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MALAVITA

僕、昨日、DVDを観る機会がありまして、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」と「マラヴィータ」の2本でしたが、かたや18世紀のイングランドの悲恋物語、かたや元マフィアの家族の逃避行と、全くテイストの異なる作品でした。どちらも傑作だと思います。皆様、TUTAYAで是非借りてご覧になられて下さいませ。まず、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」ですが、本作の主人公は実在の女流作家なんですね。古いしきたりから自立しようとする女性を、「レ・ミゼラブル」にも出演、「ダークナイト ライジング」でキャット・ウーマンを演じた、アン・ハサウェイが好演しています。そして、この人はつくづく伸びたなあ、と感心しますけれど、ジェイン・オースティンのオム・ファタール--運命の男、という意ですね。--を演じるのがジェームス・マカヴォイ、今、最も旬な男優さんと言えるでしょう。綺麗な女優さんと男優さんを見るのは、やっぱり眼福ですよね~♡そして、スコットランド辺りになるのかなあ、鈍色の空と美しい草原、恐らく当時のままなのでしょう、お屋敷も非常にクラシカルな味わいでした。そうそう、イングランド映画特有の、大人向けなシニカルな演出もあり、これまた納得でしたねえ。僕、アングロサクソンは大嫌いですけれど、この様な文学的で、予算も掛かりそうな格調高いお話をきちんと映像化--スポンサードしているのは、クレジットに出ていましたが、BBC films、ですから国営放送ですよね。--し、18世紀を代表する母国の女流作家の姿を後世に残そう、というのは大変素晴らしい事と思います。日本のNHKも、大河や朝の連続ドラマだけじゃ能が無いですよ。数年に1度ぐらいは、骨太なテーマの作品を映画化して、それを世に問うぐらいの姿勢が欲しいですよね。

さて、お次は「マラヴィータ」ですけれど、愉快痛快な一作でして、元マフィアの一家がかっての仲間に追われる、というお話であります。まず、ロバート・デニーロが元マフィアを演じる、という処で、長年の映画ファンは思わずニヤリとするでしょうし、またそういうマニアが膝を叩いて喜ぶ様な演出も幾つかあるんですね。またデニーロももう70歳、古希を迎えた訳ですが、色っぽいですし、カッコいいんですよ~。ところで、話は全く変わりますが、僕の親友のMさん、お酒が随分入ると、中々マニアックな物真似をしてくれまして、とんねるずの番組で、そんなコーナーがありましたけれど、拍手喝采と大爆笑なんですよ。大傑作「タクシー・ドライバー」の若き日のデニーロを、台詞と仕草付きでやってくれますし、これ、皆様にお見せ出来ないのが残念でなりません。そうそう、今村昌平の「復讐するは我にあり」の、倍賞千恵子の台詞の真似で、「お父さん…お父さん…」って、マニアック過ぎて、僕ぐらいしか分かりませんよね…。読者の皆様、Mさん、申し訳ございませんm(__)m。

そして、デニーロの奥さん役が、ミシェル・ファイファーでして、「エイジ・オブ・イノセンス」「スカーフェイス」「バットマン リターンズ」で一世を風靡した女優さんですが、御年56とは思えない艶っぽさでした。絶世の美人では決して無いのですが、妙に異性を惹きつけるというのかなあ、そういった女優さんでありまして、繊細な役から壊れた人格にコメディネンヌまでこなせるベテラン俳優です。デニーロと共演するのは殆ど初めてだったそうですが、流石は芸達者な2人でして、堂に入った自然な演技に感服しました。

この「マラヴィータ」、是非ともスクリーンで観る積もりだったのですが、日本では何故か余り人気が無かった様で、割と直ぐに上映が終わってしまい、僕、見られなかったのが残念ですが、本作の監督さん、「グラン・ブルー」「レオン」「ニキータ」のリュック・ベッソンは乗りに乗ってますねえ。近年はプロデュース業に専念していましたが、久方振りにメガフォンを取っても、演出力は全く衰えておらず、相変わらずスタイリッシュで粋でして、映画の間やリズムが、身体に浸み込んでいる感がありました。僕、拙いながらもアマチュア映画を数本撮りましたが、こういう事を書くのは何ですが、お客さんを泣かすのって、割合簡単なんですよね。エンターテイメントをきちんと作る事と、笑わせるのが最も難しいんです。リュック・ベッソンの若い頃は、割とシリアスな作風でしたけれど、「taxi」シリーズから一皮剥けたというのかな、エンターテイメントと笑いが、見事に両立する様になりました。彼は映画を知り尽くしている、というのかな、昨今の作品は2時間半、下手をすると3時間を超す長尺の物も少なくありませんけれど、人間の集中力って、1時間半が限度と言いますからね~。最近の大ヒット作「96時間」なんて、余計な説明は皆無、それでいてお客さんには過不足無く巧みに人物の紹介をし、シリアスですがギャグもきちんと入り、ぴったり1時間半ですもん、最早職人芸でしょう。

さて、そのリュック・ベッソンの作品に「ジャンヌ・ダルク」という大作があります。そこまでヒットしませんでしたが、僕、これはスクリーンで観ました。ジャンヌ・ダルクは15世紀のフランスに忽然と現れた救国の英雄なんですね。当時のフランスはイングランドに攻められ続け陥落寸前、そこに、「ジャンヌ、貴方がフランスを救いなさい」という神のお告げがあったとして、当時17歳だった彼女が、オルレアンの激戦地に到着、勇猛果敢な戦いぶりでイングランド軍に奇跡的な大勝を収めるんですね。当時のフランス軍は連戦連敗でしたから、最早神頼み、藁にもすがる思いで彼女に一軍を任せたのでしょうが、ジャンヌ自身は貧しい農家の生まれで、特に軍事教育を受けた訳ではありませんから、不思議な事もあったものです。でもね、日本でも唯一、同様の例があるんです。それは、長崎の島原の乱を率いた天草四朗でして、彼もまた、16歳の若さで4万近い兵を率いたんですね。

これこそが、所謂カリスマ性、という目には見えない物なんでしょうが、僕、ここに断言しちゃいますが、ジャンヌ・ダルクにせよ、天草四朗にせよ、年齢が年齢ですから、人心収攬の術についてとか、軍事面の知識や能力なんて、皆無に近かったと思うんです。では、「何が人を動かしたか」ですが、ジャンヌも四朗も、敬虔なクリスチャンであり、若いが故に、「滅亡の危機に瀕する母国フランスを救う」「貧困を極める長崎の農民を救う」という崇高で熱い志には、一点の曇りも無かったでしょうし、そのデタミネーション、強い意志は、些かも揺らぐ事は無かったのでしょう。でなければ、四朗が4万人で立て籠もった原城、ここは殆ど廃城だったそうですが、ここに幕府側の13万を超す兵が集結、そしてオランダ海軍の幾度も繰り返された艦砲射撃を、半年間も耐え抜いたんですから、いや、大したものです。

今後、日本の医療を取り巻く環境は、激変しそうな匂いがプンプンしています。下手をすると、適者生存、弱肉強食の時代が来る気配なんですね。僕、この病院のリーダーとして、強い意志と熱い志を持ち、全身全霊で頑張る積もりです!!

週末はどうやら全国的に良いお天気の様子、行楽にデートにスポーツにお楽しみ下さい!それでは皆様お元気で。また来週お会いしましょう!
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