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X-MEN FIRST CLASS

おはようございます。何だか今にも雨が落ちて来そうな天気ですね~。僕、週末は出張なんですが、ずっと雨模様の様で、少々憂鬱です。

さて、昨日は久しぶりに映画を観て来まして、ハッピーな気持ちになりました。「X-MEN ファーストジェネレーション」です!

このX-MENシリーズ、映画化は5本目ですが、今回の作品が最も優れていました。ストーリーを書きますと、ネタばらしになり、これからご覧になる方に申し訳無いですから、僕から見た良い点を幾つかご紹介しますね~。

まず、X-MENが取り上げている世界観なんですが、原作は1963年のマーベル・コミックが元になります。当時のアメリカを取り巻く状況は、国内では黒人の公民権獲得運動が盛んで、国外では共産主義国家ソビエトとの冷戦を抱えていました。

X-MEN達は、元々人間なのですが、突然変異によって様々な特殊能力-瞬間移動や金属を自在に操る、相手の気持ちをコントロール出来る、自分の姿を自由に変えられる等々-を扱える、という設定です。当然、今までいる人間達とは強い軋轢が生じますよね。人間達と共存するのか、敵対するのか、というのが大きなテーマです。

僕の解釈で、まず間違っていない筈ですが、当時のアメリカの状況を考えますと、X-MEN達は、黒人やゲイ、ユダヤ人やアジア人、といったマイノリティであり、所謂アングロサクソンとは異なった価値観を持つ人のメタファー(隠喩)ですね。というのは、当時のアメリカにおいて、黒人は白人と共存すべきだ、と主張していた、マーティン・ルーサー・キング牧師と、いや、黒人は白人と違う、戦うべきだ、と訴えていた、マルコムXという2人の偉大な黒人指導者がいたんですね。このX-MENの中でも、人間との共存派のプロフェッサーXと敵対派のマグニートーが現れ、戦いを繰り広げます。

アメリカン・コミックは中々ダークな世界観が多く、大人の漫画なんですよ。「バットマン」を例にとりましょう。架空の都市ゴッサム・シティが無秩序な暴力で支配されそうになり、警察も何もあてにならず、バットマン、という自警団が街を守ります。謂わば、このゴッサム・シティは銃器を所有出来るアメリカという国の象徴ですよね。

こういう歴史観や時代背景、政治や経済、宗教に人種問題等を知っておくと、映画を観る際に、ググッと視野が広がり、広く深く楽しめますよ(^^)。

話を戻して、「ファースト・ジェネレーション」ですが、まず良かったのは脚本です。エンド・クレジットを見ると、4人の共同脚本で、女性も入っていました。この4人というのがまず素晴らしい。1人で話を作るよりも、様々な年代、性別、国籍の観点が入った方が、より客観的なものが出来る可能性が高いですよね。X-MENは、大嘘の話(金属を自由に扱える人間なんていませんもんね)ですから、細かい部分にリアリティを持たせなければ、ストーリーが2時間持ちませんし、お客さんが白けてしまいます。恋愛、友情、国家間の紛争、陰謀、アクション、絆、様々な要素を丁寧に取り込み、大多数の方が満足するのではないでしょうか。

監督さんはマシュー・ヴォーン、イングランドの監督さんですね。「ロック・ストック&スモーキングバレルス」、といった佳作の製作に係わり、「キック・アス」で初のメガホンを取り、今、最も旬な監督さんです。

そして、柱になる3人の役者さんがまた大変結構でした。善玉のプロフェッサーX役はジェームズ・マカヴォイ、スコットランドの俳優さんですね。「ぺネロピ」「つぐない」「ラストキングオブスコットランド」での好演が光っていましたが、ハリウッドの大作の主演を張れる様になるとは、マカヴォイ君も出世したなあ、と、僕、感無量でした。知的で優雅な雰囲気の役者さんですが、適役だったと思います。もう1人の主役、マグニートーを演ずるのは、ミヒャエル・ファスベンダー、ドイツ系の役者さんです。「300」「イングロリアスバスターズ」といった傑作に出演していまして、僕、共に好きな映画ですが、全く記憶に残っていません。それはさておき、ミヒャエル君は最も素晴らしく、この映画最大の収穫でしたね~。ニヒルな面構え、一度だけ見せる笑顔も素敵ですし、勿論演技も達者、引き締まった身体に、英仏独にスペイン語まで話せて、楽器も一通りこなせるという才人です。恐らく、多くのオファーが舞い込んでいる事は間違いありません。女性の皆さん、注目の新星ですよ~。お待ちかねの悪役、セバスチャンを演じるのはケビン・ベーコンです。映画をお好きな方はこの名前でニヤリとしたと思います。「フットルース」という、今は懐かし青春映画の主役でデビューしたのですが、キャリアを重ねるに従って、癖のある悪役ばかりを演じる様になりました。存在感抜群、誰もが納得のキャスティングでした。

この映画の欠点を挙げるとするならば、音楽と撮影はごくごく普通、という所でしょうか。

いや~、映画の事になるとついつい熱くなります。というのも、僕、仲間を集めて、アマチュアですが、数本映画監督を務めた事があるんですよね(^^)。撮影脚本監督編集を勤めました。今でもメジャーデビューの夢は持ってます(^^)。この映画製作の話は又の機会としまして、今日は長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

この映画評が気に入った方は是非劇場でご覧下さ~い(^^)。
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No title

おはようございます!
Xmenは五作もあるんですね!
3までは観ました
昔のアメコミとは随分違いますよね!
昔のバットマンのイメージが強く、期待せずに1を映画館でみて、感動しました♪
新しくなるにつれ、規模も大きくなりましたよね。
Xmenから始まり、パニツシヤー、バットマン、ヘルボーイ。
転けたのは、パニツシヤーくらいかな。
ロックストックもお気に入りの映画なので観ないと!
ヒュー ジャックマンは、クリントイーストウッドに似てる気がします。
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