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大甲子園

「民衆の中へ」というムーヴメントが、かってロシア革命の際に盛んに行われました。これ、読んで字の如しでありまして、革命家達が農村や山村に入りまして、現政権が如何に間違っているかを切々と訴えるという、謂わば直接民主制に近いやり方であります。僕、ロシア革命の様な共産主義は大嫌いですけれど、この直接民主主義にはシンパシーを覚えます。「山本太郎と生活の党となかまたち」でしたっけ、この党名は流石にちょっと如何かと思いますけれど、来月辺りかな、先の「民衆の中へ」を地で行く運動を手掛けるそうです。小沢・山本の両党首が、新橋や新宿や池袋等々、繁華街で会見を行い、道行く人々の疑問や意見にも、その場で答えるそうでして、僕、これって大変結構な事だと思います。今のTVにしても新聞にしても、安部からの執拗な圧力が掛かっちゃって、強いバイアスがあり、如何しようもありません。最近、或る報道関係の方と少し話す機会がありまして、僕、思い切って聞いてみたんですよ。「福島の報道において、自主規制とかはされたりしないんですか?」と問いましたら、案の定、「被災地は余りに酷い惨状でして、流せない映像も確かにありました。」ですって。暫く前にも、全く別の筋の報道系の方に聞きましたら、ニュアンスは少し異なりましたが、殆ど同じ様なお答えでした。こんないい加減な政府やマスコミはもう要らないでしょ、嘘ばっかり付いてねえ…。そしてね、これはさっき、ネットで或るブロガーの人が紹介していましたけれど、山手線で、安部批判のステッカーが沢山貼られているとか。僕、その画像を見ましたけれど、「頭が幼稚な安部総理」と書かれておりました。これ、恐らく犯罪行為であり、違法と思いますが、TVや新聞では、日本人皆が安部支持の様な報道がされています。ところがつい先日も、万を超す人々による、総理官邸前での反原発デモがあったそうですし、どうやら安部支持じゃない方々も沢山居そうですね!?

閑話休題、いよいよ球春到来、甲子園の選抜大会も始まりまして、これが終わればプロ野球開幕であります。野球ファンの僕にとっては、血沸き肉躍る楽しい季節なんですね。今日は選抜大会3日目、その第2試合で、県岐阜商業の高橋君という投手が登場します。僕、YOU TUBEで既に見ましたけれど、日米14球団が視察に来るという逸材なんですね。うん、ほんの少し担いで投げる感はありますけれど、立派な体躯ですし、肘は柔らかく使えていますし、最速152㌔の球威も素晴らしく、ドラフト1位は間違いありません。話はずれますが、今年のアマ球界は大学生にも逸材が多く、明治の上原投手に高山外野手、立教の大城内野手、慶應の谷田外野手、駒沢の今永投手、ここら辺はやはり1位指名でしょうねえ。僕が阪神のスカウトならば、チームに外野手が多いのは承知の上で、明治の高山君を指名します。やはり、その年の一番良い選手を獲る事が、チーム強化の近道でしょう!我流の阪神タイガースの選手編成案なんて、どなたも興味が無いでしょうから、話を戻しますね。さて、昨日の選抜大会では、優勝候補の仙台育英高が登場、快勝したのですが、ここのエース、佐藤君も中々の好投手でしたが、新聞各紙でも報道されていますが、この試合の最大の注目は、二塁の審判だったんですね。

その二塁の塁審を務めたのは、31歳のスジーワ・ウィジャヤナーヤカさんでありまして、スリランカのご出身だとか。スジーワさんは、スリランカで野球を始め、20歳で同国代表チームのエースになった程の才能の持ち主でした。ところが、同地では野球はマイナー・スポーツですから、判定がかなり大雑把でいい加減だったそうなんですね。「競技のレベルを上げるには、審判の質の向上が先ずは大事だ。」と一念発起、カナダで開かれた野球国際審判講習会に参加、それにも飽き足らず、大分は別府にある立命館アジア太平洋大に入学、観光分野の経営学を学びながら、母国に野球道具を送る活動を始めたそうなんです。卒業後は福岡のホテルに就職、国際審判免許を取得、そして福岡県高校野球連盟の面接を受ける事と相成ります。野球連盟の理事長さんは、「外国人の審判は聞いた事が無かったが、並々ならぬやる気を感じた。」という事でありまして見事一発合格、その努力と研鑽の甲斐あって、昨日とうとう甲子園のグラウンドに立った次第なんですね。31歳の若さのスジーワさん、スリランカ初の球場建設をも成し遂げたそうで、将来の夢は、「野球ほど素晴らしいスポーツを他に知らない。審判としてアジア全域の野球界で活躍出来る様に努力したい。そしてその野球を通じ、スリランカ、日本、そして世界の平和に貢献したい。」ですって。その気高い意気や誠に良し、素晴らしい好青年と思いますし、同世代の日本人男性より、余程志が高い気がしてなりません。僕を含めて、日本男児もスジーワさんに負けずに頑張らなくては!!

さて、そのスジーワさんの母国であるスリランカ、インド洋に浮かぶ島国でありまして、所謂セイロン・ティーや、大変親日的な事でも有名ですよね。何故親日的になったかと申しますと、これ、ご多分に漏れず、東南アジア諸国と同様でありまして、このスリランカという国も、長い間、欧州の列強、特にイングランドの植民地だったんですね。第二次世界大戦において、日本軍がその欧州各国をアジアから駆逐した故に、自分達は独立出来たという訳で、それが親日的な由縁であります。このスリランカ、仏教国でもあり温順な人柄の人達が殆どであり、高温多湿ではありますが気候もインド程は暑くなく、経済も農業も中々順調、というお国柄なんですね。ただ、この穏和なスリランカの人々も、つい最近まで、四半世紀に続く内戦で苦しんでおりました。その最大の理由は、卑劣なアングロサクソンのイングランド人の所為でありまして、この国は大昔から、2つの部族が仲良く暮らしていたんですよ。ところが、イングランドやアメリカの植民地支配の常套手段なんですが、対立するグループの1つに強く肩入れするんですね。そうしますと、同じ国民なのに自然と対立関係になりますから、統治者に矛先が向かわず、支配する側には大変都合が良いという訳なんです。ホント、嫌な奴ら…。

さてさて、1983年から、2009年まで26年続いたこの内戦、その仲裁役となり、和平へと導いたのは、北欧の王国であるノルウェーでした。インド洋に浮かぶスリランカと酷寒の地の雪国のノルウェー、全く関係はありません。ところがこのノルウェー、小国ながら、大変な外交上手として、広く知られております。中東の和平交渉にも大きく寄与--途中からアメリカが割り込んで来ておかしくなりましたが…。--しましたし、自国とロシアの間で領海問題が半世紀続いていましたが、あの強面のプーチンを相手に、見事話をまとめてしまいました。ノーベル賞はスウェーデン人が選びますが、その中で平和賞だけはノルウェー人が選出する、という歴史がありまして、国是として平和主義、という強い目的意識が根底にある事が、交渉上手の一因と思われます。だってね、初代国連事務総長はノルウェーの方ですし、中国の猛反発を尻目に何処吹く風、反中国の活動家や、チベットのダライ・ラマさんにノーベル平和賞を授与しましたもんね。

そしてね、対人地雷の撤去や軍縮、人権や民主主義の推進、女性の社会的参加に安全保障、こういった地道な国際活動に関しては、ノルウェーは他の追随を許しません。僕ね、これは、ノルウェーの人々の成り立ちに起因する処が大きい様に感じます。と申しますのは、この北欧の小国は、併合に分裂に支配に被支配と、その集合離散を十数世紀繰り返し、戦争はもうこりごりだ、と国民全員が心底から思ったからでしょう。そして、その厳しい寒さも、忍耐強さに拍車を掛けたに違いありません。面白い例として、ノルウェーは決してサッカー強国ではありません。ワールド・カップ出場は僅か3度であります。ところが、世界に冠たるサッカー強国のブラジルに負けた事が無いんですね。ノルウェーの通算2勝2分でありまして、自分達の屈強な身体と高身長と組織力を活かし、守りに守り耐え抜き、一瞬のチャンスで王者ブラジルを屠る、という戦いぶりに、感心した覚えがあります。

平和とは、自らの手と弛まぬ努力で勝ち取るもの、僕はそう思いますし、今の好戦的な日本よりも、ノルウェーに学ぶ処は多い様に思いますが、安部チャン、君はどう思うよ!?
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