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❀ 花神 ✿

皆様こんにちわ。週明けという事もあり、打ち合わせ等が幾つか入りまして、拙ブログの更新が少々遅れてしまいました、誠に申し訳ございません。今朝の大分は、目にも鮮やかな鰯雲が空を埋め尽くしていました。少し湿気も感じますけれど、とても爽やかな秋の朝でして、目に秋葉 山ゴジュウカラ 初秋刀魚、パロディにもならない盗用の駄句で、読者の皆様にはとんだお目汚し、大変失礼致しましたm(__)m。さて皆様、週末は如何お過ごしでしたか!?快晴にも恵まれましたし、山野に盛り場に曾遊された方も多いかと思いますが、僕、触手をそそられる映画も無く、TVでのスポーツ観戦に終始したウィーク・エンドでした。先ずはパシフィック・リーグの優勝決定戦、ホークスVSファイターズ、死闘と言いますか、好ゲームの連発ですねえ。自力ではホークスが勝る感はあるのですが、ファイターズもしぶとく喰らい付いていまして、今日の最終戦が楽しみです。昔からの野球ファンなら感無量と思うのですけれど、ファイターズと言えば、かっては東京ドームの間借り人と言いますか店子、ジャイアンツの陰に隠れた存在でしたが、新天地北海道に移転してからは、若手を積極的に抜擢、トレードも恐れない強気の姿勢が功を奏したのでしょう、パ・リーグ屈指の好チームになりました。経営陣が選手達に地域密着の必要性を説き、全てのスタッフが労を惜しまず誠心誠意、北海道全土を野球教室やチャリティで3周した、というんですから、本当に素晴らしい事と思いますし、教育の重要性を感じます。でも僕、頼りないんですが一応九州男児ですからね、ホークスの優勝を願っています…。

対するセントラル・リーグのクライマックス・シリーズ、吃驚仰天、天地が逆さまになったと言うと大仰ですが、タイガースがジャイアンツに4連勝、見事優勝となりました。僕、逆にジャイアンツの4連勝じゃないか、と思い込んでいましたから、頬をつねりたくなる望外の結果でした。思えば阪神ファンになって30年以上は優に過ぎましたけれど、シーズン終盤の競り合いになって、タイガースが勝つなぞ、いまだかって無かったと思います。って、どんだけ勝負弱いんだ、という気がしますけれど、いやあ、タイガース、本当におめでとう!でも、日本シリーズで赤っ恥をかかないで下さいね…。しかしながら、冷静に見ていると、投手陣が乱調だったにせよ、個々の力はジャイアンツが圧倒的に上な気がしてなりませんし、巨人が勝手にこけちゃったんじゃないかなあ…。

もう1つ、ボクシングのビッグ・マッチ2試合がWOWOWで生放送されまして、楽しみにしていたのですが、割と早いKOで終わってしまいました。下馬評通りの結果だったのですが、ウォータースとゴロフキンの両チャンプの、圧倒的な強さだけが目立ちまして、少々物足りなかったですねえ。でもまあ、この両名は未だ無敗ですし、商品価値も跳ね上がったでしょうから、益々のビッグ・マッチが楽しみではあります。哀しいんですが、こういう強いチャンプと日本人が対戦したと仮定して、ちょっと勝負にならない程のレベル差を感じました。世界は広いですよねえ。

さて、テレビ桟敷でのスポーツ観戦にも倦み、布団にくるまって、久方振りに司馬遼太郎先生の「花神」を再読しておりました。実際の歴史を少し大袈裟にアレンジしているとは言え、流石は国民的作家の司馬先生、ストーリー・テリングの上手さは天下一品ですから、再読とはいえ、一気に読了しました。本って面白いもので、再読すると、前回読んだ時とは違う処に目が行ったりするんですよね。前回は、主人公の大村益次郎の天才性、そして相反する社会性の無さに興味を持ったんです。でも、今回は、主人公の師である、緒方洪庵先生に惹かれました。という事で、今日は緒方先生並びに、彼が興した適塾について、少々綴ってみます。

緒方先生のルーツは、元々は大分でして、県南に佐伯というお魚の大変美味しい街があるんですが、そこの武将の末裔なんですね。流れ流れてご先祖が岡山に住み、そこで緒方先生が出生、青雲の志を抱いて大阪・東京・長崎に留学、オランダ人に付いて言葉を習得、12年間の勉強を経てドクターとして開業、同時に私塾を開きます。教科書的に言えば、日本で初めて種痘を行ったドクターであり、近代医学の祖であり、先生の適塾が発展し大阪大学医学部になる、という処ですよね。でもね、僕、先生は勿論、極めて優秀な臨床医だった事は間違いありませんが、先のファイターズの例じゃありませんが、教育者としての功績って、ずば抜けて素晴らしいと思うんですよ。

先ず、適塾の名の由来ですけれど、「己の心に適うところを楽しむ」という意だそうでして、勿論医学教育も行うのですけれど、当時は江戸の末期、ペリーが黒船でやって来て、物情騒然としている時代ですよね。先生は、「蘭学を通じて、世界が大きく変化している事を感じる。オランダ語は、日本から世界を覗く為の唯一の手段である。これからは医学だけにとどまらず、この世界を理解出来る人材を広く育てたい。よって、オランダ語の読み書きが完璧に出来る様にし、様々な分野の本を読み、夫々の個性を活かし、世界を知るように。」との教育方針だったんですね。なんとまあ志の高い事か、そして激動の幕末の日本の行く末を案じた真の国士か、と感動しますけれど、適塾のOB達のお歴々を見れば一目瞭然、多士済々で綺羅星の如く、であります。

先生の弟子や子孫達は皆さん、高名なドクターばかりで大学教授がズラリと並びます。彼の日本を代表する漫画家、故手塚治虫先生の曽祖父、手塚良仙先生も適塾のご出身で、「陽だまりの樹」という傑作漫画にもなったのは周知の事実です。惜しくも夭逝しましたが幕末の大政治家の橋本左内。先の大村益次郎は日本陸軍の創立者。アドレナリンを発見した大実業家で金満家の高峰譲吉。日本初の統計学者の杉亨二。読売新聞創立者の1人の本野盛亮。専修大学創立者の1人の箕作秋坪。そして慶應義塾の福澤諭吉。これ以外にもまだまだいらっしゃいますが、割愛しますけれど、近代日本を造った人達であります。

僕ね、緒方先生の素晴らしさは、その無私の心であり、柔軟性と先見性であり、視野の広さだと思うんです。僕、とてもとても緒方先生には及びませんけれど、リーダーの端くれとして、当院もより一層、職員の教育に力を入れて行きたい、そう考えています!最後に、緒方先生は亡くなる数年前、50を過ぎてから--当時なら隠居の年ですよね--ですが、「これからは英語だ」という事で、毎日熱心に学んでいたとか。漢学に長け、漢方の良さも認め、花鳥風月を愛でる風流人であり歌人であり心優しい、という非の打ちどころの無さ、僕はまだまだ浅学菲才の若輩者、勉強が全く足りません。もっともっと本を読まなくちゃ!よおし、もうすぐお昼休みですから、ちょいと書店に行って来ます!!
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