FC2ブログ

ruby tuesday

イスラム国の日本人人質がどうなるのかは皆目分からず五里霧中、そしてギリシャでは政権交代がありました。大手マスコミはちっとも報道しませんけれど、沖縄では辺野古基地の建設で、警察と住民が衝突している様です。ちっとも世界は平和にならないな~、許容と忍耐と受容、そして愛さえあれば、と思うのですけれど、難しいですねえ…。

さて僕、最近は何故かローリング・ストーンズを良く聴いておりまして、高校時代・20代半ばに続く3度目のマイ・ブームの到来です♪「そんな古臭いのはいい加減に止めて、『チームしゃちほこ』か『私立恵比寿中学』か『たこやきレインボー』を聴きなさい!!」と、親友のMさんに叱られそうではあります。Mさん、アイドル・グループをちっとも聴かなくてごめんねm(__)m。

ストーンズと言えば、もう半世紀以上、ミュージック・シーンのトップを行く王道のロック・バンドであります。ブラウン・シュガーにサティスファクション、アンジーにシンパシー・フォー・ザ・デビル、ストリート・ファイティング・マンにミス・ユー、世界的な大ヒットナンバーも多いですよね。僕、ストーンズは見ていませんが、今、テニスの全豪オープンが開催中のオーストラリアはメルボルンで、ミック・ジャガーのライブは行った事があります。大変な盛り上がりでして、往復の電車に乗るのが精一杯でしたが、ミックご本人は相当小さいんですよ。ステージから消え、客席の通路を通るという演出があったのですけれど、直ぐ側をミックが通り、絶叫したんですが、僕より明らかに背が低かったですから、165㌢あるか無いかでしょうねえ。

それはさておき、このストーンズ、初期の10年とそれ以降では、明らかに音楽のテイストに変化が見られます。初期の10年は、ブルーズが根っこにしっかりとあり、文学的で繊細な味わいもあるバンドでした。1970年代に入ってからは、勿論ロックやブルーズが本質ではあるんですが、その時その時の流行りの音、例えばレゲエやディスコ調ですね、それらを取り入れたパーマネントなバンドと言うか、より商業主義的で現実的な匂いが強くなりました。実はこの大きな変化、或るメンバーの脱退によるものなんですね。実はこのローリング・ストーンズを造ったのは、ミック・ジャガーやキース・リチャーズでは無く、初代リーダーのブライアン・ジョーンズという人物だったのです。という訳で、今日は僕もファンである、今ではもう忘れ去られた、ブライアン・ジョーンズのお話を。

このブライアン、そうですねえ、天才というより鬼才の呼び名がぴったり来ます。世界のロック・シーン初のマルチ・プレイヤーでありまして、兎に角、どんな楽器でも弾きこなしちゃうんですよ。それも、初見の楽器でも、30分あれば大丈夫というんですから、何だかモーツァルトの様ですが、実際IQも相当高かったそうです。1967年リリースのアルバムの「ビトゥィーン・ザ・バトンズ」では、カズー・バンジョー・トロンボーン・トランペット・ピアノを演奏。同じ年に発表されたアルバムの「サタニック・マジェスティーズ」では、メロトロンにサックスにフルート。あ、聞き慣れない楽器は後でまとめてご紹介しますね~。ブルース・ハープの上手さが光るのは「ノット・フェイド・アウェイ」。「レディ・ジェーン」のダルシマー。「ペイント・イット・ブラック」ではシタール。「リトル・レッド・ルースター」のスライド・ギター。そして、今、僕のオフィスでかけていますのが、「アンダー・マイ・サム」でのマリンバ、これが妙にクールでスタイリッシュなんですよね♪1960年代屈指のアレンジャーだったと言えましょう。作曲には余り興味が無かった様ですが、最近、ストーンズの代表曲の「ルビー・チューズディ」を筆頭に、幾つかの曲を手掛けた事が分かっています。

さてさて、カズーはアフリカの笛の様な物。そしてバンジョーは、アフリカからもたらされアメリカで改良された弦楽器です。メロトロンはオルガンの一種。ブルース・ハープはハーモニカ。ダルシマーは大型の琴でしょうか。シタールはインドの19弦ギター。僕、インドに行った時、友人にこのシタールをお土産に買いまして、道中弾いてみたんですが、大体、弦が多過ぎてチューニングからしてちんぷんかんぷん、よくまあこんなの弾けるなあ、と感心しました。そしてスライド・ギターとは、指に棒の筒状の物を付け、スライドさせて演奏する奏法です。最後にマリンバですが、これは木琴の一種ですね。

ブライアンの全盛期と言えば、1960年代の半ばですから、情報量も今より格段に少ない訳で、よくまあこれだけの楽器を弾きこなせたと、それだけで感心するんですよ。勿論、本職のギターも達者でありまして、エリック・クラプトンまでは行かないにしても、キース・リチャーズやジョージ・ハリスンよりは数段上でしょう。そしてね、使うギターもまあお洒落でして、イングランドのVOXというメーカーの、丸っこいフォルムの物なんです。そうですねえ、近年の日本のバンドでは傑出してカッコ良かった、椎名林檎ちゃん♡率いる東京事変のギタリストが、このVOXを使っていました。また、ブライアンは何を着ても似合うんですよ~。60年代UK風の細見のスタイリッシュなスーツ。黒のタートルネックに赤のチノパン。ボーダーに水玉にペイズリーのシャツ。様々な帽子。千鳥格子のジャケット。当時のロック・アイコンであり、ローリング・ストーンズのリーダーであるカリスマ性がありました。

ブライアンの運命が暗転するのは、メンバーとの音楽性の違いが明らかになり、孤立し始めた事でしょうか。その孤独感からか、ドラッグに走り、恋人もメンバーに寝取られてしまい、そして、自分が立ち上げたバンドなのに、追放されてしまうんですね…。メンバーはオリジナル・ソングでもっとレコードを売ろう、という姿勢でありまして、これはこれで間違っていません。ブライアンは、売る事よりも本物の音楽を聴いて貰おう、というスタイルだったんですね。これもまた正しいと僕は思います。勿論、今のローリング・ストーンズは、或る意味ロック史上最大の成功を収めたバンドです。僕も大好きです。ただ、エンターテイメントと芸術性が共存出来れば、もっともっと素晴らしい音楽が出来た気がしてならないんですよ。ブライアンが居たらどうなっていただろうと思いますし、音楽の質が落ちれば、お客さんも、バンド・メンバーも、レコード会社も、誰一人得をしないですよね。

ドラッグに溺れたリーダーを追放するのは容易い事で、勿論それまでにはメンバー同士で長く深く苦しく辛い葛藤があったんでしょうが、リハビリ施設に入れるとか、何らかの穏和な解決法があったと思うんですけどねえ…。

と申しますのも、ソロになったブライアンの遺作となった、「ジャジューカ」という作品があるんです。このアルバム、何と北アフリカのモロッコの民族音楽を録音、それに大幅にアレンジを施したものでして、大変な異色作であります。なんて言うんですかねえ、非常に独特で、単調なリズムの繰り返しがどんどん変化し、ナチュラル・ハイになる感じでして、ブライアンが生きていたら、凄腕のプロデューサーになっただろうなあ、と思わせる遺作でした。

ともあれ、例え音楽性の違いや、今の世ならば宗教上の対立があったにせよ、元は同じ人間じゃありませんか。良い音楽を造ろう、平和な世の中にしよう、という原点には変わりは無い筈で、僕、楽天的と言われるでしょうが、愛さえあれば、きっと解決出来る、そう信じてやみません。どうか、1日も早く、平和な世の中が来ます様に。

さて、これから色々と大きな仕事が待ち構えておりまして、今日も精一杯頑張って来ます!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR