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STOP! IN THE NAME OF LOVE ♡♡♡

藤壺に明石の君に紫の上、と言えば何だか艶っぽくて素敵ですが、昨日の僕は終日布団の上、お陰様で体調は少しは良くなりましたけれど、すっかり怠惰に過ごしてしまいまして、寝てばかりでしたから、何だか腰や背中が痛いです。ここ九州は台風が接近中でして、空気が重く湿気が凄く今にも大粒の雨が降って来そうな按配、殿方は殿中より三々五々集まり、姫君達の品定めを始めた事でございました…、って、源氏物語はもう良いですよね、スミマセン。さて、この源氏物語、世界最古の小説であり、20カ国以上で翻訳され、そのきらびやかな王朝絵巻は、日本文学の最高傑作と言われております。僕、昨日、胡蝶や蛍の辺りまで再読していたんですよ。勿論原文のまま読める教養なぞありませんから、現代語訳ですが、与謝野晶子に瀬戸内寂聴、田辺聖子に円地文子と、多くの女流作家がチャレンジしていますけれど、やはり谷崎潤一郎のものが段違いに優れている様に思います。文章力、格調、語彙の豊富さ、読んでて引きずり込まれますもんね。晴耕雨読、仰臥で過ぎた祝日でしたが、精神的には豊かになった気が致しますし、源氏の君の美しいお姿がいつまでも偲ばれ、気付けばもう東雲、末摘花はその思いを和歌に託すのでございました…、ってもういいよ!

閑話休題、それにしてもアメリカって感心しますね~。「イスラム国」、シリア内部にある武装集団であり、テロ行為も頻繁に行っていますけれど、いきなり昨日から14回もの空爆ですかあ。何でも、今日には国連に空爆の旨を伝える由、それって完全なる事後承諾じゃありませんか。「イスラム国」の残虐行為を国連に訴え、諸外国の過半数の同意を得てから空爆、というのならば、まだ分かりますけれど、これでは、アメリカの意に沿わない国や地域があれば、爆撃されちゃうんでしょ!?神をも恐れぬ所業でありまして、僕、「イスラム国」を肯定はしませんが、彼等にも家族があり親族があり愛する人が居る訳で、こんなのねえ、暴力の無限のループ、復讐の連鎖を産むだけですよ。古くはベトナムで、近くはイラクで、同じ失敗を繰り返しているじゃありませんか。「イスラム国」だって、黙ってはいないでしょうし、沈静化する為には地上軍の派遣が必須でしょう。恐らく長期化するでしょうし、アメリカは基本的に中東諸国を理解しているとはとても思えず、ただただカオス、混沌をもたらすだけです。もうね、アメリカも自分の流儀を世界中に押し付けるという、余計なお節介は止めたらどうですかね。近所の口煩いオバさんじゃないんですから、そんなんじゃあ、町内の村八分になりますよ!

大体ね、アングロサクソンの連中は、情緒を解さないのがいけませんや。アメリカの海軍の艦艇の名前を見てご覧なさい。ジョージ・ワシントンにリンカーンにブッシュ、って、そりゃあ大統領の名前を羅列しただけじゃねえか。日本で喩えれば、空母「永井荷風」、戦艦「森雅之」、重巡「団鬼六」って、格好も悪いし格調も無いし、見ちゃいられませんや。そこに行くと、花鳥風月を愛する日本人は違いますねえ。宵月、朝露、五月雨、夕霧、初雪、どうです、雅で可憐でたおやかで、これが戦船とはとても思えませんし、流石は源氏物語を生んだ国でありまして、こういう粋と侘び寂びを、ちったあ学んだらどうなんでえ、ええ!?

怒りからか、思わず落語口調になりまして恐縮ですが、僕、幼少時は鍵っ子でありまして、生家は街中でしたから、友達は居ましたけれど、遊び場が少なく、独りで居る事が多かったんですね。特に深更の時分になりますと、全く孤独でありまして、犬と時刻表と百科事典と地図帳が友人でありました。先の命名の話に戻りますと、地図帳や時刻表を眺めていますと、本当に様々な名前があり、無限の興趣に富み、見ていて本当に飽きないんですよね。という訳で、ここからは地名のお話と参りましょうか。とは申しましても、欧米諸国の地名にはあんまり味が無く、本邦のお話に終始しますが、そこはご勘弁を。

さて、最近は漸く落ち着いた様ですけれど、市町村合併の際、珍妙な命名が流行りましたよね。流行のキラキラネームですか、あれも苦手ですけれど、南アルプス市だのれいめい市だの、名古屋でしたっけ、南セントレア市なる名前が付かなくて本当に良かったです。西の六甲アイランド線とか、東は田園都市線のたまプラーザ駅だなんて、此処は何処の国、という感がありますが、地名って、元々意味があって付けていますからね、安直な改名は僕、絶対に反対です。未だ記憶に新しい広島の土砂災害、犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りしますけれど、あれも、ご先祖様が危険な場所だよ、ときちんとメッセージを残しています。袋、谷、浦、窪、沢、洲、須賀--これは川の中州の意です--、滝、津、轟、これらは皆、語源から分かります様に、水害が多いと思われる地名でありまして、何れも水に因んでいますもんね。

少し話がずれますが、宮が付けば神社所縁の地ですし、町は町人、丁はお侍さんに由縁があります。四日市、八日市場、廿日市など、市が付くのは読んで字の如し、市が立つ街ですよね。古の中国や韓国から来た渡来人の人達、彼らが住んでいた場所にも、秦、唐、綾、呉、などと命名されています。埼玉だったかな、ここには、高麗川駅がありまして、近隣には高麗神社も鎮座ましましていますから、きっとこの地は、古の高句麗の民が亡命し、街を造ったのでしょう。これまた古代の律令制度に関連するのが、先頃テニスで大活躍した錦織君のご先祖でしょう、鳥取の錦織という地名がありますし、舎人、膳夫、土師、ここら辺は間違い無いかと思われます。そうそう、僕、長崎は親友のMさんの出生の地でもあり、ご飯も美味しく風光明媚、大好きな土地なんですが、ここの松浦地方には、大崎免、白浜免、油免、と免が付く処が多いんですね。不思議に思って調べてみましたら、免税をしていたそうで、謂わば現在の経済特区の様なもの、僕、思わず膝を打ちました。因みに、僕の母方のご先祖様は、蜷木、という大分の宇佐にしか無い名前なんですね。卑弥呼の墳墓の地である宇佐神宮には、千年以上前から続く、放生会という儀式があるんです。この放生会、鹿児島に住む隼人という一族が攻めて来た折に、宇佐神宮側は見事に撃退したのですが、その霊を慰める為、蜷という貝を川に撒いたんですね。その儀式を代々やっていた、所謂神人という職にあったのが、我がご先祖様でして、彼らが住んでいた地には木が多かったのでしょう、それで、蜷木、という珍しい姓を付けたのだと思います。

話を戻しまして、最も分かり易いのはやはり、首都東京でしょう。知っている事を少しだけ綴ってみますと、皇居の門の1つでもある半蔵門は、徳川家康の部下の忍者だった、服部半蔵が守護していたからですよね。同じく八重洲も、徳川家康に仕えたオランダ人、ヤン・ヨーステンの名の日本名、やようす、から来たものです。八重洲の裏の丸の内は、江戸城の内側の意ですよね。御茶ノ水は、代々の徳川将軍の飲み水を取った処であります。ちょっと血生臭いのが、日本の証券会社のメッカ、兜町でして、ここは平将門が首を討たれた事からの地名なんですね。徳川幕府を倒した明治の元勲、大久保利通が暗殺されたのは紀尾井坂、何だか歴史の因縁を強く感じます。と言いますのも、この紀尾井坂、紀州徳川家、尾張徳川家、その重臣の井伊家の頭文字を取った地名ですから、江戸幕府を倒した大久保がここで殺されたのも、奇縁ですよねえ。

最後に、僕の大好きな美しい地名を幾つか。舞鶴、湯布院、これは大分ですが、京都の紫野、三重の百夜月、福岡の秋月、佐賀の嬉野、奈良の斑鳩、岩手の雫石に衣川、広島の東雲、米子の未明、これはほのか、と読むそうです。そして、箱根の風祭、富山の雨晴、北海道の月寒。まだまだありますけれど、何だか昨日から平安絵巻の主人公の気分でありまして、休みはもう終わりましたから、これから仕事を頑張ります!
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