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♪ NO MUSIC NO LIFE ♪

「アンタ、気付くのが遅いんすよ!何ですか今頃!」と親友のMさんに怒られそうですが、GRIM SPANKYという男女のロック・ユニット、悪くないですね♪何でも、CMで火が付いて、デビューしたばかりだそうですが、昭和の匂いがして、60年代のオールド・ロックのエッセンスがありました。僕の様な古株のロック・ファンには郷愁を感じさせますけれど、若い方にはかえって新鮮かもしれませんね。ボーカルのお姐さん、椎名林檎と金子マリと藤圭子が合わさった感じ、何だかアンニュイなんですが、歌声は骨太ながらハスキー、大変結構であります。60年代を代表するロック・アイコンであり、20代で夭折した伝説の歌姫、ジャニス・ジョプリンの move over、という古の名曲をカヴァーしている映像をYOU TUBEで見ましたけれど、これがまた生き写しの様、全く以って瓜二つで驚きましたし、ご自身の曲よりもインパクトがありました♪しかし、このお姐さん、未だ20代の筈、ジャニスをリアル・タイムで聴いている訳も無く、凄腕の仕掛け人のプロデューサーでも居るんでしょうね~。相方のお兄さんも、これまた容姿が粋な感じで60年代風、多分ギブソンと思いますが、中々ブルージーで粘りつく様なギター演奏でして、ジミヘンとか好きそうだなあ…。ただ、彼らの真価が問われるのはこれからでしょう。日本のロック・シーンって、幾ら才能に恵まれていても、売れるまで10年掛かるなぞザラなんです。昨日の拙ブログのテーマとも繋がりますけれど、ダサい奴等が多いですからね、カッコ良すぎても、皆が理解出来なかったりする事が往々にしてありまして、日本のロックは、才能ある若者達が死屍累々、という哀しい歴史が何十年と続いています…。

さて、最近、僕のオフィスでハード・プレイ、へヴィー・ローテーションしているのは、これまた古くて恐縮なんですが、ドゥー・ワップなんですよ♪CDを色々と整理していましたら、沢山出て来まして、僕、元々、60年代の泥臭いリズムの強いR&B、スタックスやチェスといったレーベルは勿論の事、特にアトランティック・レコードをこよなく愛しているものですから、連日その手の音がオフィスで鳴っておりまして、誠に楽しい限りです。さて、ドゥー・ワップと言いますと、メロディを担うリード・ヴォーカル、低音部のベース、中低音部はバリトン、高音がテナー、の4人で構成されるんですね。ザ・ドリフターズ、ザ・コースターズとなると通好みですが、フランキー・ヴァリのフォー・シーズンズや、ダイアナ・ロスがいたシュープリームスや、マイケル・ジャクソンがいたジャクソン5となりますと、地球規模で爆発的に売れた、と言えるでしょう。そうそう、これは殆ど最近のグループですが、ビヨンセが率いていたディスティニーズ・チャイルドだって、現代風にアレンジした、ドゥー・ワップ・グループと言えるでしょう。我が日本を代表するドゥー・ワップは、謂わずと知れたシャネルズ、ラッツ&スターですよね♪

これらのグループは、何れも大ヒット・ナンバーを持ち歌にし、「思わずヴォリュームを上げたくなり、身体の何処かが自然と動き出す」という優れたポップ・ソングの特徴を兼ね備えています。でもね、僕、国籍や性別を超えた、彼らの共通項にハタと気付いたんですよ。それは、皆さん何れも貧しい地域に育ち、仲間同士の結束が血の絆にも勝る、という事でありました。ラッツ&スターは東京の大森の工業地帯の出身、旋盤工やトラックの運転手や海苔の販売をしながら唄っていたんですね。フランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズも、ニュージャージーの貧民街の生まれです。シュープリームスは、デトロイトですから、所謂モーターシティ、自動車工場と全米有数の犯罪の街として知られています。ジャクソン5はインディアナ州ゲーリーの出身ですから、ここは製鉄の街なんですね。皆さん、決してホワイト・カラーでは無くブルー・カラー、そこではお互いに助け合わなくては、日々の暮らしも大変だったでしょうし、たった1つのパンをグループの皆で分け、水で流し込んだ事もあったでしょう。ですからね、国籍や性別は関係無く、夫々のグループの辿る軌跡が、酷似しているんです。即ち、貧しい中、皆で一致団結、協力してスターになると。そして、大成功を収めた後、お金や異性やドラッグの問題で大喧嘩をし、解散してしまうんですが、メンバー同士は堅い絆で結ばれ、友人関係は終生変わらないんですね。これ、フォー・シーズンズもラッツ&スターも全く同じであります。また、幾ら喧嘩をして解散の憂き目に遭っても、その絆があるからこそ、彼らのハーモニーがより美しく聴こえるのかもしれませんね。

そうそう、これ、近代音楽史を見れば一目瞭然なんですが、新たな演奏スタイルは、必ずと言って良い程、抑圧された側、労働者層から生まれて来ます。先に紹介したドゥー・ワップは、元々は黒人奴隷達の礼拝の歌、ゴスペルから来た物です。必要な物は、声だけで良いんですから、貧乏だって出来ますよね。そうそう、ロック・ミュージックのご先祖様とも言えるのが、スキッフル、と呼ばれた音楽なんですね。これ、20世紀初頭に生まれたんですが、打楽器はウオッシュ・ボード、即ち洗濯板を引っ掻いたり、栓抜きで叩いてリズムを取りました。ベースは、バケツに木の枝を取り付け弦を張ります。ギターは、煙草を詰める大きな四角い箱に穴を開けて作るんです。ヒップ・ホップやラップにしてもまた然りでありまして、これはレコードとターン・テーブルと自分の声さえあれば、誰でも出来ますもんね。

人が、音楽を通じて己を自由に表現したい、という本能、これは誰にも止められないんだなあ、と僕、スキッフルの手製の楽器達の画像を見ながら、ふと涙が滲む思いでした。今の日本政府は、何かにつけて、秘密保護法案だ、国民総背番号制だ、とやたらと僕達の自由を縛りたがり、権力側から見て危険と思われる物を排除しようとします。でもね、人は表現をする生き物です。それを法律で規制するなんて、全くの愚行でしょう。美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」にせよ、忌野清志郎さんの反原発ソングにせよ、優れた芸術作品は、政府の意向なぞを大きく飛び越えて、必ず後世に残るんです。僕、国会議事堂前で開かれた、反原発デモに参加した事がありますけれど、其処では、清志郎さんの音楽が常に鳴り、皆が手拍子をしたり、口ずさんだりしていましたよ♪それを、警官どもが、忌々しげに見て、僕達市民--優に1万を超えていました。--を勝手にビデオ撮影していまして、お返しに僕も写メを撮ってやりゃあ良かったです。

人類最古の楽器、それは約4万年前の旧石器時代に造られたと謂われています。ドイツ北西部の洞窟から、マンモスの牙を加工して作った笛が出土しまして、見事に美しい音色が鳴ったとか。この笛を使い、皆で楽しみ、一族の結束を高めたのでは、という事でした。タワー・レコードの素晴らしいキャッチ・フレーズ、NO MUSIC NO LIFE、これが数万年前からの人類の悠久たる歴史なんですよね。かって、サザン・オールスターズが、安部政権を揶揄した歌を唄ったら、謝罪させられた訳でしょ。ホント、器の小さい詰まらん男が総理をやってますよ!大宰相たらんと思うならば、少々の批判は、当意即妙なジョークで切り返すか、笑って聞き流すのが大人ってもんでしょう。下種で野暮天であか抜けない、嫌な野郎だなァ、全く…。とりあえず、清志郎のサマー・タイム・ブルースでも聴いて、反省しなさい!
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