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人生意気に感ず、功名誰か論ぜん

水曜深更、朧月夜を愛でつつ床に就いた折、暫くし悪寒に襲われ、驚愕す。インフルエンザなる流行り病に罹患した様子也。余りに急なる体温の上昇、意識混濁する事甚し。余の心境は、宮沢賢治の詞、「永訣の朝」の妹の如く、あめゆじゅうとてちてけんじゃ、に近きものなりき。余はなすすべも無く、呆然と天を仰ぎ、ひたすら嘆息するばかり也。昨日より、ようよう床から這い出て、蜜柑金柑凸柑等を食し、漸く乾きを癒せり。これ将に甘露の一滴也。祖宗の地、宇佐の墓参に行きたし願いは山々なれど、余りの寒気と病み上がり故、断腸の思いで断念す。

いやあ、皆様、ご心配をお掛けしましたm(_)m。いきなりのインチキ文語体で恐縮です。今月は寒い中に出張や会合等も多く、免疫力が相当落ちていたんですね。数日間、酷い高熱で苦しみましたけれど、タミフルって効くんですね~。僕の体調そのものがおかしかった所為か、何だか体温が下がり過ぎ、35℃ぐらいにまでなりまして、妙に不安になりましたけれど、どうにか平熱に戻り、一安心ではあります。でも、こんなに布団の中に居たのは何十年振りでしょうか、すっかり体力が落ちた感があり、年が明けたら筋トレをしようかと思っています。そうそう、その筋力が落ちた故か、妙に生卵を食べたいんですよ!?エイドリア~ン、なんちゃって!?ちょ~っと喩えが古過ぎですが、僕、常ならばどちらかと言うと魚を好むのですけれど、人体って面白いですね。ともあれ、読者諸賢の皆様方も、健康管理には充分お気を付け下さいませm(_)m。

さて、昨日辺りから体力が戻りつつありまして、それでも外出は未だ難しいですから、DVDで「ゴッドファーザー」を久方振りに再見したんですね。僕のフェイバリット・ムービーの1つであり、編集台詞役者演出監督照明、全てがハイ・クオリティですから、すっかり堪能しました。この映画について語れば、1週間分ぐらいの拙ブログの分量が必要ですけれど、やはりマーロン・ブランドの男振りには参ります。兎に角カッコ良いんですが、マーロン・ブランドの真骨頂は、やはりその信念を貫いたライフ・スタイルにあるでしょう。人種差別反対を生涯貫き、1930年代の幼少時から、黒人を親友としていたと言うんですから筋金入りであります。「ゴッドファーザー」でアカデミー賞を受賞し拒否した折にも、式典においてインディアンにスピーチを代読させ、差別問題を訴えたと言うんですから、大した度胸です。自分のギャランティの殆どを、タヒチ諸島の環境維持の為に注ぎ込んだんですから、信念の男でありましょう。

僕、自分もそうありたいと願っていますし、その様に生きて来た心算なんですが、どうも誤解を受ける事もしばしば、生きにくい世の中だなァ、なんて嘆く事ばかりでして、「武士に二言無し」「口から出た約束は、幾ら酒席だろうと必ず守る」「出来ない事は言わない」、なんてのは疾うの昔にold fashioned、嘲笑の対象ですらある訳で、それでも愚直にやって来ました。もうそういう男は滅多に居ないんだろうなァ、なんて嘆いていましたら、僕、ニュースを見て泣いちゃいましたよ…。

世界一のプロ野球チーム、ニューヨーク・ヤンキースのエース、黒田投手がFAとなり、幾多の大リーグのチームから数多くのオファーが殺到、特に、サンディエゴ・パドレスですか、1年間で21億円を超す提示があったそうです。ところがそれを丁重に断り、かってお世話になった古巣、日本の広島カープに電撃復帰をしました。年俸は4億円の由、なんと給与は5分の1ですか、それでも義理と人情を重んじ、日本に戻って来る、ってんですから、♪日本一のこの槍を 呑み取る程に呑むならば これぞ真の黒田武士♪、黒田博樹は男でござる!こりゃあねえ、カープには前田健太という日本を代表するエースがおり、野村・大瀬良という素質抜群の若手投手がおり、そこに黒田の加入でしょ、4本柱の完成でありまして、セ・リーグ優勝候補の筆頭に躍り出たんじゃないでしょうか。そうそう、野生動物並みの守備力の二塁手の菊池、堅実な遊撃手の田中、好打者の丸と揃い、後1~2人選手が出て来れば、日本一も狙えますよ!少なくとも、我が愛する阪神よりは、数段上のチーム力である事は間違いありません、グッスン…。

人生意気に感ず、という言葉がありまして、利害得失よりも、自分を理解してくれた処で働く、という意味です。僕、才長けて見目麗しい方よりも、情けがある人の方が、人間として余程素敵、そう思います。やっぱりねえ、自分の目先の利益やエゴや金銭のみを追求して生きている方って、ご本人は気付かなくともそれが顔に出ますし、内面が美しくありませんから、僕は苦手ですし、大成しないんじゃないでしょうか。

でもね、日本史を振り返ってみれば、そういう好漢って沢山居るんですよ。郷土大分が生んだ快男児、高橋紹運・立花宗茂・立花道雪の親子については、かっての拙ブログで触れましたから、今日は残念ながら割愛しましょう。本日は、滅び行く豊臣家に忠節を尽くした2人の武将、真田幸村と後藤又兵衛のお話を少しだけ致します。

さて、幸村さんも又兵衛さんも、1600年の関ヶ原の天下分け目の戦いの後、浪人の身分となります。幸村さんは敗者側に属し高野山に幽閉され、又兵衛さんは主君と上手く行かず出奔していたのですが、豊臣方と徳川の間で諍いが勃発、大阪城を舞台に、またしても天下を二分した戦いが始まるんですね。幸村さんも又兵衛さんも、既に形勢不利な豊臣方から誘いを受け快諾、大将として大阪城に篭城します。徳川方は、「既に天下は我らのもの、浪人ばかりを集めた豊臣方なぞ何も怖くない」という訳で、日本中から20万の兵を集め大阪に集結、襲い掛かります。ところが、幸村・又兵衛の両名が、途轍も無く戦に強いんですね。10万の兵を縦横無尽に見事に采配、徳川方を全く寄せ付けません。攻めあぐねた徳川家康は、2人に密使を送ります。「どうだい、こちらに寝返らないか。褒美は、又兵衛殿には播磨一国、幸村殿には信濃一国を喜んで差し上げたい。」

実は、2人の返事が今も尚、残っているんです。先ずは又兵衛さんですが、「この節に臨みて心替り致さんこと武士の本意にあらず、その上去年より大阪の扶持を得て別心は罷りならざる間、この段は御免し賜るべし。」。そして幸村さんは、「一旦の約の重きことを存じて較ぶれば、信濃一国は申すに及ばず、日本国を半分賜るともひるがえし難し。」。

裏切りを誘った徳川家康公は征夷大将軍、偉大な人物である事は認めますけれど、どうもこの切所においては、又兵衛・幸村両名の方が、潔く美しい様に感じますねえ。実際、この両名の爽やかで義理を重んじる生き方、そしてその心意気は皆が認めた様でして、人気という面では、徳川家は全く及びません。ともあれ、人の真価は危機の際に分かるもの、でも残念ながら、今の政治家は小理屈には長けてはいますが、♪追風に帆をかけてシュラシュシュシュ♪、ピンチの時には我先に逃げ出しそうですもんね!?

それでは皆様、もしかしてもう年末年始のお休みに入られた方もいらっしゃるかと思いますが、日曜日を引き続きお楽しみ下さい!また明日~!
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