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ヰタ・セクスアリス

皆さん、ネット上では結構取り上げられているんですが、financial timesの記事、ご覧になりました!?このフィナンシャル・タイムズ、イングランドの経済紙で、創業100年を優に超え、世界140か国で読まれている一流紙なんですね。僕が読んだのは勿論邦訳された物ですが、題して「的を外す矢」、要は、安部の馬鹿チンが提唱する経済政策、アベノミクスの3本の矢--金融・財政・成長--を辛辣に揶揄したものでして、結局は上手く行かないんじゃないの、と書いておりました。僕、ほぼ同意見なんですが、目先の改革風な事はやっていますが、経済立て直しの本質、官僚の削減や特殊法人の撤廃、大幅減税、そして真の意味での規制緩和等々には一切手を付けてませんもん。因みに、日本の全国紙は軒並み、アベノミクス礼賛に終始しているんですが、世界の新聞の論調は全く異なります。欧米のクオリティ・ペーパー、そうですねえ、先のフィナンシャル・タイムズを筆頭に、同じくイングランドのロイター、アメリカのニューヨーク・タイムズにウォール・ストリート・ジャーナル、ドイツのシュピーゲル、フランスのル・モンド、これはラジオですけれど、驚異の32か国語放送の「ロシアの声」、全てアベノミクスは失敗する、という物言いなんです。果たしてどちらが正しいのか、大変失礼ですが、日本の新聞よりも海外の記者の方が、数段優れている気がしてなりません。俗に岡目八目と言いますが、得てして部外者の方が状況がはっきり見えて来るもの、皆さんも、日本の新聞やテレビをあんまり信用しない方が良いですよ。

もう1つ、これで株価が下がると思いましたのは、経済産業省、昔の通産省ですけれど、この省庁って、財務省と並んで、日本経済を支える要の部署ですよね。そこの新大臣は小渕優子40歳だそうで、僕ね、こんな舐めた人事は無い、怒りすら覚えました。アベノミクスが失速間近、日本経済が益々悪化するかという状態で、こんな素人同然の木偶の坊の無能議員を大臣にするなんて、どうせ官僚のマヌーバーでありパペットなんでしょうが、それにしても酷いなあ。この小渕、お父さんの急逝でいきなり議員になりましたけれど、元々はTBSの「はなまるマーケット」のADでしょ。僕、テレビ局にも知り合いがいますから分かりますが、ADなんて、例えば弁当の手配をするといった、只の便利屋、パシリ、大分弁で言う処のテゴ、ですよ。そして、議員になって直ぐに2人の子を産み長期の産休、少子化担当大臣を務める、というのが彼女の主な経歴です。このキャリアの何処に、経済を長年真摯に学んだり、金融畑の出身だったり、会社を懸命に経営したり、銀行マンだったり、為替や株式や投信の実務に携わった事があるんでしょうか…。そしてね、これまた愕然としたんですが、念の為に彼女のホームページで、政策面を確認してみたんです。「元気な地域経済の復活・雇用の確保」「安心の老後、年金・医療・介護」「女性の職場環境向上、子育て支援、少子化対策」「農業を守り育て、自給率向上」「八ツ場ダム完成・富岡製紙工場世界遺産実現」。………。テメエ馬鹿野郎この野郎、尤もらしい事を書いてはいるけれど、こんな具体性の無いもん、誰だって書けらあ。そんでよう、これからテメエがなる経産大臣に関する、経済政策なんて何にもねえじゃねえか。「もしもこんな駄目な大臣がいたら」って、ドリフのコントも真っ青ですよ、駄目だこりゃ。もうねえ、国破れて山河在り、という感がしますけれど、日本の政治もここまで来ちゃったんですね~。これなら、新人の証券マンや、デイ・トレードで稼いでいる学生さんの方が、余程財政に関する知識がある気がしますよ。トホホ。

閑話休題、暗い話はこれでおつもりとしましょう。そうそう、昨日の拙ブログは、落語の「疝気の虫」を、僕なりに大きく脚色して書いたんですが、熱いコメントを2つ頂いておりました。関東在住の藤井寿彦様、並びにキウイ様、本当にありがとうございますm(__)m。何だかまるでラジオのDJが、視聴者の質問に答える様ですけれど、折角の機会ですから、今日は、僕の読書歴について、少し綴ってみますね。興味の無い方には大変申し訳ございませんm(__)m。

さてさて、僕の幼少期なんですが、お小遣いは一切貰えなかったんですね。何か必要があれば、その都度申告してお金を貰う、という方針でした。ただ、「本代を惜しむ人間は成長しない」という親の教育方針で、書籍に関しては、基本的には何でも買ってくれたんです。おまけに、生家は病院でして、全ての全国紙に漫画から女性誌から男性週刊誌まで、患者様の待ち時間に読んで頂くべく、なるべく多くの種類を置いていたんですね。毎週の様に雑誌が入れ替わりますから、僕もその恩恵に預かっていました。これは恐らく親の差し金なんでしょうが、誕生日に貰う物も本が多かったですねえ。人並みにスポーツや楽器や習い事もやりましたけれど、やはり本の虫だった様に思います。小学生の頃は、偉人伝や探検物や日本の歴史もの、天文、百科事典、江戸川乱歩、横溝正史、ホームズ、星新一、そこら辺が記憶に残っています。中学生になりますと、友人達も本を読み始めますから、図書館に行ったり貸し借りをしたり、そうですねえ、筒井康隆、小松左京、井上ひさし、遠藤周作、北杜夫、高木彬光、イアン・フレミング、伊丹十三、こういった処を耽読したと思います。僕、高校生の時に母を亡くしたのも一因で、非常にグレまして、学校も殆ど行きませんし、お酒に煙草に博打を覚え、不純異性交遊だけは無かったのが残念ですが、その時だけは少し読書から離れていた気がします。60~70年代のソリッドなブリテイッシュ・ロック、同年代のアメリカのソウル・ミュージック、そしてビートたけしのオールナイトニッポン、これが当時の僕の三種の神器でした。あ、でも、当時の親友のS君、彼は翻訳小説が大好きでして、ご母堂がSFマガジンの創刊号から揃えておられたぐらいでして、アシモフ、ハインライン、ヴォネガット、クライトン、デイック、フィニィにホーガン等々、色んな海外の作家を教えて貰いました。当時の荒んだ僕の心に、どれだけ癒しを与えてくれたか、今でもS君とそのお母様には感謝しています。ありがとう!!

さて、医学部に入学後直ぐに中退、海外放浪、就職、再度大学に入学、大学院に通いつつ再就職、と目まぐるしく動いていた僕ですが、系統だてて読んでないなあ、基礎教養が無いや、と痛感しまして、欧米の有名作家も含め、新潮文庫と文春文庫の「あ」から「わ」まで、目ぼしい作家は少なくとも1冊づつは読もう、と決意しました。3年ぐらいはかかったのかな、当時の読書ノートが何処かに或りますから、何とか読破した筈です。さぞお金がかかっただろう、と思われるかもしれませんが、古本屋や図書館を使えば、非常に安価ですよ。読書って、最もお金がかからない娯楽と思います。その中でも、大の好みとして、海音寺潮五郎、司馬遼太郎、色川武大、阿川弘之、松本清張、森鴎外、永井荷風、谷崎潤一郎、漫画ですが手塚治虫、これらの諸先生方の著作は、ほぼ読んでいる筈です。今の僕は、小説はどうしてもアラが目立ってしまって、余程優れた物以外は触手が伸びません。専ら、ノン・フィクションばかりですねえ。

読書の楽しみって色々とあると思うんです。知的好奇心を満たしたり、追体験をしたり、泣いて笑ってドキドキハラハラ、喜怒哀楽を刺激されたり。でも僕、書物の中に百年の知己を得ると言いますか、僕と同じ考えをしている先輩が居る感じなんですよ。困った時苦しい時悲しい時、明治の人も同じ様に克服したんだなあ、と勇気付けられます。何かあった時に書を開くと、そこには無限の世界が広がっていますし、同じ感性の友人が居るんです。こんな楽しい事はありませんよ。ですから、先に挙げた作家の皆さんは、僕、友達であり師匠であり先輩として、勝手に私淑しているんですね。読者諸兄の皆様方も、自分にとっての忘れられない一冊って、きっと或る筈です。

今日は何だか本屋の回し者の様な、僕の身勝手な読書遍歴となりました。これが鴎外先生の「ヰタ・セクスアリス」なら、華麗な恋愛遍歴の一冊なんですが、そこは当院のO君の得意分野、僕には縁遠いのが残念です。それはさておき、何処か1つでも読者の皆様の琴線に触れたら、こんな嬉しい事はありません。

よし、今日はこれから外出せねばならず、何だか空模様が怪しいですが、空き時間用の文庫本を鞄に忍ばせて、これから行って参ります!
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