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☂ 雨は、正しい者にも、正しくない者にも降る ☂

♪お前が好きさ おいらそれしか言えない ほかの言葉知らない だけど言葉で何が言える いくつになっても 上手くは喋れない 唄うのはいつも つまらないラブ・ソング♪、は~あ…。これ、RCサクセションの名曲、「たとえばこんなラブ・ソング」の一節なんですが、本当に言葉って難しいですよね…。僕、常に一所懸命喋っている心算なんですが、上手く行かない事もあったりして、でもまあそれも、自分の未熟さと不徳の致す処、前を向いて頑張ります!

という訳で、気分を変えて、久方振りに去年新譜が出た、マライア・キャリーをかけてみました。アット・ハー・ベストは、少々古いですが、やはり「エモーションズ」かと思います。♪あなたは私の心を揺さぶるわ 夢見るよりも深く あなたは私の心を強く揺さぶるわ 空よりも高く 朝に起きて一番に感じるのはあなた 夜中には隣のあなたの鼓動を感じる 私に優しく触れるあなた あなたは本当にいるの? でもこの感覚が好き 何だか溢れて来るの♪、朝から激しい歌詞で恐縮ですが、外人さんはストレートですよね~♡彼女の歌手としての凄味を感じ、そしてこちらも楽しくなるのは、この曲では、所謂ホイッスル・ヴォイスを多用しているんですね。人が超高音域で声を出すと、笛の音の様な音になるんですが、これが読んで字の如し、ホイッスル・ヴォイスであります。極々一部の優れた歌手なら、この超高音域を出せるんですが、彼女が凄いのは、ホイッスルでメロディを唄える事でして、世界広しと雖も、これはマライアだけなんじゃないかなあ。そして、自分も歌っていて楽しいんでしょうね、最後はマライアも快活に笑い始めまして、聴いている方も、思わずヴォリュームを上げたくなります。

閑話休題、或るスタッフの方と話していましたら、「自分はあんまり漫画に詳しくないんですが、周りが皆読んでいるんで、チャレンジしようと思います。何かお勧めはありませんか?」と聞かれました。うう~ん、漫画の神様、手塚治虫先生を筆頭に、ちばてつや先生に石ノ森章太郎先生、里中満智子先生に楳図かずお先生、「バガボンド」に「軍鶏」、「アカギ」に「おかゆネコ」、そりゃあまあ色々あるよ、と伝えました。日本の漫画のレベルは世界一ですもんね~。これから様々な漫画を読めるなんて、羨ましい限りです。でね、僕、その話をしていて、ふと思い出したんですが、世界的な漫画にしても、ダーク・サイドがあるんですよね。あんまり皆さんご存じないんじゃないかしら、そう思いまして、今日はそのお話を。

僕、幼い頃は身体が弱く偏食、学校も休みがちだったんです。肺炎と肋膜炎を併発、1学期丸々休んだりして、医師だった父は、僕に高額な注射をするのを渋り、「このケチ医者!藪!」と、母から往復ビンタを喰らったりしていたんですね。結局はその注射をされて非常に効きましたし、心配した母が、病後に毎日1㌔泳がせたり、食事にも随分気を使ってくれて、みるみるうちに回復したんですが、僕、ほうれん草だけは大の苦手だったんですよ。そうしましたら、「たかし、ほうれん草を食べたらポパイになれるわよッ!」「うん!」、それですっかり好物になりまして何よりでした。さて、そのポパイ、謂わずと知れた、全世界での人気漫画ですよね。でも実は第二次世界大戦中は、反日であり反独、ポパイが日本やドイツをやっつけるアニメ作品が非常に多いんですよ。アメリカ側のプロパガンダとして、ポパイが天皇やヒトラーをぶん殴ってしまうんですから、いやはや何とも、幾ら戦時中とは言え、とんでもない内容ではあります。そうそう、ディズニーも全く同じなんですよ。戦時中は、ミッキーが戦闘機に乗って日本を攻撃したり、ドナルドがヒトラーや天皇陛下を嘲笑したり、最近のディズニー・ファンには衝撃の映像かもしれません。YOU TUBEで、「ポパイ 反日」、或いは「ミッキー 戦時中」と入力すれば、幾らでもその動画が見られますよ。ただ、僕も大ファンである、ワンちゃんのグーフィーは、何時も素直で呑気、常にグフグフと笑っておりまして、これには救われる思いがしたものです。

でもね、武士は相身互いと申しますか、日本も決してアメリカを悪く言えません。大ヒット漫画の「のらくろ」にしたって、これは思い切り軍隊の話ですもんね。のらくろ君が属するのは猛犬連隊でありまして、これが日本軍となります。相手は猿だったりゴリラだったり、熊や蛙の軍隊も登場した記憶がありますけれど、これらは中国やソ連の象徴なんですね。そうそう、凄いのは、「桃太郎の海鷲」、という日本初のアニメ映画です。これも、戦時中に造られたものなんですが、桃太郎さんが、戦闘機の大群を率い、鬼が島を空襲する、という内容なんですね。勿論、日本海軍のハワイ攻撃をそのままアニメにした様なものでして、鬼=米軍、という訳です。時代は下がりまして、これは漫画ではありませんけれど、「ウルトラマン」ってありますよね。これ、複数の脚本家がチームを組んで、シナリオを書いていたんですね。そのメンバーは、沖縄で米軍基地の側で育った方や、満州から悲惨な引き揚げ体験があったりして、「ウルトラマン」では、戦争や差別といった、人生の暗い影を感じさせる話が、しばしばあるんですね。

そうそう、僕も大好きですが、「ムーミン」ってありますよね。ムーミンって、カバなのか何だか良く分かりません。それは兎も角、作中、ニョロニョロというキャラクターが登場するんですが、皆様ご記憶にありますでしょうか。耳が聞こえず口もきかず、ただひたすらに大群で群れており、永遠に彷徨い続ける、不気味な生き物なんですね。これ、作者のトーベ・ヤンソンさんはフィンランドのお生まれなんですが、彼女が20歳を過ぎた頃、ソ連の大軍が2度、祖国に攻め込んで来ました。フィンランドは寡兵と旧式な武器ながらも、何とか独立を保ったのですが、ヤンソンさんは、ソ連軍の襲来を決して忘れなかったのです。このソ連軍の忌まわしい記憶が、筆者は黙して語らなかったそうですが、ムーミンでニョロニョロとして表れた、と言われています。

これは戦争ではありませんが、これまた全世界で大ヒットした「スヌーピー」ってありますよね。この漫画も哀しい逸話がありまして、スヌーピーの飼い主で、チャーリー・ブラウンって子供が居るのをご存じでしょうか!?因みに僕は、いつも毛布を持っている、ライナス君が好きでした。さて、このチャーリー君、主役の1人なんですが、冴えない容姿、人から愛されないという不安、女性には決してモテずシニカルな言動、イジメの対象であり、スポーツは不得手、不器用で卑屈、でも心は優しいというキャラクターなんですね。作者曰く、「このチャーリー・ブラウンは自分の分身なんだ」との由でして、己の辛かった青春時代を投影して、それが全世界で大ヒットしたんですから、人生って分からないものです。

何だか今日は、漫画の話に終始しまして大変恐縮です。でも、漫画に限らず、映画でも絵画でもスポーツでも、その背景を知れば知る程、その世界をより深く楽しめると思いますよ!よし、では、スヌーピーに因んで、今日のお八つはピーナッツにしようかな!?
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