です。人口50万足らずの都市に、倉敷アイビースクエアがあり、博物館が4つ、ルネッサンス調の建築物もあり、そして何と謂っても大原美術館がありますもんね~♡大原美術館って、上野の森にある多くの国営美術館より上、僕、秘かにそう思っているんですよ。ルノワールにゴーギャン、モジリアーニにセザンヌ、ロートレックにモネ、ミレーにルオーにマティスにドガ。そしてピカソとロダンとエル・グレコ。本邦の画家ならば、梅原に棟方、小出楢重に佐伯祐三でしょ。綺羅星の如くと申しますか、画壇のビッグ・ネームは網羅している印象です。現代抽象画だって、ポロックにジャスパー・ジョーンズまできちんと押さえていまして、僕、1日此処に居ても飽きない自信があります。久しく行ってませんし、ママカリと謂う小魚や地蛸は絶品、地酒も美味しいですし、今度行こうかしらん…。

さて、僕が行った事のある天領と謂えば、長崎・日田・倉敷・京都大阪、そして琵琶湖の畔の大津ぐらいですけれど、どの都市も豊かで、文化的価値が非常に高い街、と謂う印象なんですね。此れ、どうしてなのか、天領は幕府の直轄地であり、其の領地の政治全般を任すべく、代官を派遣していた訳で、どうやら其れが原因の様なんですよ。どうもね、江戸時代と謂うと、身分は固定された感がありますよね。そして、代官と謂えば、「越後屋、お主も悪じゃのう…」と菓子箱の小判をせしめた上、可愛い娘さんの帯をクルクル解いて押し倒すイメージがありませんか?そりゃね、確かにそういう悪代官も居たとは思いますけれど、ところがどうして、善政を敷いた人の方が圧倒的に多いんですって。「代官の日常生活」 角川ソフィア文庫 西沢淳男著に依れば、全国各地に、代官を偲んで祀った神社が点在していまして、土地の人々は神として崇めていたんですねえ。此の代官、何とまァお侍の世襲制ではありませんで、商人がなったり、神主がなったり、茶人だったり、名主--村の村長さんですね--だったりと、要は能力があれば抜擢していた訳です。又、秘書役は代官が選んで良い由なんです。よって、猿楽師--此れは今ならば芸人さんでしょう--や、絵師、浪人が秘書を務めるケースもあったそうでした。

そしてね、何だかとっても感動しましたのは、江戸期も今に似て地震が頻発していた訳なんですが、被災地の代官達は東奔西走、泥まみれになって罹災者を見舞い、何百両のお金を供出、炊き出しも積極的に行い、震災後の便乗値上げにも目を光らせたとか。何だか、今の政府や官僚とは随分異なる気がするのは僕だけじゃありませんよね!?しかもね、今で謂う子供手当を創設し、成人すれば農家の道具をプレゼントし、人の生き方の心得を冊子で説き、各種補助金を整備、治水や殖産を推進、そして飢饉の際には9割減の大減税を行った陸奥の国の代官も居た由、彼が亡くなった時には、其の地の農民1万人が葬儀に訪れたそうです。税金を取る際も、「其の地域の諸事情をよく考え、農民が納得する形で納税させる様に、自分の家族同様に思いやる様に。」とのお達しが残っている由、僕、何だか江戸時代の方が今より優れている気がして来ました…。

三つ子の魂百までも、雀百まで踊り忘れずと申します。僕、此の優れたシステムを造った徳川家康公、畏敬の念を改めて持ちました。家康公のご先祖様は、元々は托鉢をしていた貧しい坊さんと謂います。其の坊主が愛知県の辺りに住みつき、段々とのし上がって来たと。家康公は3歳で母と死に別れ、6歳で今川家や織田家の人質となり、10歳で父を家臣に殺され、15歳で戦場に出て、其の後も重臣の裏切りや領内での一向一揆が起き、溺愛した長男を同盟国の要請により切腹させ、そして幾多の敗戦で挫折等々、聞くも涙語るも涙でありまして、大変な苦労をされた偉人であります。此れだけ、世の中の裏も表も知り尽くし、酸いも甘いも噛み分けた方の政治ですもん。そりゃあ民あってこその国家、と謂うのは身に染みて分かっていたでしょうし、またね、そうでなければ、徳川幕府が300年近く続く筈がありませんぜ。どうもね、歴史の教科書では江戸時代は暗黒だった、と謂う史観が通説の様ですけれど、上記の例を見れば、随分と誤解も多い気がしますねえ。

でね、僕、つくづく思いますのは、公務員試験ってありますよね。此れ、或る意味では全国一律でフェアとは思うのですけれど、現代社会って此れだけ多様化しているじゃありませんか。拙ブログでは再三再四指摘していますが、例えば、多くの外国人が住む六本木と、高知の山間部の過疎化の村々と、米軍基地のある沖縄の町と、海沿いの寒冷地の知床で、同じルールで地方自治を行うって、相当な無理があると思います。賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶでありまして、かっての江戸期の様に、もっと柔軟性を持たせたシステムに変えるべきじゃないかなァ!?例えば天領の象徴とも謂える、長崎を考えて下さいよ。幕末期には世界各国の船が寄港し、浪人が闊歩し、花街があり、隠れキリシタンが居た訳で、此れを統治するのは、並大抵の手腕や、前例主義ではとても無理ですよ。因みに、初代長崎奉行は小笠原一庵と謂う人物で、徳川家康公が任命しました。此の小笠原さん、非常に面白い経歴でして、元々は海賊でした。段々と出世していたのですけれど、一族間でいざこざが続きまして、すっかり嫌になっちゃったんですね。領地も持っていたのですけれど、其の座を投げ捨て京都に隠棲、美女達と暮らし、茶道に没頭していたとか。何と、家康公は此の人物に目を付け、長崎を任せたんですが此れが大成功するんです。隠れキリシタンを取り締まり、ポルトガル人や中国人や韓国人に地元の人達、そして隣接する他の藩とも上手くやり、長崎の基礎を造った名奉行でありました。

家康公程の人を見る目、果断な実行力、胆力に器を、現政権の面々に求めるのはとても無理でしょうねえ…。実行力があるのは、オトモダチへの利益供与と批判だらけの法案の強行採決ぐらいですもんね。あ~あ、タイムマシンに乗って江戸時代に行きたくなりましたよ、全く…。

流され者

事実は小説より奇なりと申しますけれど、現実が映画を凌駕した感がありまして、此処最近、恐竜に関する大発見がありました。バットランドと呼ばれる、カナダの荒野で見つかった1㌧を超す巨石、其の中には、鎧竜の全身の化石があったんですね。此れ、1億1千万前の物なんですが、まるで生きているかの様でして、恐竜のミイラと謂いますか、骨や表皮も綺麗に残り、ほぼ完全な姿でありました。何だかゴジラやガメラの様、背中の鎧や骨格、顔の形まではっきり分かりまして、此れから精緻に調べあげる由、もしかすると世紀の大発見が続くかもしれません。胃や腸の辺りをCTで調べたり、もしかすると卵があるかもしれず、こりゃあどうなるのか本当に楽しみです。そうそう、此れ、現物が見られるそうでして、場所はカルガリーと謂いますからロッキー山脈の麓、此処はカナディアン・ウイスキーの本場ですし、大自然を愛でながら一杯やるのも良いかも!?ライ麦とロッキー山脈の氷河の水で造ったウイスキーでして、きっと美味しい事でしょう。んもう僕、夏休みを頂いて、今年はカナダに飛ぼうかしら!?

そして、此れまた大発見と思うのですけれど、ミャンマーの北部に渓谷があり、其処は琥珀の産地なんですって。其の琥珀の中に、9900万年前の絶滅種、恐竜と鳥の合いの子の雛鳥が見つかったとか。此れまた完全な形でありまして、羽根、体毛、頭、皮膚、爪、肉眼ではっきり分かります。此れ、ホントに映画「ジュラシック・パーク」の世界でしょ。古代の生き物の研究が、飛躍的に進む事は間違い無いでしょう。其れについ最近、30万年前の人骨が出土したばかりですし、学校の先生も大変ですよね。毎日の様に教科書を書き直さねばなりません。

まァ、吃驚する事ばかりなのですけれど、僕、今夏も東京出張が決まりまして、そろそろ切符を取らねばと思い、ネットで色々と調べていたんですね。すると、江戸川区の西葛西について色々と出て来まして、此処は助平で有名な文豪、永井荷風先生が芸者衆を連れて散策していた界隈、今度は僕も行ってみようかしらと思っていた処、往時とは全く違っている由でした。何と平成の今、インド人達が多く住んでいるそうで、荷風先生が見たらさぞ驚いた事でしょう。いや、寧ろ積極的に、目鼻立ちのはっきりした妖艶かつ豊満なインド美人を口説いたりして…。其れはさておき、此の西葛西、確かに悪い場所じゃないんですよ。インド人も中々やるなァと思いました。先ず、東西線1本で都心に直通ですから、仕事にも便利です。また、その東西線茅場町駅で降りて徒歩数分で、東京シティエアターミナルがありますから、其処からバスに乗れば、羽田にも成田にも直通です。江戸川区は都内では家賃が安いですし、インド人が増えた為、寺院やインド人学校もある由なんです。其れらの条件が整い、インド人が益々増えて行ったと。しかもね、此の周辺には荒川が流れているのですけれど、川幅が日本一広い大河ですから、インドの聖地、ガンジス川に良く似ているんですって…。意外な理由にへええと驚くばかりですが、僕、ガンジスには行きましたけれど、現地の人は敬虔なお祈りを捧げていましたが、川面に目をやればバスクリンをぶちまけた様な濃緑色、そして異臭、此れが聖なる川だなんてとてもとても…。

此の西葛西のインド村と似た様な地域が増えていまして、足立区の一角はリトル・マニラと呼ばれるフィリピン人街です。錦糸町はタイ人が非常に目立ちます。新宿に程近い新大久保や大阪の鶴橋は有名なコリアン・タウンでしょ。長崎・神戸・横浜は謂わずと知れたチャイナ・タウン。静岡や群馬にはブラジル人街がありますよね。そして、東京のベッド・タウン、埼玉の蕨--わらび、と読みます--市には、クルド人が多く住む様になり、其の数はもう1000人を超えた由、名付けてワラビスタンと呼ばれているとか。

此れ、日本だけじゃないんだと、今朝の新聞を見て驚いたんですね。EU離脱で揺れに揺れているイギリス、つい先日の総選挙も、何だか不透明な結果となり、大英帝国の崩壊の日は益々近い感があります。でね、其のイギリスの人達、母国を棄てる人が急増しているんですって。去年、ドイツ国籍を取得したイギリス人は3000人近い由なんですよ。イギリスとドイツと謂えば、2度の世界大戦では敵国でしたし今でもライバル同士、仲が良いとはとても謂えない関係なのですけれど、其れでも来し方行く末を考えたら、国籍を変えちゃうんですねえ。

でね、僕、思ったんですよ。此れだけボーダーレスと謂いますか、人の移動が激しい世の中でしょ。其れなのに、日本では過疎化と少子高齢化が進む一方でありまして、高知の山間部の村々では、議員のなり手が居ないと、村議会を廃止する動きが出ているぐらいです。其処で思いましたのが、乗っ取りと謂うと聞こえが悪いんですが、自分達の理想の自治体を造るって、充分可能なんですよね。日本で最も人口が少ない自治体は、伊豆諸島にある青ヶ島村と謂う処ですが、此処は人口僅か175人、絶海の孤島です。其れでも東京都内なんですが、例えばですよ、フェイスブックなりツイッターで、「青ヶ島で理想郷を造りませんか」と呼びかけ、200人ぐらいの移住者を募るんです。そして皆で移住すれば、村長職は勿論、村議会の過半数を取れる訳です。そして、理想的な自治体を造るという計画です。村にしても、過疎に苦しんでいる訳ですから、働き手が増える事は大歓迎でしょうし、皆で協力して理想郷を造れれば、 win-win で謂う事無しと思うんだけどなァ…。

青ヶ島がある伊豆諸島は、古来から遠島の地であり、鬼が島のモデルになったとも謂います。お尋ね者は勿論の事、源為朝や宇喜多秀家等、反乱を起こした人物が流された地なんですね。謂わば、見棄てられた島であります。其れでも、島ですから漁業は勿論ですし、畜産に観光に焼酎製造に地熱エネルギー、そして各種特産品も多くある訳で、僕、やりようによっては、幾らでも成長可能と思うんですよね。今の日本政府や官僚に頼っていたって、何時まで待っても理想郷なぞ出来やしませんぜ。ならば、優秀な人を募り、絶海の孤島を発展させ、其の地から日本復活の狼煙を上げる、と謂う作戦なんですが、如何でしょうか!?

ゴールデン・ボーイ 

風鈴や 浅き眠りの 明けそめて、此処大分はどうも空梅雨の気配でして、空の色も宜しく無く、スカッと晴れるか、どうせなら思い切り降るか、どっちかにして貰えないかなァ☀☂こういう時は、私淑する永井荷風先生ならば、落雷の 近しと思ふ ソーダ水、即ちライム・ソーダ辺りを飲むんですが、僕、此の時期はどうせなら、爽やかな初夏の味、モヒートで行きたいですねえ。でもね、バーで出るモヒートってどうも甘く、ライムの量も些か少ない気がしますし、どうせならヘミングウェイを見習って、ビターズをほんの少し垂らしたら良いのに。大分在住の読者諸賢の皆様方、タンカレーのジンを冷蔵庫で無く冷凍庫で冷やす様な、何処か良いバーがあったら是非教えて下さいませm(__)m。

さて、其のお天気同様、冴えないニュースばかりであります。千葉県の柏市、都内に程近いベッド・タウンですけれど、此の地域の5つの高校の敷地内で、福島の原発から飛来したと見られる、放射性物質が検出されたとか。立ち入り禁止となり、早速除染作業にかかるそうですが、此れ、元の原発を何とかしないと、同じ事の繰り返しでしょう。放射性物質の存在は、今年4月の調査で分かった由、アレレ、確か「福島の原発はアンダーコントロールされている」と、何処ぞの総理が大見得切ってませんでした!?コイツ、本当に大嘘吐きですし、蛙の面に何とやら、良くまァ謂いますよ。此の柏市、人口は確か40万程度なんですが、国道が2つ、そしてJRに東武鉄道につくばエクスプレスが走り、学校や病院も多い文教地区でありまして、柏駅を使う人は1日約40万人、商圏人口は250万以上と謂われています。そんな人口密集地に、放射性物質が毎日の様に飛散している訳です。僕、此れを放置しているって、犯罪と思うんだけどなァ。何故皆さん怒らないんでしょうか!?

そして、アベ総理のご友人の加計学園、柏市と同じ千葉県にも食い込んでいる由、銚子市にも獣医学部を造る積もりですって。僕、本籍は千葉ですから、土地勘はあるのですけれど、銚子って、都内から特急で2時間も掛かる訳で、果たして其処に学生さんが来ますかね!?しかもね、此の街は銚子市立病院が一度破綻した事でも有名ですけれど、加計学園に92億の補助金と市有地を無償提供した由なんです。其の結果、市の借金は300億円を大きく超え、人口は僅か6万ですからね、今年中にも財政破綻するのでは、との事でした。此れ、同じ加計学園が絡む今治市も同様でして、財政状況は決して宜しくありません。此処は人口15万ですけれど、獣医学部設立の為に、96億円と市有地を提供しています。此れ、総理夫妻と其のご友人の我儘で、2つの市が破綻する可能性がある訳で、僕、こんな横暴かつ無能かつ無恥、そしてインテリジェンス皆無な為政者が現れるとは、思っても居ませんでした…。

僕、つくづく思うんですよ。もう、此の国の政治家の殆どは全くダメでしょ。ならば思い切って、他所の国からヘッド・ハントするのはどうでしょうか!?例えば、オバマ前大統領なんて未だ56歳でしょ。アベ総理より6歳若い訳で、オバマさんに日本国籍を取得して貰って、総理をお願いしては如何でしょうか!?全世界と強固なコネクションがあるでしょうし、少なくとも、2つの自治体を滅ぼす様な事はしないでしょう。世界は広い訳で、オバマさんに限らず、優秀な政治家は沢山居ますよ。条件面を提示し、全世界に公募するってのはどうかなァ?そして、候補者を国民投票で選ぶと。もう、其れぐらいしなくては、此の国を立て直すのは難しいんじゃないかしらん…。例えばインドの大物政治家のソニア・ガンディーさん、与党総裁を務めた方ですが、首相にはなりませんでしたが、彼女はイタリア人ですもんね。ウクライナの元首相のティモシエンコさん、彼女も女性ですが、お父さんはラトビア人、お母さんがロシア人でしょ。フランスの元大統領のサルコジさん、ユダヤとハンガリーとギリシャの血を持つ方でして、奥様はイタリア人であります。フランスで育ったのは事実ですけれど、フランス人の血が入っているとはとても謂えないでしょう。ペルーのフジモリ元大統領、フィリピンのマルコス元大統領は日系人、そして南太平洋の島々の為政者も日本の血を引いた方ばかりです。大体、トランプ大統領にしたって、元々のルーツはドイツにスコットランド、奥様はユーゴスラビアの生まれでしょ。こうなりますと、ルーツは最早、アメリカで生まれ育ち、英語を喋る事ぐらいしか無い気も致します。

此の国はかって、明治の御代には極端な高給を支払い、多くの外国人を招聘しました。其の数何と8000人を超え、国籍は多岐に渡り、軍事から教育から法律、農業に造幣に鉄道等々、様々な分野で外国の知恵を借りた訳です。此れ、日産がゴーンさんを、ソニーがストリンガーさんを、武田薬品がウェバーさんを最高責任者に置いた事と、良く似ている気がします。此れ、ローマ教皇も同様ですもんね。歴代教皇の出身地は、バチカンだけあって流石にイタリア人が多いですけれど、現在はアルゼンチンの方、先代はドイツ、先々代はポーランドであります。教皇はコンクラーベと謂う選挙によって選出される訳で、かなりダークサイドな部分もあるとは聞きますけれど、一応は国籍不問の実力主義です。

僕のこよなく愛するボクシングの世界では、完全なる実力主義です。かって、オスカー・デラ・ホーヤと謂うボクサーが居ました。バルセロナ五輪ライト級金メダリストのオリンピアン、プロに入ってからは破竹の快進撃、6階級制覇を成し遂げた偉大なチャンピオンでした。ゴールデン・ボーイの異名を持つ彼の凄味は、決して逃げない事でありまして、チャベスやトリニダード、クオーティからモズリー、バルガスにホプキンス、メイウェザーやパッキャオと、当代きっての実力者とばかり戦ったんですね。中には手痛い敗戦もありましたけれど、ボクシングの歴史に残る名ボクサーでありましょう。でね、デラ・ホーヤは、本当に多くのトレーナーを付けたんですよ。通常ですと、気心が知れたトレーナーを付けるものなんです。と申しますのは、ボクサーはリング上では孤独ですし、唯一の味方であるトレーナーとは、信頼関係が無ければ、熾烈な戦いを勝ち抜く事なぞ不可能です。さて、デラ・ホーヤとて歴戦の強者ですから、そんな事は百も承知だったと思うんですが、まァトレーナーを良く代えましたねえ。確かアマチュア時代やプロデビューの頃は、スタッフを親族で固めていた記憶があります。其れが、ライバルのお父さんや親族である、フロイド・メイウェザー・シニアやロジャー・メイウェザーをトレーナーに据えました。ボクシング界の生き字引と呼ばれた大ベテラン、白人のビル・クランシーの時代もありましたねえ。超攻撃的なクロンク・スタイルの第一人者、黒人トレーナーのエマニュエル・スチュワード。アイリッシュでありカナダ系のフレディ・ローチ。ディフェンス・マスター、プロフェッサーと呼ばれた防御を教える事の巧みなメキシカン、ヘスス・リベロ。彼らは、何れ劣らぬ名トレーナー揃いですけれど、デラ・ホーヤは勝つ為に冷徹でした。其のトレーナーのノウハウ、エッセンスを吸収したと見るや、直ぐに他の人にチェンジするんですね。僕、こういうやり方、どうにも不人情な感があり、決して好きではありません。でも、勝利のみを最優先すれば、其れも1つの選択肢なのでしょう。

僕、日本の政界においても、此の国の将来を考えるのであれば、優秀な外国人に舵取りを任せてみるのもあり、そう思うのですけれど、読者の皆様方、如何思われますか!?
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