stranger than paradice

月末で週初めという事もありまして、何だか時間に追われていますけれど、拙ブログの更新が遅れてしまいまして、大変申し訳ございませんm(__)m。

今朝の大分は気のせいかなあ、少しだけ暖かくなって来た様に感じます。冬来たりなば春遠からじ、もうすぐ啓蟄ですし、釣鐘に とまりてねむる 胡蝶かな、雪よりも 真白き春の 猫二匹、春風に 船は煙を 陸に引き、布団から 出るに出られぬ 春の朝、蕪村に虚子に汀女の秀句、そして最後は僕の駄句でございました。でもね、こりゃあ良いなあと思いましたのは、今のこの季節のスポーツって、マラソンが目立ちますけれど、古都京都で、一風変わった駅伝が行われた由でして、世界中から40人の宗教家が集まったそうなんですね。夫々宗教が異なる皆さんが混合チームを作り、4区間をリレーしたとか。お寺や修道院を中継点とし、イスラム教徒が走り、たすきをクリスチャンが受け、仏教徒がゴールするなんて、素晴らしい試みと思いました。interface--接点、と訳して良いのかな--駅伝、と銘打たれたそうでして、異なる価値観や信条を認め合い、和を以って貴しとなす、日本人の美徳を体現していますし、何でも毎年続ける由、何時か僕も古都観光のついでに見てみたいものです。

そういう良い話とはガラリと変わりますけれど、2月19日に福島市が食品の放射能検査結果を公表しました。1月4日から31日まで、市内38施設において、主として一般家庭で食べる様な食品--米麦に味噌醤油といった必需品ですね--を測定した由、695の食べ物のうち、243件から放射性セシウムが検出されたそうです。そして、日刊ゲンダイ紙の記事で、福島原発の地層について触れているんですね。要約しますと、福島原発を建設した当時の技術者が、67年に発行された「土木技術」という雑誌の22巻の9・10号に、如何にこの地が地下水が豊富で地盤が脆いか、詳細に綴っているんですね。「土木工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題は多いに悩まされた。」「もしこの地が湿潤化した場合、泥土化して、緩く崩れやすくなる。」そうでして、今、福島原発の汚染水がダダ漏れ状態ですから、この地の地盤は、最早相当危ないのではないでしょうか。日刊ゲンダイ紙はペシミスティックに、「福島原発は敷地ごと崩壊しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御出来ないまま、沈んでしまう可能性がある。」と結んでいました。まあ、あの大地震で、地盤が脆くなっているのは間違い無い訳ですし、予断を許さないのは確かの様に思います。

そして、政府はとうとう、福島の避難解除を宣告しました。原発から20㌔圏内にある、田村市都路地区について、4月1日より帰宅を許す旨、住民側も合意したそうです。他の福島の6市町村に関しましても、今後2年の間の解除を検討するそうです。これ、先に述べた様な原発の危険な状況を鑑みますと、本当に大丈夫なんでしょうか。国としては除染が完了した、という事なのかもしれませんが、この原発の問題については、菅が総理の時から迷走に次ぐ迷走、果たして正確な情報が出ているのか否か、非常に怪しいと思います。これねえ、フラットに情報を精査していれば、国の文言って、ちっとも信用出来ないと感じますし、高齢の方の帰宅は未だしも、若年層に関しては、戻らない方が無難じゃないかしら!?

閑話休題、長崎県が興味深い試みにチャレンジしています。この県は非常に島が多く、大小合わせて1000もあるそうなんですが、夫々の地域で発電を賄うしか無いそうで、様々な自然発電に取り組むそうなんですね。佐世保市や大村市を嚆矢として、離島でもメガ・ソーラーが増え始めているそうですし、五島列島では浮体式の風力発電実験が始まっています。島原市では、豊富な温泉を利用した発電が、そして西海市では潮流発電の試みが検討されるそうです。僕、長崎と言えば、観光に特化した街造り--ほぼ毎月お祭りとかイベントがあるんですよ!--をしていて、日本では珍しくラテン気質だなあと思い、危うさを感じつつ好感を持っていたんですが、この自然エネルギーへの取り組み、大賛成です!

そう言えば僕、親友のMさんがここの出身という事もあり、九州の中では、長崎は特に縁が深い様に思います。ちゃんぽんも皿うどんも小龍包も、角煮まんじゅうも様々な海鮮も塩鯨も大変な美味ですし、トルコライスは少々微妙ですが、風光明媚で人情に富み、異国情緒に溢れ路面電車も風情があり、そして何よりも駅から海が見えるロケーションが堪りません。野球観戦に行ったり観光で訪れた事もしばしばでして、是非又訪れたい街の1つなんですが、実はかって羊頭狗肉と言いますか、思っていたのとは随分違った目に会いまして、今日はそのお話を少々。

まずは、先にも触れた、五島列島への旅行です。恐らくこれが最後の家族旅行だったと記憶しているのですが、長崎から五島列島最大の島、福江島までは約4時間の船旅でしたが、低気圧が来ていたのかな、まあこれが木の葉の様に揺れまして、ローリングとピッチングを繰り返し、日頃口数の多い両親や僕も終始無言、お昼時に汚い話で恐縮ですが、食べた物も悪かったのか、まあ上から下から出るんですよ。楽しい筈の船旅は、ほぼトイレの中で過ごす、という悲惨な目に遭いました…。何とか到着しまして天気も無事回復、両親と共に僕もサングラスをしたのですが、そうしましたら、もう島の人達の強い視線を感じるんですよ。「あいつら、サングラスしてるズラ」「んだんだ、都会の人だべ」、これ、長崎の方言じゃないんですが、何だかそんなアトモスフィアが漂いまして、道を聞いても照れて教えてくれなかったりして、閉口したものです。それでも流石に魚介類は新鮮で大変な美味、舌鼓を打っていたのですが、我儘な母は、「ステーキが食べたい」「美味しいケーキが食べたい」「口の中が刺身臭いから、ソルベかグラニテを食後に食べて、すっきりさせたい」「街全体が磯臭い」、無理無体を言い出しまして、父もそれに呼応、「俺だってカレーか豚カツが喰いてえよ!お前がここに来たいって言ったんだろ!」と怒号、そうしましたら、「何よ、しょっちゅう色んな女と沢山旅行している癖に!」と筋違いの反論が始まりまして、後はお決まりのつかみ合い、僕、黙々と喧嘩の種となった刺身を平らげるのでした…。

お次は佐世保にあるリゾート・ホテルでありまして、パンフレットを見る限りでは南仏をイメージした由だったんです。広々としたエントランス、円形のホールと綺麗に敷き詰められた芝生、テニス・コートにスパにカフェー、バーラウンジまで完備していまして、「雛には稀な、と言うけれど、こんなお洒落な感じのホテルが佐世保にもあるんだなあ」と思い、何時か行けたら良いな、と記憶に残っていたんですね。随分前の事ですから、そのホテルも勿論今ではかなり違うと思うのですが、念願叶って最寄りの駅に降り立ちまして、その折も真夏でしたからサングラスを掛けていたのですが、どうも様子が変なんですよ。「サングラスをしてる奴がいるズラ」「都会の奴が来ただ」、物は言わずとも、そういう雰囲気って分かりますよね。あれ、これってどうも昔に経験した事がある様な…。まあまあ、という訳でホテルに着きまして、豪奢なロビーで寛いでいましたら、何処からともなくカラオケの音が聞こえて来まして、嫌な予感がしたのですが、お部屋に通されてみますと、何故か畳がある和洋折衷、窓からは「サザエ磯焼き」と大書された居酒屋が見えまして、温泉に入りましたら、カエルが茹であがっていたりして、んも~、何処がプロヴァンス、何処が南仏なんだよう!?それでも鯛のアクアパッツアや、眼の前のリアス式の海岸で、採れたての海鮮をふんだんに使ったペスカトーレなんて、頬が落ちそうな旨さで、今でも覚えていますけれど、部屋に戻ると「炉端焼き 鯵と焼酎」なんて電光掲示板がチラチラ見えて、まあ今では良い旅の思い出です。

最後は笑い話になりましたけれど、僕、福島の情勢って、本当に危険だと思います。東北の皆様方におきましては、情報をきちんと精査されて、悔いの残らない選択をされて下さい。切に祈っております。それでは、今週も拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願い致しますm(__)m。
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No title

福島の皆さんは、心配ですね。
でも、ご高齢の方がもとの家に戻れるのはうれしいんじゃないかな。
若い方は、自己責任で選択しないといけないんでしょうね。

長崎の、自然エネルギーの取り組みは素晴らしいですね。
オレも、佐世保は行ったことあります。
高級なリゾートホテルニアは泊まらなかったけど。v-9
安いラブホに泊まったんだけど、港の景色がきれいで、胸が切なくなった。

それから、町の居酒屋行ったら、料理がおいしかったー。
隣で飲んでたグループが盛り上がってて、ジョークに次ぐジョークの連発なんだけど、その話がおもしろくて、笑ってしまいました。v-275

また、行きたいなー。

No title

楽々ライフさん、おはようございますm(_)m。

福島の方には、どうか悔いの無い判断をして頂きたいと思っています。

佐世保は米軍基地がありますし、ちょっと雰囲気が違いますよね。お魚は確かに美味しいですし、佐世保バーガーは少々大きかったですが、中々でした。
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