FC2ブログ

TROUBLE MAN

ここ数日、九州は妙なお天気でしたが、皆様如何お過ごしでしたか!?僕、本当に久方振りの連休でしたし、休み自体が10数日ぶりだったものですから、ただ大人しくしているのも何か勿体無く思いまして、連日映画館へと足を運びました。とても楽しく、充実していたのですが、風邪の菌を貰ってしまった様で、昨日の夜から、微熱に鼻水、何だか頭や全身が重く、這う這うの体で漸く出勤した次第です。やっぱり1日はゴロゴロすべきだったかなあ、無理しちゃいけませんね~。

「愛とは決して後悔しないこと」という映画の名台詞がありましたよね。僕も同様でして、風邪を引いて些か辛いですが、映画を観に行った事を後悔はしておりません。「愛とはもっとライトなもの」とか言いそうなご仁も居そうですが、冗談はさておき、土曜日に「それでも夜は明ける」、日曜日に「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」を観たんですが、どちらも傑作と言って良い出来栄えでして、今日は拙ブログで是非ご紹介したい、と思いまして、熱があって頭が廻らず、支離滅裂な文章になったら恐縮ですが、暫しお付き合い下さいませm(__)m。

まず「それでも夜は明ける」ですけれど、原題は、12 years a slave、「12年間の奴隷生活」とでも訳せば良いでしょうか。ベイスド・オン・トゥルー・ストーリー、150年前の実話の映画化でありまして、当時のアメリカを舞台にしたお話なんですね。南北戦争は、奴隷制をどうするか、というアメリカ史上最大の内戦だった訳ですけれど、アメリカ北部のニュー・ヨークで、自由に裕福に暮らしていた黒人が騙されて拉致され、南部のニュー・オリンズでslaveとして12年間過ごす羽目になる、という粗筋です。果たして最後はどうなるのか、ご覧になってからのお楽しみですけれど、劇中、黒人達は幾度と無く凄惨な暴力に遭うんですが、実際はあんなもんじゃなかったと思うんですね。大体、当時の白人からして見れば、黒人なんて、映画の中でも言ってましたが、「資産」であり「家畜」でしょ。人権なんて言葉や概念なぞ皆無でして、奴隷達を闘わせて賭け事の対象にしていたんですから、こりゃ古代ローマのグラディエーターとちっとも変りはしません。古代ローマの壁画に残されていますけれど、ダチョウVS人間、虎VS人間、といった戦いを見て、喜んでいたんですもんねえ…。それでも、こういったアメリカの恥部、暗部を真正面からきちんと描いた、というのは特筆すべき事でしょう。僕、暗澹たる気分に襲われたのは、この実話を映像化するまでに、150年経たないと無理だった、という厳しい現実です。僕が幼い頃、「ルーツ」「クイーン」といった、黒人奴隷の現実を描いたテレビ・ドラマがありましたけれど、「それでも夜は明ける」まではハードじゃなかった様に記憶しています。でもね、日本人とアングロサクソンは随分違うなあ、と思うのは、織田信長公がかって、宣教師から黒人奴隷を献上された事があったんですね。今から400年以上前ですから、当時の日本人達はさぞ驚いたと思いますが、流石は信長公でして、同じ人間として何の偏見も持たず、近臣として重く扱い、「弥助」という名を与え、武士と同じ待遇にしたんですね。何れは城を持たそうとまで重用していたそうですが、本能寺の変で夢と終わりましたけれど、如何に差別意識が無かったかが、お分かり頂けるのではないでしょうか。ともあれ、劇中にチラリとインディアンも映りますが、彼等と黒人の犠牲の上に、現在のアメリカの繁栄がある、という史実は、皆が知っておく事ですし、日本のみならず世界中の小学生に本作を観せておいた方が良い、僕、そう思いました。文部省推薦映画にすべきですね。

さて、お次は「キャプテンアメリカ/ウインター・ソルジャー」であります。これ、確かに傑作と思います!この映画の見所、沢山あるのですけれど、非常に政治的かつ現代的でして、ハリウッドの大資本をバックに凄まじいビッグ・バジェットを使いながら、強烈なアメリカ批判なんですね。本作を造っているのは、「マーベル」、というコミックスのスタッフ達ですけれど、今や世界一のヒット・メーカー--彼らの総売り上げは、「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」を抜いたそうです--ですもんね、その凄みを堪能する事が出来ました。

まず、サブ・タイトルになっています、ウィンター・ソルジャー、ですけれど、これはキャラクターの名前でして、人間なんですが、意思を無くした、冷酷無比な殺人マシーンなんですね。ところで、ベトナム戦争において、米兵達は上官達から暴力を受け洗脳され、罪の無い民間人を沢山殺しました。戦後、帰還した彼等は、自分達の前非を悔い、その事実をドキュメンタリー・フィルムに残したんですね。その映画のタイトルが「ウィンター・ソルジャー」でありまして、これ、明らかに故意でしょう!?

そして、「全世界の平和を守る為」と称して、SHIELDというアメリカの組織が、或る大目標を遂行しようとするんですね。それは、「全ての人間のあらゆるデータ--誰に投票したか、学歴・職歴、通話記録、収入、家族等々--を入手し、反社会的と見られる者は、犯罪を犯す前に瞬時に抹殺する」という作戦なんですよ!これ、所詮映画の中の話じゃん、と笑えませんのは、ほら、ロシアに亡命したエドワード・スノーデンさんが、アメリカやイングランドの盗聴の実態を全世界に暴露しましたよね。1970年代には、ウォーターゲイト事件、というアメリカ大統領が野党本部を盗聴していた、という大スキャンダルもありました。この両事件と全く同じでありまして、キャプテン・アメリカは、かって自分が信じていた、「自由と民主主義」の象徴である、アメリカという国そのものと戦う、という話なんです。これは上手いなあ、と思いましたのは、キャプテン・アメリカが戦うSHIELDのエンブレムは鷲なんですね。どうもこの紋章、どっかで見た事あるなあ、と感じていたんですが、僕、劇場で膝を打ちましたよ!ナチス・ドイツの国章は、ハーケンクロイツ、カギ十字の上に黒い鷲が乗っかってますもんね。即ち、アメリカの秘密組織も、ナチスも、根っこは同じじゃないの、という痛烈な批判、僕、そう感じました。

アクション・シーンは非常に迫力がありますし、シリーズをずっと観ている人には思わずニヤリとさせる演出あり、毎回恒例となりました、原作者の1人である、スタン・リーがカメオ出演するお遊びあり、エンド・ロール後のお楽しみも2つ、名優ロバート・レッドフォードの使い方も巧みで古くからの映画ファンなら喜ぶ事間違い無し、まだまだ沢山見所があるのですけれど、未見の方の為に描けないのが残念でなりません…。

もう少し書きたいのですけれど、どうも体調が…。明日は果たして拙ブログを更新出来るか分かりませんが、映画って本当に良いものですね、それでは、さよなら、さよなら、さよなら…。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR