FC2ブログ

☆☾ 月の裏で会いましょう ☽♡

は~あ、錦織選手、完敗でしたねえ…。僕、ケーブルTVのWOWOWに入っているものですから、早起きして第2セットの途中まで観て出社したんですが、相手のチリッチ選手のサーブが強過ぎました。所謂ビッグ・サーブ、強烈なサービスを持つ選手は、一旦崩れ出すと止まらない傾向にありますから、錦織君、ここは辛抱我慢だ、と思っていたのですけれど、相手が一枚上でしたね。う~ん、千載一遇の大チャンスだったのになあ、残念無念であります。好漢錦織選手の捲土重来を期待しますし、これは僕の持論なのですけれど、アジア圏の選手がグランドスラムを狙うならば、球速が落ちるクレー・コートの全仏しか無い様に思います。ともあれ、暫し休んで、来季こそグランド・スラムを獲って下さい!

スカートの いよよ短し 秋の風、今朝は随分涼しくなりましたが、昨日は中秋の名月、素敵なお月様を愛でる事が出来ましたけれど、本当に日本人って風流ですよね。お団子にお芋にご酒、薄を飾ってお月見ですもんねえ。平安期の貴族なぞは、直接月を見る事はせず、杯や池に映ったものを愛でていたんでしょ、いや絶景かな。それも悪くはありませんけれど、僕が行ってみたいのは、姫路での観月会なんです。これ、世界遺産の姫路城と観月を同時に楽しめるというイベントでして、昨日は1万5000人もの大盛況だったとか。姫路から灘は左程遠くありませんし、銘酒を味わいながら月を楽しむなんて羨ましいなあ。さて、この姫路城、池田輝政という武将が造ったものなのですが、織田信長に重用された彼の父の恒興を戦場で討ったのが、永井直勝という代々徳川家に仕えた侍であります。その功に依り大名になりまして、その子孫が文豪永井荷風、先に挙げた、スカートの、という艶めかしい句の作者なんですね。そうそう、月面の裏側にナチス・ドイツの残党が秘密基地を造って隠れ住んでいた、という奇想天外な傑作映画もありましたけれど、そういう武張った話では決して無く、兎さんが月に居て、「竹取物語」の寓話を産み、月面探査機に「かぐや」という命名をする、心優しい我が国です。でも、最新の研究では、月の内部は暖かく柔らかい層があり、液体すらもある、という説が有力だそうですよ。月の最低表面温度は、-170℃と言われていますのに、宇宙って本当に興味深いですよね。

僕ね、前々から不思議でならない事がありまして、これだけ沢山の事が科学的に解明されつつあるじゃないですか。地球上の生命の起源にしても、DNA解析が飛躍的に進んでいますし、何れは全てが分かる筈ですし、僕が好きな仮説は所謂パンスヘルミア説でして、隕石に付着していた物やその中に含まれていた菌が地球に落下、それが合成したり進化して微生物が出来た、という理論なんです。勿論、それ以外にも、深海の微生物が進化したとか、蛋白質だDNAだRNAだ、諸説紛々ですけれど、これ、論理と実証とデータ解析の世界ですよね。それを、所謂ファンダメンタリストの様な、聖書を一字一句信じている方が、アメリカだけで何千万人も居るのが、とっても不思議なんですよ~。元始に神天地を創造り給へり 地は定形なく曠空しくして黒闇淵の面にあり 神の霊水の面を覆いたりき 神光あれと言いたれば光ありき、まあ、この調子で1週間かけて天地創造が成されるんですが、これ、壮大なる虚構でしょ。まあ、矛盾だらけなのが人間で、池波正太郎先生の鬼平犯科帳の名台詞を無断拝借しますと、「人間というやつ、遊びながら働く生きものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事を楽しむ。これが人間だわさ。」、だからこそこの世は面白いのですが、宇宙物理学者の殆どがクリスチャンでしょうし、日常生活と研究とで、どう折り合いを付けているのか、一度話を聞いてみたいなあ。

月下氷人に花鳥風月、月夜に提灯に月よ星よ、月満ちれば即ち虧くに月とすっぽん、お月様に因んだ言葉も多いですよね。天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ、僕、この人麻呂の句が大好きなんですが、今日は折角ですから、お月様に関連するお勧め作品を一挙大公開、と参りましょうか!

先ずは映画から。「アポロ13」「スペース・カウボーイ」「アイアン・スカイ」の3つでしょうねえ。「アポロ13」は、宇宙船内の大規模事故を下敷きにした実話でありまして、トム・ハンクス主演、脇役のケビン・ベーコンも良い味を出しています。「スペース・カウボーイ」は、クリント・イーストウッドが主演で監督を務め、年老いた元アストロノーツ達が再度宇宙を目指す、という痛快なお話です。「アイアン・スカイ」は先に挙げました様に、ナチス・ドイツの残党が月の裏側に隠れていた、というコメディなんですね。

お次は小説かなあ。SF小説の金字塔、ジェイムス・P・ホーガンの「星を継ぐもの」、これだけは外せません。冒頭20ページぐらいは、何だか良く分からない難解な宇宙の解説があるのですが、そこは飛ばして頂いて、月面に宇宙服を着た人間のミイラを発見、しかもそれは5万年前のものだった、という謎解きSFであります。そして、三島由紀夫の「橋づくし」でしょうか。満月の夜に7つの橋を無言で渡る、という願掛けをする花柳界の女性達のお話でして、非常に良く出来ています。実際、世界中で翻訳されて高評価を得ていますし、新潮文庫の「花ざかりの森・憂国」に収められていますから、簡単に入手出来るかと思います。最後は、これまたSFですけれど、巨匠クラークもハインラインも、月を題材にした作品は非常に多く、「月は無慈悲な夜の女王」にせよ、「渇きの海」にせよ、面白いと思いますよ~♡

これ以外にも、能の「鶴亀」、ビートルズのジョン・レノンのシャウトが何時までも耳に残る「ミスター・ムーンライト」、キング・クリムゾンの幻想的で何処か物悲しい「ムーン・チャイルド」、ベートーベンの「月光」、そうそう、手塚先生の漫画にも月はモチーフとしてよく使われていましたっけ。

何れ劣らぬ傑作揃い、皆様がどれかの作品に興味をお持ちになって、秋の夜長に、音楽でも映画でも小説でも、お手に取って頂けたら幸いです。さびしいとき ばかりでなくて おでん酒、よおし、今宵は僕も人肌燗で一杯やって、月を愛でてゆっくり過ごしましょう☽
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR