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不思議の国のアリス

石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の種は 尽きるまじ、これ、安土桃山時代の大盗賊、石川五右衛門の辞世の句ですけれど、彼は権力者しか狙わない、という義賊の一種でしたから、浄瑠璃や歌舞伎でも取り上げられ、今だに後世の僕達にも馴染みな訳です。でもね、この句、平成の現代ならば、「盗人」を「警察」「検察」に変えた方が良い様におもいます。つい先日も警察の不祥事がありまして、酒に酔った男性が新宿署に連行された際、マットにくるまれ殴る蹴るの暴行を受けた由なんです。男性は被害届を出したそうなのですが、警察側は示談金として70万円を支払ったとか。あの~、何処からツッコんでいいのか困りますが、まず、お金を支払った、という事は、警察が全面的に非を認めたんですよね。そして、そのお金は僕達の税金でしょ!?本来ならば示談という形では無く、この警察官達の名前を出し、れっきとした暴行なんですから、罪に服すべきでしょう。それと、示談金は自分のお金で支払って下さい。何故、僕達の税金で警察の不祥事、尻拭いをしなくてはならないのか、全く理解に苦しみます…。

この件で想起しますのは、先日の袴田さんや厚労省の村木さん、そして小沢さんの一連の冤罪ですけれど、去年の5月ですか、スイスはジュネーブの国連において、拷問禁止委員会の審査会が開かれたんですね。これ、日本の司法や取り調べが、非常に遅れたものではないか、という国際的な批判がありまして、国連がそれを重視、開催されたものです。日本政府の公式報告があった後、アフリカはモーリシャスという国のドマー委員--同国の最高裁判事です--が、「弁護人に取り調べの立合いが無い。その様な制度だと、事実で無い事を真実にして、公的な記録に残るのではないか。弁護人の立合いが取り調べに干渉するという、日本の主張は説得力が無い。司法制度の透明性の問題で、これで誤った自白が生まれるのではないか。有罪判決と無罪判決の比率が100:1になっている。自白に頼りすぎているのではないか。これでは中世の時代と変わらない。日本の司法や刑事手続きは、国際水準に合わせる必要がある。」と諫言したんですね。そうしましたら、日本側代表の、上田人権人道大使は、「日本は、司法の分野では世界で最も先進的である。」と発言した由、世界中から集まっていた著名な弁護士さんや検事さん達が思わず失笑したそうです。そうしましたら、この上田、「don't laugh!! why you are laughing?shut up!!shut up!!」と叫んだそうでして、無礼極まる態度に、会場は凍りついたとか。何だかこの英語、you areでは無く、are you、と問うべきで、文法も間違っている上に、弁護士でも無い癖に己の未熟さを棚に上げ、世界中の法曹関係者を怒鳴りつける、という暴挙と醜態を晒した訳です。フル・ネームで書いておきますが、上田秀明、という外交官、東大を出ている割には非常にお粗末な頭の持ち主で、世界中に日本の恥を晒しに行った様なものです。

そしてね、益々申し訳無いのは、この発言したドマー委員が、アフリカのモーリシャスという小国出身だったので、腹を立てた節もありまして、国際会議の場で差別意識丸出しですもんね。日本という国のイメージ・ダウンは計り知れず、オイ上田、君、今すぐ腹を切りたまえ!

益々恥ずかしくてならないのは、このご仁、外務省出身の癖して、このモーリシャスの事を余りにも知らなかったんじゃないか、と思うんですよね。確かに小国ですけれど、アフリカでは最も豊かで、外交上手で知られた国なんですよ。馬鹿だなあ、トホホ…。では、今日の拙ブログは、知られざる国、モーリシャスについて、少々綴ってみましょう。

モーリシャスという国は、アフリカ大陸の東にあるマダガスカル、そのまた東、インド洋に位置する小島でありまして、面積は2040平方キロ、福岡県の半分、沖縄本島ぐらいになりますか。15世紀ぐらいに発見されたそうですが、当時は全くの無人島でした。段々と人が住みつき、オランダ~フランス~イングランドと所有者が変わりましたからその子孫達、そして、奴隷として連れて来られたインド人と、何処でも華僑として現れる、少数の中国人から成る国なんですね。かって、この島で最も有名だったのは、今はもう絶滅してしまった伝説の飛べない鳥、ドードーでありまして、丸々と肥り、天敵が居なかったものですから警戒心皆無、結局は全て食べられてしまったんですね。どうやら鳩の仲間だった様でしたが、剥製すら残っておらず、人間の残酷さを感じます。

このドードーの絶滅を貴重な教訓とした訳では無いのでしょうが、独立後のモーリシャスは、非常に近代的な国家として生まれ変わります。議院内閣制であり、軍備は最小限に留め、燦々と降り注ぐ太陽を発電に生かし、教育に力を入れる、穏和な国なんです。僕、モーリシャスは、旧植民地国の中では、かなりの成功だと思うんですね。と言いますのも、植民地って、宗主国の都合でしか無い訳で、所謂モノカルチャー経済、単一の物しか造らせない事が多いんですよ。インドならば、イングランドの都合のみで、紅茶ばかり作らされていた様なものです。さて、そのモノカルチャーですと、例えば紅茶が不作だった場合、それしか無い訳ですから、経済が破綻しちゃいますよね。モーリシャスの利口なのは、従来のお茶やサトウキビやラム酒に加え、繊維産業に力を入れた上に、タックス・ヘイブンとして諸外国からの多額の投資を呼び込みました。そして、僕、かってオーストラリアで、新婚のツアコンをやっていたので、良く知っていますが、この地は、大変綺麗なビーチと超高級リゾートとして知られていまして、観光業で大成功したんですね。燦々と照る日差しと紺碧の空と海、そして、フランスの植民地でしたから、料理も大変結構だそうで、顧客には各国の王室や大統領クラスが勢揃い、ハリウッド・スターが常宿にしている、超高級ホテルがゴロゴロしているんです。まあ、この島の綽名は、「インド洋の貴婦人」ですもんね~。セレブ達が毎年こぞって駆けつけるのも分かる気がします。さて、そうなりますと、顧客には各国の首脳陣が揃っているんですから、当然外交上手にもなりますよね。また、多民族国家ですと、宗教や言語の違いから上手く行かないケースが多いですが、この国では、夫々の個性を容認する体制の為、諍いは無い様です。となりますと、英語・フランス語・オランダ語、ポルトガルに中国語にヒンディー語と、何でも使われていまして、その多様性を生かし、欧州全域は勿論の事、インドに中国にアラブ諸国とも経済・外交両面で関係は良好だとか。余りに遠過ぎて、日本とは余り関係が無い様ですが、遠洋マグロ漁業の補給地として非常に重要なんですね。この国と疎遠になると、まず最初に、日本人の大好きなマグロが食べられなくなりますよ~。そして、世界を代表する国家首脳達が、この島をリゾートとして、何世紀にも渡ってこよなく愛しているんですから、対日感情が悪化するのは理の当然でしょうね。先の大馬鹿外交官が、ここまで知っていて、シャラップ!とモーリシャスの最高裁判事さんを怒鳴りつけたかは知りませんが…。勉強しないと大恥をかく上に、母国にも多大な迷惑をかける、という例でした。ホント、官僚っていらないですし、国益を損ねてばかりです…。

よおし、ではこれからエスプレッソを飲みまして、打ち合わせに行って来ます!
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ゆうちゃん、がんばれ

このブログで袴田事件の話題が出たとき、オレも「シャラップ上田事件」と日本の刑事司法の問題についてコメントしようとしたんです。

でも、書き出したら、単なるコメントでは済まなくなり、とてつもなく長い論文みたいになってきたので送信を諦めました。

ここに書かれてることと同じことを、ちょうどオレも考えてた。
小沢さんのことや、袴田事件のことも。
そして、シャラップ上田に対しても!

国連拷問禁止委員会で会議中に
「日本は中年じゃないぞ、刑事司法の分野では世界でも最も進んだ国の一つだ」
などと意味不明な発言でボケまくり・・・
その映像がyoutubeで流れて「ニッポンって野蛮な土人の国なんだー」という印象を世界中に与えてしまった。
シャラップ上田こそ、日本の威信を地に堕とした国賊である。

袴田事件、飯塚事件、足利事件、次々に無実の人を自白させ犯人に仕立て上げようとした遠隔操作事件などなど・・・・。
http://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/visualization/false_charge.html

どこをどう見ても、日本は自白強要の拷問がまかり通る法治国家以前の土人の国であることは明らか。

誰が、いつ、自白を強要され、犯人にしたてあげられたとしても、おかしくない。

日本の刑事司法制度を、根本的に改革しなければならない。
取り調べの可視化は絶対に必要。
さもなくば、これからも冤罪事件が量産されるのを防ぐことはできない。

そして、不当な取り調べを目の当たりにしても、決して権力と闘おうとはしない、日本の腰抜け無能マスメディア!

記者クラブに飼いならされ、大本営発表しか報道しない、腰抜けジャーナリストども。

日本の新聞はアホすぎると、先日も、めいろまさんがツイートしてました。
記事の内容はペラペラすぎて読むとこない。
必要なのは新聞に挟んであるスーパーマーケットの激安チラシくらい。

新聞紙面の半分が広告だったり、ひどい場合は一面が広告だったり。
そんなのヨーロッパのクオリティペイパーにはないって。
そもそもクオリティーペイパーに激安チラシとか挟まってない。
記者クラブを中心として独自の進化を遂げた日本ガラパゴス・ジャーナリズムにとっては、激安チラシこそ読者を引き留める最後の砦なのかもしれないけど。


オレは今「ゆうちゃん事件」に大注目してます。
遠隔操作事件で、威力業務妨害の疑いで逮捕された片山祐輔容疑者。
彼は見た目がアレだし、前科もあるから、遠隔操作事件の犯人に仕立て上げられようとしてるけど、佐藤弁護士と一緒にものすごい反撃を繰り出してる。
弁護士から差し入れられた冤罪事件の本を500冊も読破したとか。

検察は弁解録取の手続きもなしに、本人を精神的に追い込むような取り調べをしており、遠隔操作事件で4人も誤認逮捕したことに対する反省は全くなし。
不当な取調べにも負けず、ゆうちゃんは闘ってる。あの顔で・・・。
ネコ好きのオタクが、まさかここまで闘えるとは・・・。

ゆうちゃんガンバレー!って応援してます。

それにしても、サトベンこと佐藤弁護士はすごい。
www.youtube.com/watch?v=iszp7C3ehUA
マスコミを一喝するシーンには涙が出た。

そして、この事件を一部始終報道してるニュースドットコムの神保哲生さんに拍手。
神保哲生こそ真のジャーナリストだ!

No title

楽々ライフさん、おはようございますm(__)m。

PC遠隔操作事件に関しては、拙ブログでもいずれ触れようと思っていました。これ、どうも冤罪の臭いがプンプンしますもんね!

おかしいのは、弁護側が可視化を求めた途端に、検察側は取調べを止めてしまいましたもんね…。

それにしても、楽々ライフさんの様に、僕と同じ考えを持つ方がおられて、心強い限りです!
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