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~ 父子鷹 ~

♪ いつかは何処かへ 落ち着こうと 心の置き場を探すだけ たどり着いたら いつも雨降り そんな事の繰り返し やっとこれでおいらの旅も 終わったのかと思ったら いつもの事ではあるけれど ああ ここもやっぱり土砂降りさ 心の中に傘をさして 裸足で歩いている自分が見える ♪、僕、吉田拓朗は左程好みませんが、この曲は好きです。しかし、朝からよく降りますよね~。出勤する頃からかな、雨脚が随分と強くなりまして閉口しましたけれど、昨日はあんなに晴天だったのに、あ、そうだ、ところで皆様、3連休は如何お過ごしでしたか!?僕、勤労感謝の日が誕生日でして、まあ特に祝ってくれる人も無く、とりあえずは自祝という訳で、お昼からビールを飲んだりしていたんですが、この3連休は体調もイマイチでしたから、大人しく過ごしました。あまり動かなくて済む、映画鑑賞とボクシング観戦三昧の3日間でして、今日は先ず、そのreviewから参りましょうか。

さて、少し前の拙ブログでもご紹介したのですが、映画「インターステラー」、土曜日の朝一番に行って来ました。未だ封切られたばかりで、未見の方が殆どでしょうから、内容についてはほんの少しだけ触れますね~。一言で言えば、「地球上を砂嵐が覆う様になり、農作物の不作と酸素不足に人類が悩まされる様になる。主人公の元宇宙飛行士達は、最愛の家族を地球に残し、人類が居住可能な星を探す為、銀河系を探検する長い旅に出る。」、であります。本作は非常に良く練り上げられた脚本ですし、全てがリンクしていると言うのかな、後半に行けば行く程、納得出来る感がありました。「穏やかな夜に身を委ねるな」でしたっけ、do not go gentle into that good night、僕のヒアリング能力ではこれが精一杯、オーツかブレイクかエリオットか、はたまたキップリングかミルトンかトマスか、不勉強の僕には分かりませんでしたが、この詩を執拗に引用していましたねえ。そして、配役の妙も素晴らしく、従来は性格俳優のマシュー・マコノヒー--以前はロリコンの殺し屋とか、ハード・ゲイとかをしばしば演じてましたが…。--の抑えた演技は絶品ですし、アン・ハサウェイもマイケル・ケインもジョン・リスゴーも出てましたし、そしてマット・デイモンも好演でありました。そうそう、特撮も凄かったですよ~。3Dで観たら良かったかなあ、と思ったぐらいでして、高さ500㍍?の波や、この世のものとは思えない荒涼とした風景--アイスランド・ロケだそうです。--に、天災に襲われるトウモロコシ畑も実際に造ったそうです。このクリストファー・ノーラン監督は、人間の内面の暗部の葛藤の描写が多かったですし、時間・意識・空間、というモチーフを己の作品のメイン・テーマにしています。今回もそれは変わらないのですが、ラスト近くのシークエンスは、シニカルな僕でさえ、劇場にて涙滂沱たり、でしたもんね。間違い無くお勧めの一作です!ただ、惜しむらくは、僕に理系の素養が皆無なものですから、重力に五次元にワーム・ホール等々、その手の知識があれば、もっと楽しめた気がします。

映画鑑賞後は、土曜日曜とボクシングの3つの世界タイトルマッチを、wowowで観戦しました。WBCスーパー・フェザー級の三浦選手、同じくWBCフライ級のローマン・ゴンザレス選手、そしてWBOウェルター級のマニー・パッキャオ選手、3人の強打のチャンプのファイトを堪能しました。勝って兜の緒を締めよ、でありまして、三浦選手は、以前に較べると防御面に長足の進歩がありましたが、相手を見過ぎる悪癖がまだ少し残っている様ですね。同級のWBAチャンプ、内山選手との統一戦が非常に楽しみですし、来年5月頃と言われていますから、これは万難を排して観に行かなくては。ゴンザレス選手は極めて完成度の高いボクサーですけれど、ほんの少しだけ、スピードに難がある気がします。来年は、井岡・井上選手等々、日本人ホープとのビッグ・マッチも控えている様ですが、挑戦者側が、出入りの激しいスピーディなボクシングをすれば、big upset、大番狂わせもあるかもしれませんね。パッキャオ選手、謂わずと知れたスーパースターでして、随分調子は戻った感がありますけれど、御年36歳、以前よりは追い足、ハンド・スピード、ボディ・ムーヴ、全てが少しづつ落ちた感がありました。もし実現すれば100億円ファイトになるであろう、フロイド・メイウェザー・ジュニアとの一戦までには、ベスト・コンディションに仕上げて欲しいものです。この試合が行われるならば、僕、思い切ってラスヴェガスまで行きますよ!!

ついつい熱くなりまして恐縮ですが、昨日、かってのカリスマである辰吉選手、その息子さんが、ボクシングのプロテストを受験して見事に合格した由なんです。新聞各紙を読みましたら、ディフェンスの甘さはお父さん譲り、ただしパンチ力は格段に上だそうで、偉大な父と常に比較され、大変でしょうが、頑張って欲しいものです。

こういうケース、所謂父子鷹と呼ばれておりまして、ジャイアンツの長嶋・原両監督ですとか、ノムさんもそうですよね。文学界ですと、「三銃士」のデュマ親子、幸田露伴・文、親子ではありませんが、有島武郎兄弟が有名です。僕なぞはその失敗した実例でして、親父は「外科医になれ!」と、タイガー・マスクの虎の穴の様な教育を続けていたのですが、それに猛反発、一応医学部には入りましたけれど、あっと言う間に中退しちゃいました…。ラスヴェガスに目を向けますと、マーティン・チャーリーのシーン親子でしょうか。父のマーティンは重厚な演技とリベラルな信条で、「アメイジング・スパイダーマン」ではお父さん役を演じたりして、すっかり重鎮なんですね。ところがその息子のチャーリーとなりますと、大変なやんちゃでありまして、凄まじい女性好きのトラブル・メーカー、愚弟賢兄ならぬ、愚息賢父であります。

僕、常々思うんですが、うちの職員の方々の話を聞いたりしていますと、最近は、幼いうちから過干渉と言いますか、小学生の子供のスポーツ活動にまで親が相当に口を出すとか。僕が幼い時分ですと、親が子供の場に顔を出すだけで恥ずかしく感じたのですが、歌は世につれ歌は世につれ、随分変わったものだと痛感します。でもね、親が余りにも口を出すって、決して宜しく無いんじゃないでしょうか。子供の発育は勿論の事、彼らだけのコミュニティや価値観も或るんですし、過干渉ばかりでは、大人になった時、ひ弱なままで、トラブルを乗り越えられない気がしてなりません。話を戻して、父子鷹、という言葉、これは小説から来たんですね。子母澤寛、しもざわかん、と読みますが、先生の畢生の大作でして、今までテレビ・ドラマ化5回、映画化1回の名作であります。

この「父子鷹」、幕末の英雄、勝海舟先生の一代記なんですが、お父さんの小吉さんの生活も大きくフィーチャーされています。この小吉さん、僕の親父にも似て、親近感があるのですけれど、まあ破天荒な一生を送った方なんですね。れっきとしたお侍なんですが、博徒に身を落として諸国を放浪したり、喧嘩と女性に目が無く、挙句の果てには父親から座敷牢に入れられ、それでも剣の達人であり、何より偉かったのは、自分の息子を心から愛し、長所を認めた事でしょう。息子の海舟先生は、日本海軍の生みの親となった大人物ですが、お父さんの小吉さんは、「息子の方が俺よりも数段上だ」と認め、心から愛し、早くから家督を譲り、教育費だけは決して惜しまず、勉学に関して一切口を挟まなかったんですね。どうも、昨今の親とは随分異なる様ですが、今後の日本を背負って立つ大物を育てるには、これは部下を育てるのも同様でしょうが、愛と寛容と自由と我慢、それが必要と思うなあ。子供や部下の人生の全てに、親や上司は関われませんもんね。

その海舟先生は言っています。「行政改革というのは、余程注意してやらないと弱い物いじめになるよ。肝心なのは、改革者自身が、己を改革する事さ。」ですって。安部クン、聞いてる!?

今日は少々長くなりまして、お付き合い頂いて誠に恐縮です。今週も拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願い致します。
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