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赤ひげ診療譚

読者の皆様、おはようございますm(__)m。大分にお住みの方はお気付きになられたと思いますが、いやはや何とも、昨晩から凄まじい霧でしたね~。五里霧中、という四字熟語が直ぐに頭に浮かびまして、本当に数十㍍先が見えないんですよ。朝まだき、愛犬を連れ、トボトボと歩いていたのですけれど、何だか物の怪とか妖怪でも出そうな雰囲気でして、早々に退散しました。言葉通りの将に濃霧でありまして、僕、サンフランシスコに行った時の事を思い出しましたねえ。彼の地は、海と渓谷と地中海性気候が相俟って、非常に霧が出易い処でありまして、朝靄に包まれたゴールデン・ゲイト・ブリッジなぞ、非常に幻想的でして、暫し見入ってしまったものです。ヒッチコックの名画「めまい」では、ミステリアス・キムと呼ばれた、グラマラスで妖艶な女優、キム・ノヴァク--またね、本作での彼女のスーツ姿は素晴らしいの一言です。黒のイブニング・ドレス、モス・グリーンのテイラード・スーツ、タイトなグレーのスーツ、いやあ、どれもセクシーで品があり、とっても素敵です。色の白いは七難隠す、純白の肌に金髪がまた映えるんですね~。ファッションにご興味のある方には必見かと。--の好演が印象に残りますけれど、実はこの映画、50年代のサンフランシスコが舞台なんですね。舐める様に丁寧なカメラ・ワークと言いますか、この坂の多い街の魅力がフィルムに焼き付けられ、永久保存された感があり、ここには如何しても行きたい!と幼い頃の僕は強く思い、20歳を過ぎて漸く、サンフランシスコを訪れる事が出来た、という次第です。

ところで、作家の松本清張先生がお好きだったのが霧なんですね。「霧の旗」「日本の黒い霧」「霧の会議」といった諸作品は勿論の事、挙句の果てには、ご自身の映画製作会社が、霧プロダクション、であります。清張先生と言えば、幾多の大ヒット作と、おかずの要らない唇を持ち、先のキム・ノヴァクの様な色白グラマー美人は必ず殺されるというルサンチマンぶりで有名ですけれど、ご自身が疑問に思った事に対しては、執拗なまでの取材で、タブーに囚われず書ききった事が、僕、最も素晴らしいと思います。こういう骨太な作家や、硬派なジャーナリストが本当に少なくなりました。と申しますのは、ニューヨーク・タイムズ東京支局長であり、来日12年になるマーティン・ファクラー氏がいみじくも看破しましたけれど、最近の日本のマスコミって、「大新聞は国民を見下している。政府と同じ1つの見方しかしない。」ですって。僕も全く同感です。

それを痛感しましたのは、鳩山元総理のクリミア訪問です。クリミアとは、黒海にある半島の先端にある、通運や経済や軍事の要衝ですけれど、古来からこの地は、様々な政権に支配され、長い長い戦乱が続いて来た、謂わば血塗られた場所なんですね。古くはローマ帝国に始まり、余りに複雑過ぎて以下は順不同ですが、中央アジアの各国、イタリアにドイツにモンゴル、フランスにイングランドにロシア、忘れてました、トルコもいました、と支配者が変わり続け、つい最近漸く、ウクライナに帰属した形なんです。歴史的因縁に宗教--イスラムにロシア正教にカソリックにプロテスタントが入り乱れています。--に人種に文化も慣習も絡み、余りに複雑怪奇、僕、この地については何ともコメント出来ません。そこで鳩山元総理がクリミアに赴き、「クリミアのロシア編入は、ウクライナの憲法に法り、合法的に行われた。この事実を日本人は知らない。多くの日本人が、間違った情報に踊らされている。」と発言しました。それに対し罵詈雑言、非難轟々でありまして、「総理まで経験した方が余りに軽率」「日本人ではなくなった」「宇宙人と呼ばれているんだから、ソユーズに乗せてもらって、宇宙に打ち上げて貰いたい」、挙句の果てに、アメリカからは、「外交的に信じられない事だ。彼はクレイジーな人物としか言いようがない。」ですって!?

まあねえ、この鳩山さん、ご兄弟--弟は弟で、「友達の友達がアルカイダ」って言ってましたよね…。--揃って馬と鹿と仲良しと言いますか、大層浮世離れしていますし、決してずば抜けた政治家とは言えないでしょう。優れた総理だった、とはとても思えませんよね。でもね、このクリミアの問題に関しては、判官贔屓かもしれませんが、僕、鳩山側に立ちたいですねえ。先ず、鳩山さんを非難する側が、余りに感情的になっているという事があります。議論をする際、感情的になるというのは、弱点を突かれた場合が殆どなんですよね。特にアメリカさんよう、駄目人間かもしれませんが、仮にも同盟国の元総理に対し、クレイジーとは酷過ぎませんか!?もう1つ、鳩山に反対している側は、一面でしか物事を見ておりません。僕、残念だなあ、と思いますのは、クリミアの歴史的経緯について、TVや新聞が詳細に解説したの?という事なんですよ。先に触れた経過を知っていれば、アメリカの言い分って、少々一方的なんじゃないか、そう感じる方が多いと思いますよ。

この様な暴力や戦乱が続く処にこそ、日本人の出番があるんじゃないか、僕、医療人の端くれとして、そう思うんですよ。人類の歴史って、謂わば病気や怪我との戦いだった訳ですよね。太古の時代は、栄養失調や骨折で命を落としていたでしょうが、それがコレラやペストや梅毒になり、スペイン風邪--1918年のインフルエンザの世界初のパンデミックですね。1億人が亡くなられたそうです--があり脚気があり結核があり、そして現在の癌でありエイズであり認知症な訳ですよね。僕が病院関係者だから言う訳じゃありませんが、「優れた日本の医療で、世界の病んだ人々を救おう。それこそが親善外交であり、平和外交である。」という事なんです!

以前の拙ブログで、統合失調症や鬱病が血液検査で分かる様になった、と書きましたけれど、これは日本の広島大のドクターに依る世紀の大発見なんですね。そして、同じく広島大の整形の先生方が、今度は膝の軟骨の治療に、磁石を使って細胞を移植する、という手術を進めています。何でも、腰の骨から骨髄液を取り、軟骨の元になる幹細胞を増やし、鉄粉をその中に封じ込めるとか。患部に磁石を置き、幹細胞を患部に引きつけながら注入するそうなんですね。そして、2010年のノーベル化学賞受賞の根岸英一先生が、様々なビタミンや医薬品の原料を、効率良く合成する技術を開発したとか。従来のやり方ですと、合成した際にどうしても違うものが混じり合う為、何度も精製を繰り返す必要があるそうなんですね。それが、根岸先生の新技術ですと、一回の合成でドンピシャリ、99・9999㌫の純度で成功なんですって!

そしてね、珍しく日本政府も良い事するじゃん、と褒めてつかわしましょう。「日本医療センター」を諸外国に設置、途上国での医療面での貢献を進めて行く考えだそうです。第一弾のロシアを皮切りに、カンボジアやキューバと提携する由なんですね。特にキューバは、総合診療や予防学については世界に冠たるものがありますから、両国にとって、win-winの関係が築けるんじゃないでしょうか。そしてね、この様な優れた医療を世界中に提供しようという日本に、攻め込もうと考える国は少なくなる筈です。もし日本に戦争を仕掛けたら、国際的な非難を浴びる事は必定ですもんね。理想的に過ぎるかもしれませんが、これこそが平和外交じゃないかしらん。ところで、キューバとの医療提携は2016年にスタートするそうですから、うちの職員の希望者を募り、是非皆で視察に行こうっと!!
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