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鴻池の犬

おはようございます。凄い雨ですよね~。僕、今朝はかなり早く目が覚めまして、犬の散歩に行って来たんですが、豪雨の中、何故か急にお座りをしてピクリとも動かなくなりまして、これには参りました…。散歩に行ったのかシャワーを浴びたのか分からないぐらい濡れまして、暫くくしゃみが止まりませんでした。

さて、いつも同じ話題を枕にしちゃって申し訳ありませんが、菅サン凄すぎますね~(苦笑)。毎日新聞産経新聞に掲載され、僕も朝のテレビニュースで見ましたが、「国会には菅の顔だけは見たくない、という人が結構いる。そういう人達には、『本当に見たくないのなら、早くこの法案を通した方がいい』と言う。」と挑発した、ですって。無理やりに作った引きつった様な笑顔は、極めて醜悪でした。もう、論理とかロジックとか国会とか法律とか関係無いですよ、この人。敵か味方か、という感情、首相の地位は誰にも渡さんぞ~、恥とか外聞、他人の目って何?というエゴのみで生きてますね。昆虫みたいっす。おまけに国会議員やマスメディアのみならず、経団連の会長や連合の会長からも辞めたら、と言われる始末です。恐らく、日本経済界のトップと日本最大の労働組合のトップから辞めてくれ、と言われた総理は日本史上初と思います。

この保身の術を、他に生かしたら、結構な大仕事が出来る様にも思うんですが、そうも行かないんでしょうねえ。

さて、今日は落語のお話を。落語と言うと少々固くてとっつきにくい、と思われるかもしれませんが、ちっともそんな事はありません。江戸時代から残る伝統芸能、話術の世界ですから、詰まらない筈がありません。噺家、という演者さんが単身で舞台に現れまして、扇子一本と手ぬぐいのみで、音曲や特殊効果も無く、ただ滑稽な話をする、というだけの事です。落とし噺、人情噺、怪談噺、廓噺、芝居噺、と五つの大きなジャンルがありまして、最後にはきちんと落ちがついて終了、という流れですね。そうですねえ、僕、寄席大好きでして、浅草上野新宿の演芸場に日参していましたが、落語って、クラシック音楽にとても似ている様に思うんですよ。新作落語と言って、全く新しい噺を作って舞台にかける噺家さんもいますが、基本は昔からの約三百の決まったネタを、様々な人が演じています。クラシック音楽もそうですよね。モーツアルト、ベートーベン、バッハ、ワーグナー等々、同じ楽曲を様々な楽団や色々な指揮者が、自分なりのアレンジメントや新たな解釈をして演奏していますよね、落語はそれと同じです(^^)。或る程度、知識があった方が楽しめる、という所もクラシック音楽と似ている様に思います。

ここまで読まれて、なーんだ、じゃあ同じ噺ばっかりなのね、すぐ飽きちゃうじゃん、と思った方、ちょっとお待ちを!ここが名人芸なのですが、同じ噺をしていても、噺家によって全く味わいが違うんですよ、ここが落語の最大の面白さかもしれませんね。

僕の贔屓は、東の立川談志、古今亭志ん生、古今亭志ん朝、西は桂米朝、桂枝雀、のトップ5(順不同)でしょうか。

立川談志は、そのリズム感覚とセンスが抜群に優れています。緩急自在、という言葉がぴったりで、噺に酔うとはこの事でしょう。お薦めは、腕は良いのですがお酒大好きで仕事をしない魚屋夫婦の噺、「芝浜」。

古今亭志ん生は、独特の間とおかしみがあり、何を言っても憎めないんですよね~。お爺さんに可愛い、というのも可笑しいんですが、まあお聞きになってみて下さい。お薦めは、年が明けたら愛しいお前さんと一緒になるよ、という手紙を、一人の女性から三人の男が貰っていた、という「三枚起請」。

古今亭志ん朝は、粋で正統派、という言葉が良く似合い、良い意味で現代的、落語界のサラブレッドの趣です。志ん生の息子なのですが、親子で芸風が全く違うのは非常に興味深いです。やはり「明烏」でしょうねえ。女性に触れた事も無い真面目な孝行息子を吉原の郭に連れて行く珍道中です。

桂米朝は関西の重鎮、文化勲章受章者で人間国宝。端正で上品、格調高く淡麗、かつ洗練された雅な味わいでしょうか。ここは、若旦那と芸妓の悲恋物語、「たちぎれ線香」しかないでしょう。

桂枝雀は、破天荒かつパワフルな芸風ですが、繊細さと知性の薫りが隠し味の様に漂うのは師匠米朝ゆずりでしょうか。早世したことがとても悔やまれます。よっ、待ってました、と声をかけたいのは「高津の富」。宝くじをめぐる珍騒動です。

あ~、寄席に行きたくなりました。この小文で、皆さんと落語の距離が少しでも縮まれば、こんな嬉しい事はありません。こりゃあ上手い事言われて一本取られたね、おあとが宜しい様で…。
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