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コブラの悩み ~>゜)~~~

つい先程まで、当院の新入社員向けのオリエンテーションがありまして、全部で19名の方々を前に、僕、「現在の医療情勢と大分下郡病院の将来像」についてお話をさせて貰いました。いやあ、40分間、一所懸命話しますと、暫く汗が止まりませんね~。病院って、他職種とは異なりまして、定期採用が中々難しいんですよね。よって、このオリエンテーション、如何しても開催時期が不定期になってしまいます。それにしても皆さん、どなたも真摯に真剣に聞いて下さり、中には僕よりも人生の先輩の方もいらっしゃいましたし、恐縮しきりでしたけれど、やる気に満ち溢れ、爛々と輝く、とても良い眼をしてました。僕よりも年下の方が殆どですから、年齢だけを考えても、何れは当院を背負って立つのは彼ら紳士淑女な訳で、若竹の様に伸び伸びと、青葉の様に瑞々しく、入道雲の様に大きく育って欲しい、切にそう願っていますし、僕、大いに期待しています!皆さん、環境に慣れるまでが大変と思いますが、俗に、「3日3か月3年」と言いまして、その周期で挫ける事もあるそうで、どうかそれに負けずに頑張って下さい!!

その素晴らしい若人に較べ、この国の国政と立法府を担う大臣どもの、無様で醜悪な体たらく、腐臭すら漂い、最早正視に堪えません。筆の穢れになりそうですけれど、以下列挙します。望月環境相・有村女性活躍相・宮沢経産相・同じく前職の小渕・松島前法務相・西川農水相・江渡防衛相、こいつら皆、大なり小なり、金銭スキャンダルを抱えています。塩崎厚労相は口利き疑惑、山谷国家公安委員長・高市総務相は極右団体との癒着。無罪の小沢さんであれだけの大騒ぎをしたんですから、これだけ多くの現職の大臣が違法行為をしているのに大きく取り上げないなんて、一体全体、大マスコミは何をしているんですかね!?おまけにこいつらのやっている事って、TPPに国民総背番号制に特定秘密保護法と、個人の言論の自由を奪う事ばかりです。まるで、ジョージ・オーウェルのdistopia小説の大傑作、「1984」より余程酷い気がしてなりません。でもね、幾ら政府が弾圧と圧政と悪政をしようとも、人には想像力という見えない翼が、好奇心という光が、心の中の自由という武器があります。

忌野清志郎の歌詞を引用すれば、♪ 頭の悪いヤツらが 圧力をかけてくる あきれてモノも言えねえ またしてもモノが言えない 権力を振り回すヤツらが またわがままを言う ♪、てなもんです!僕、今朝の毎日新聞を読んでいて、初めて知ったのですけれど、人間とチンパンジーを分けるもの、それは想像力だそうです。チンパンジーと幼児に絵を描かせる実験をしたそうなんですね。その絵には、チンパンジーの顔を描いてあり、でも、その一部分をわざと欠落させていたとか。要は、目や耳が欠けた絵を、両者に出してみたんだそうです。チンパンジーは、線をなぞる事は上手に出来ても、欠落した目は描けなかったそうでして、幼児は想像力で欠けた部分を補って描いた由でした。創意工夫と想像力と好奇心、これが万物の霊長たる人間の素晴らしさなんでしょう。話は少しずれるのですが、今朝のNHKニュースで、高知農業高校の体育祭をやっておりまして、これが地域を巻き込んだ名物行事で大人気だとか。これがね、僕、思わず爆笑したんですが、農業高校だけあって、借り物競争が、牛や羊や馬なんですね。牛が妙に速く、人が必死だったりして、場内大喝采でした。トラクターを引く競争に、鶏運びレース、柔道部や野球部の巨躯を誇る猛者達が小さな自転車に乗って速さを競ったりして、これ、地域ぐるみの大盛り上がりだそうです。たかが運動会なんですが、ここにも、ささやかな催し物をより楽しもうという、古来から営々と続いて来たであろう、人々の営みが感じられるじゃありませんか。

話は中世の欧州に一気に飛びますけれど、当時、錬金術、というムーヴメントというのかな、そういった研究が非常に盛んでした。僕の乏しい知識ですが、「賢者の石」なる、普通の金属を金に変えたり、人間が不老不死になる物体があるとして、それを人為的に造れないか、多くの知識人が必死に取り組んでいたんですね。勿論、そんな奇跡の石なぞある筈も無く、錬金術師達の数世紀にも渡る苦労は、水の泡と終わりました。でもね、その失敗に終わった多種多様な実験が、火薬や蒸留や塩酸等の発見へと繋がり、現代の化学の礎となったのです。彼の万有引力の法則のニュートンも、若き日々は錬金術に没頭したそうじゃありませんか。

そして、もっと時代を遡りましょうか。古代の頃、世界各地では、地球は平面と考えられていました。北欧では、世界樹と呼ばれる巨木が世界の中心に鎮座し、広大な大地が海に囲まれている、という考え方ですよね。インドでは、須弥山と呼びますけれど、途方もない大きさの1匹の大蛇が地球を支え、その上に巨大な亀がおり、そのまた上に三匹の象がいて、地球を支えている、という発想です。古事記や日本書紀では、島々がプカリプカリと海上に浮かび、漂っているんですよね。或る意味、その説が間違っている、という事を立証する意味もあり、コロンブスはインドを目指して大航海に出る訳です。尤も、コロンブスは到着した地点をインドと思い込んでいたのに、そこはアメリカ大陸だった、という凄いオチではありましたが…。

僕、幾ら政府が圧政を繰り返そうとも、それはきっと国民によって覆されますし、心の中までは国は管理出来ないと思うんです。最後に、僕が私淑し、敬愛する、永井荷風先生の断腸亭日乗の一節を引用したいと思います。これ、先生の日記なんですが、記したのは昭和16年元旦、日本はとうとう大戦争に突入しようか、という年でありまして、あらゆる意味で国民の自由が奪われつつある時でした。

去年の秋ごろより、政府の専横一層甚だしく、世の中遂に一変せし今日になりて見れば、むさくるしく又不便なる自炊の生活、その折々の感慨に適応し、今はなかなか改めがたきまで、嬉しき心地のせらるる事多くなり行けり。時雨ふる夕、古下駄のゆるみし鼻緒切れはせぬかと気遣いながら、崖道づたい谷町の横町に行き、葱醤油など買うて帰る折など、何とも言えぬ思いのすることあり。哀愁の美感に酔うことあり。此の如き心の自由、空想の自由のみは、如何なる暴悪なる政府の権力とても、之を束縛すること能わず。人の命のあるかぎり自由は滅びざるなり。

荷風先生、当時で齢60過ぎ、カッコ良いぜ!と思いますけれど、誠に同感、人の命のあるかぎり自由は滅びざるなり、であります。でもね、この日記の内容、70年近く前の物なのに、平成の今の状況とちっとも変らない気がするのは僕だけでしょうか。ともあれ、皆の力を結集し、より良い日本を再構築して行きましょう!!
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