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silent spring

皆様、おはようございます!三連休は如何お過ごしでしたか!?僕、墓参りをしたり出勤したりと、何だか落ち着かず、昨日だけは割とのんびり出来た様に思います。あ、でも今週末は病院の定時総会もありますし、仕事も少々してたか…。

漸く落ち着いた日曜の午後、レンタルして来たDVDを観まして、「キャリー」という、モダン・ホラーの巨匠、スティーブン・キング原作の映画なんですが、これ、映像化されるのは、テレビも含めて4度目かな。もう40年近く前の作品なのですが、それだけ現代的なテーマを内包しているという事なんでしょう。未見の方の為に詳しくは書けませんけれど、厳格なクリスチャンの家で抑圧的に育ち、学校では非常に陰湿で執拗ないじめにあった、キャリーという少女のお話なんです。今も尚、社会問題化している、アメリカの学校での、カースト制にも似た階級制--以前の拙ブログでも触れましたけれど、6つぐらいに層が分かれて、上のクラスに属する生徒達がいじめをするんですね。しばしば起こる、学校内での銃乱射事件の背景にあるぐらいなんです。--も、映画の中できちんと紹介されています。そして、アメリカでは、高校で学生生活を終える人が殆どなんですが、社会に出る為の打ち上げと言いますか、プロム、という大規模なパーティを行うんですね。ここで大事件が起きてしまうのですけれど、原作のスティーブン・キングは実生活でも高校教師でしたから、学生生活の描写やシークエンスは非常にリアルなんです。

さて、そのいじめにあったキャリーが、所謂テレキネシス、物を動かせる能力に目覚めてゆくんですが、僕ね、映画だからと言って馬鹿に出来ない気がしてならないんです。昨年終わりました、バットマン・シリーズの映画では、巨大コンピューターで、その街の全ての住民の携帯を盗聴、犯人の居場所を特定出来るシステムが登場します。これなぞ、つい最近、ロシアに亡命したエドワード・スノーデンさんが、「英米両国は長年の間、何千万件も盗聴し続けている」と世界中に暴露しましたから、スクリーンに登場するよりも随分前から、現実の世界で行われていた訳です。映画「マトリックス」も真っ青、フィクショナルな空想だった筈なのに、現実の方が遥か先を行ってるんですもん。

ハーバードかオックスフォードか忘れましたが、恐竜が進化の過程で鳥類になった訳ですが、その間の生き物を造れる、って言うんでしょ!?頭が鳥で胴体が爬虫類、ってな訳です。そして、随分前の「軍事研究」という雑誌で読みましたけれど、脳には痛みを感じる部分があるそうで、そこにチップを埋め込めば、映画「ターミネーター」じゃありませんけれど、痛覚が無くなり、腕がもげても足が折れても戦えるとか。まあ、人体の中で、最も遅れているのが脳の研究、と言われて久しい訳ですよね。これまた映画で恐縮ですが、「アイアンマン3」では、脳の未使用な部分を活用、超人間と言いますか、炎を吐く様な超人を造り上げていましたっけ。

僕がかって旅しましたネパール、ここにはダルバール広場、と呼ばれる世界遺産がありまして、寺院が点在し、大規模なバザールが常に開かれていて、誠に殷賑を極め、常に喧噪に包まれているのですが、ここにはチベット仏教の寺院がありまして、壁には大きな目が描かれているんですね。これ、所謂「第三の目」と呼ばれるものでして、何と言うのかな、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感を超えた第六感と言いますか、sixth senseでありまして、何でもお見通しというマークなんですよ。このまま様々な実験や研究が進めば、それだって24世紀とかには可能になる気がしてなりません。

これは当院にも関わりのある事ですが、鬱病という心の疾患があります。鬱病がどうやら文献に残っているのは、古代ギリシャの時代だそうですが、実はもっと古くからありそうなんですって。これは動物学者の或る説なんですが、ほら、僕達人間は、鋭い牙も爪も無い訳で、勿論足も遅く空も飛べませんよね。となりますと、ライオンや虎とか肉食動物の餌だった可能性が高い訳で、それで僕達は暗闇を恐れるのでは、という事なんですが、捕食されていた頃の恐怖の記憶って、ずっと残ったのではないか、という説なんですね。そして、僕達は言葉で意思疎通が出来ますから、「あそこの草むらで喰われた奴が居る」「川で水を飲む時は背後に気を付けろ」とか、その恐怖の記憶は伝わっていったであろうと。人間の脳で、記憶を司るのは海馬ですが、鬱病に深く関連するのは扁桃体という部分なんですね。海馬と扁桃体が連動し、記憶されるそうなんですが、それ--恐怖ですね--が余りに強いと、トラウマになり、鬱病になるのでは、という仮説であります。あ、僕、医師ではありませんで、医学部中退のドロップ・アウトした人間ですから、あくまで本で読んだ仮説ですよ。

歌は世につれ歌は世につれ、をもじりまして、病は世につれ世は病につれ、ですが、産業革命や格差社会が、鬱病の大量発生を促した、という説もあります。16世紀頃の中世の欧州では、年間の総労働時間は約2000時間だったそうです。19世紀の産業革命を経て近代になりますと、年間3600時間になった由でして、1600時間も増えてしまった訳です。1年は365日、これは今も昔も変わりようがありませんから、1日に均すと約4時間半も労働時間が増えてしまった計算になりますよね。そして、当時は、あ、今もか、労働者と資本家の給与には大きな差があった訳ですから、そりゃあストレスが溜まらない筈がありません。

リーマン・ショックに端を発した自由主義経済の歪み、これ、アメリカに顕著に見られますが、2010年の米国精神衛生管理庁の統計に依りますと、この国の5人に1人は何らかの精神疾患の経験者だとか。18~25歳までに限ると、3人に1人という高い数字が出ています。先のスクール・カーストも凄まじいストレスでしょうし、日本では考えられない薬物の広がり、根深い差別、果てしない競争社会、そして大量の添加物の添えられた食品、といった複合的な要因が、大量の精神疾患を生んでいるのではないでしょうか。レイチェル・カースン女史の、農薬の危険性を訴えた世界的なベストセラーに、silent spring、「沈黙の春」という本がありますけれど、これは、何時も春の訪れを告げる鳥達が、化学物質の被害で死滅してしまった、という意なんですね。

僕達日本人は、それ以上に怖い放射性物質の飛散、そして50を超える原発、という時限爆弾を抱えている訳でして、今後の日本という国のかたちをどうすべきなのか、本当に腹を括って考えなければなりません。日本の国民的作家、と言えば司馬遼太郎に松本清張ですけれど、共に亡くなられましたが、晩年のお二人とも、考えやアプローチの仕方は異なりましたが、この国の未来を、深く深く憂いていた事は間違いありません。安部のヤロウも、「笑っていいとも」に出て、「エクザイルとご飯を食べた」とか、浮かれてる場合じゃないですよ!どうせそのメシ代も、僕達の税金である、官房機密費から出てんだろ、この大馬鹿野郎!さて、何だか週明け早々、暗い感じになりましたけれど、僕、根がオプチミストですから、この心配が杞憂に終わる事を確信しています!何故なら、僕達日本人の知性を信じてますもん!よし、ではミーティングに行って来ます!
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