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PHOENIX

今日はいよいよ定時総会でして、僕、6時過ぎには出勤しまして、色々と準備に追われてました。やっと一息付きまして、エスプレッソを淹れて一服、漸くPCの前に座った処です。随分暖かくなったなあ、と自転車通勤の最中に思いましたけれど、この時期、食べたくなるものと言えば、僕、やっぱり今の旬のホタルイカなんですよ。酢味噌や山葵醤油で食べるのも悪くはありませんけれど、富山辺りから空輸された物を、しゃぶしゃぶでポン酢で頂くのが一番かなあ。趣を変えて洋風で行くならば、まずはやはりアヒージョ、スペイン南部の郷土料理ですけれど、小さな器に入れますものは、ホタルイカとニンニクのみじん切りと鷹の爪と料理酒とオリーブオイル、そして塩を少々、これをグツグツ煮込めば完成でして、猫舌の方は大変でしょうが、バゲットと良く冷えたシャブリ辺りが大変結構です。これでも足りなければ、パスタかなあ。作り方はぺペロンチーノと全く同じでありまして、オリーブオイルで、ニンニクと鷹の爪を炒めまして、狐色になりましたら取り除き、ホタルイカを投入、もしあれば菜の花を入れても色取りが引き立ちます。そしてやや硬めに茹でたパスタをフライパンに投入、白ワインと茹で汁を入れ、味が馴染んだら完成、温かいうちにお召し上がり下さい。僕の怪しげなイタリア語ですが、spaghetti con calamaretti、こう書くと何だか美味しそうでしょ!?さて、このパスタには、トスカーナでもピエモンテでも合いそうですし、割と若い白が良いんじゃないかな!?

閑話休題、出勤前の朝の5時台のNHKニュースを見るともなく見ていましたら、若い女性アナウンサーが登場、「福島原発のメルトダウンは云々」と語り出しまして、僕、唖然としました。僕の記憶違いなら陳謝しますけれど、政府や東電は公式にはメルトダウンした、とは認めてなかった様に思うのですけれど、皆様如何でしょうか?早朝のニュースという、余り人の目に付かない処で、「メルトダウン」という言葉を使い、なし崩し的に認めさせよう、ってんじゃないでしょうね!?僕ね、これも思うんですが、変に横文字を使って欲しくありません。meltdown、と言われても、お年寄りや子供や英語が強くない人は、何のこっちゃ分からないじゃないですか。要するに、原子炉が全部溶けてしまった、という訳でしょう!ホント、この国を覆う隠蔽体質には反吐が出ますよね。

その隠蔽体質の最たるものと言えば、そう、毎度お馴染み、巨悪の根源である検察であります。昨夕のニュースから散々に取り上げられましたから、疾うに皆様ご存じでしょうが、そう、袴田事件です。袴田さんの死刑が確定したのは昭和41年ですから、僕が生まれる前でして、既にこの事件が起きて半世紀が経ちます。静岡県において、味噌会社の重役の一家4人が殺害され、放火された、という悲惨な事件が起き、同社の従業員だった、元ボクサーの袴田さんが罪を自供して逮捕、死刑を宣告され、そして48年の月日が流れた訳です。

袴田さんの連日の取り調べは、1日12時間を超えたと言います。取調官の刑事達は当初は3人だったのが、最終段階では10人にもなり、そして彼らは連日殴る蹴るの暴行をふるったそうなんですね。夜は騒音を立ててわざと眠らせず、袴田さんは意識が朦朧とする中で、「自分がやりました」と自供した、と言われています。静岡地裁の公式発表に依りますと、極めつけは、死刑判決の決め手となった、袴田さんの着衣に付いていた血痕が、「DNA鑑定に基づき、捏造されたものとの疑問は払拭されない」だそうです。連日の暴行を伴う取調べ、睡眠も取らさずに証拠はでっち上げ、いや、これをやられたらどんな無罪でも死刑にされますよね。袴田さんが死刑を宣告されて半世紀、精神的な負担はどれほどだったか、そして失われた時間の長さを思うと、涙を禁じ得ません。

僕、ここに宣言します!皆さん、警察も検察も、決して信用しては駄目ですよ!!この袴田さんは勿論の事、東電OL事件、厚労省の村木さん、そして昨日も触れた小沢さんの時も、検察は調書の大部分を捏造していました。本当に、検察なんて、●●●よりタチが悪いですよ、だって、バックに付いているのは国家ですし、己の罪を決して認めない、間違いばかり犯す神ですもんね~。僕も、自衛の為に何か用意しておいた方が良いかもしれません、くわばらくわばら…。

捨てる神あれば拾う神あり、日弁連、日本中の弁護士さんの集まりが彼を支援した事も勿論大きいですが、袴田さんが救われた事の1つに、彼がボクサーだった事があると思います。日本プロボクシング協会会長、ファイテイング原田さんが、袴田さんの支援を公式表明しましたし、輪島功一さんを始めとする、元世界チャンピオン達が再審請求書を最高裁に提出、そしてボクサー達の、先輩を救わんとする支援の輪は世界中に広がりました。アムネスティ・インターナショナルを始めとして、カソリック団体、政治家、そして、今年の初めには、WBC--世界で最も大きなボクシング団体です--が、袴田さんの無罪が確定した際には、名誉王者として、チャンピオンベルトを贈呈する事が決まりました。この一連のムーブメントの先頭に立ってリーダーシップを発揮したのは、現日本プロボクシング協会会長、元世界チャンピオンの大橋秀行さんなんです。今日は重い話ばかりで疲れましたから、最後に大橋さんの事に少し触れましょう。

僕、大橋さんは間近で見た事があるんですよ。横浜アリーナでの辰吉選手の世界戦を観に行った際の事です。広い会場ですのに、座って飲食が出来る所は何故か1つしか無く、仕方無く並んでいましたら、僕の後ろに居たのは大橋さんですよ!うわ、元世界チャンピオンが後ろに立ってる!と緊張してましたら、左奥のソファには、具志堅やら柴田国昭やら川島やらチャンプ達が談笑してまして、あれは驚いたなあ。個人的な感想はさておき、大橋選手は、痛烈な数度の敗戦を糧とし、2度世界タイトルに輝いた真の男と思っています。

大橋選手は、デビュー7戦目で、敵地韓国で世界タイトルに挑戦したんですね。当時のチャンピオンは、「韓国の鷹」と呼ばれた同国の国民的英雄の張正九、この時点で10度の防衛に成功している男に、僅かデビュー7戦目で挑戦なんですから、いい度胸してますよ。大橋選手はKO負けをするのですが、不屈の闘志でカムバック、一撃必殺のカウンター、そして左ボディ・ブローで、見事KO勝利で世界チャンピオンとなります。2度目の防衛戦の相手は、‘el finito‘と呼ばれたリカルド・ロペス、僕、スペイン語は皆目分かりませんが、完璧、で良いのかな?このロペス選手、長いアマチュア歴でも負けなし、そしてプロに入ってからも57戦無敗で引退した男なんですね。通常ですと、これ程の強敵がチャレンジした際は、何やかやと言い訳をして、逃げるチャンピオンも多いのですが、我らが大橋選手は日本男児でした。39℃近い高熱をおしてリングに立ち、痛烈なKO負けをしたものの、一言も言い訳はしませんでした。通常ですと、世界戦で2度もKO負けすると引退するボクサーが殆どですが、大橋選手は決して諦めません。敗れても敗れても立ち上がる彼に付いた綽名は、フェニックス、不死鳥でした。ロペスに敗れてから3年後、大橋選手は自分よりも若い無敗のチャンピオンに挑戦、見事な勝利を収め、己の力を証明してから引退したのです。引退後も、その経験を生かし、3人の世界チャンピオンを育てたのですから、名選手であり、名伯楽であり、袴田さんを救ったリーダーシップも兼ね備え、今後の日本ボクシング界を背負って立つ侍、と言えましょう。

袴田さんは、長い拘禁生活で、肉体精神共にボロボロだと仄聞します。とにかく、釈放を勝ち取られたのですから、とりあえずはゆっくりお休み下さいm(__)m。よし、僕も、袴田さんや大橋さんに負けない様、定時総会を頑張って来ます!!それでは皆様、楽しい週末をお過ごし下さいませm(__)m。
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