FC2ブログ

THOR:THE DARK WORLD

大分に佐賀関、という風光明媚な漁港があります。良く肥え太りながら肉質が締まった、関アジ関サバが全国的に有名ですし、イサキにカマスにホゴ、太刀魚も鰈も鯛も、おっと忘れちゃいけません、サザエやアメタイやクロメも大変な美味なんですね。そして、平安時代から景勝地として知られていますのが、黒ヶ浜に白ヶ浜でありまして、前者は蛇紋岩と呼ばれる黒石で海浜が真っ黒なんです。そして白ヶ浜は、それとは対照的でして、白砂の海浜なんですが、この両者が隣接していて、まるでシンメトリーの様でして、自然の神秘さ、一種の荘厳さを感じます。もっと遡りますと、神武天皇の時代ですから紀元前ですか、宮崎は高千穂を出て東征の徒につき、やがて日本を統一するのですが、その際に、豊予海峡が荒れていた為、風雨を避け、この佐賀関に暫し逗留されたんですね。潮の流れをおさめる為に、大蛸が守っていた剣を取り上げご神体にした、と言われているんです。ですからここでは蛸を大事にしており、神主さんは決して口にしないとか。そして、701年と言いますから、飛鳥時代より建立され、今もなお連綿と続いているのが、佐賀関にある早吸日女神社であります。

景観に優れ、豊饒な山海の美味あり、悠久の歴史あり、O事務部長ではありませんから、美女が多いかどうかは僕は知りませんけれど、この佐賀関より海を隔てて僅か45㌔の場所に、愛媛県伊方原発があります。現在は運転を停止していますけれど、今年の4月13日に伊方町長選挙があるんですね。候補者は3名、皆サン何れも原発再稼働に賛成しているんです。余所の自治体の選挙に口を挟むのはどうかと思いますけれど、僕、原発再稼働には強く反対です!まず、町長選の立候補者、これ、みんな、町役場の出身でありまして、誰がなっても同じ、という事でありましょう。原発再稼働の為の、謂わば出来レースなんですが、大分合同新聞というローカル紙がありまして、こういう記事が昨日の1面に大きく出てたんです。「伊方再稼働 反対60㌫、86%が原発不安」だそうで、この世論調査は、共同通信・徳島新聞・四国新聞・愛媛新聞・高知新聞5社の共同のものなんですが、新町長は、この意見を無視するんですかね!?僕、福島の大事故の例を考えれば、原発を稼働する際には、近隣の自治体の了解を得る必要が不可欠、そう思うんです。この3候補の連中、経歴を見ますと、ずっと伊方町から出た事が無い様ですし、そういった常識があるのかどうか、非常に不安に思います。大体、初代町長の畑中というご仁からして、収賄容疑でいきなり逮捕、こいつが今回も立候補しているぐらいですから、推して知るべしでしょう。もう僕、いっその事、町長選に立候補しようかな!?そうしませんと、世論調査によれば、多くいらっしゃるであろう、原発反対の人達の受け皿がありませんよね。

ただ、これだけは書いておきたいのですが、僕、この伊方町、通った事があるんですよ。夜分、バスで通過しただけだったのですが、まるでSF映画を想起させる様な奇妙奇天烈、一種異様な光景でした。四国という島の最西端にある、細長く小さな半島の先端に、この伊方があるのですが、まあ、正直申し上げて、大変辺鄙な場所ですよね。人口は1万人程度なんですが、国道は塵一つ無く綺麗に整備され、恰もハイウェイの様ですし、切り開かれた山中には豪奢な団地が立ち並ぶんですが、緑色のLEDでライトアップされ、美々しく飾られてはいました。でもね、ダムって或るじゃないですか。あれ、当然人口湖ですし、周囲の生態系を壊している訳で、満々と満ちたダムの湖水は確かに綺麗とは思いますが、モジリアーニの肖像画の様で、そしてデヴィッド・リンチの映画にも似て、縮尺の歪んだ奇妙な美しさですよね。僕、それを伊方の町にも感じた事を覚えています。どうか、来たる町長選が、伊方は勿論の事、周辺の街にとっても、良い結果となります様に。

閑話休題、ここ大分は、昨日から前がちっとも見えない様な、執拗な霧でありまして、どうも気分が滅入りがちですけれど、僕、昨日は久方振りに映画館に行って参りまして、すっかりリフレッシュして来ました。「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」、マーベルというアメリカン・コミックの会社の作品だったんですが、1億7000万$の製作費で、現在の全世界での興行収入が、6億3000万$ですか。これからDVD化して、更に収益が見込まれるでしょうし、いやあ、マーベル社はハリウッドでも稼ぎ頭と言える存在となりました。所謂マーベル・シネマテック・ユニバースと呼ばれる、「アヴェンジャーズ」を筆頭とするこれらの一連の作品の中でも、本作のスケールの大きさは破格でしょう。そして、コミカルなテイストも忘れておりませんし、長年のファンならば思わずニヤリとする場面あり、アクション・シーンは今まで無かった様な発想であり、アングロサクソン批判あり、恋愛模様あり、恒例のエンド・ロール後のカットあり、充分に楽しめるエンタテイメント大作でしょう。ただ、ずっとこのシリーズを観ている必要があり、そこだけが難点かなあ…。

さて、このマイティ・ソー、北欧神話やシェイクスピア、旧約聖書におけるカインとアベルの挿話を下敷きとしておりまして、中々多層的な構造になっています。僕、中でも思いますのは、北欧神話って、アングロサクソンの信じるキリスト教とは異なり、多神教なんですよ。ですから、主人公のソーは所謂雷神、日本ならば雷様であり、それ以外にも多くの神様が現れます。僕らが何気無く使っています曜日、これは北欧神話がベースになっていまして、本作のソー、英語の綴りでは、thor、ですけれど、木曜日は元々thunder's day、雷様の日でして、それが、thursdayとなったんですね。さて、この北欧神話を造ったのは、ノース人と呼ばれるバイキング達の祖先でして、欧州全土は勿論の事、北米大陸にも定住していました。この雷神ソーも、多くの地域で親しまれた神様なんですね。欧州各地で、彼らノース人が、9世紀頃から、ソーを描いた多くの石碑を残しています。彼の有名な探検家であり、北欧はノルウェー出身の海洋科学者に、トール・ヘイエルダールという方がいらっしゃいますが、彼の名のトールの綴りは、thorでして、雷神から取っているんですね。

1000年以上に渡って親しまれた神様を、人懐っこく親しみやすく楽しく脚色し、良い役者と監督とスタッフと脚本家を揃え、大予算を掛けて制作すれば、それは大ヒット間違い無しでありまして、まだまだ書き足りないんですが、僕、今日はこれから仏事がありまして、もう出かけねばなりません…。あ~、これが雷神ソーならば、ギリギリまでここに居て、後は雷のパワーで目的地まで飛んで行けるんですが、生身の人間ではとてもそうは行きませんよね。よし、では準備しまして、行って参ります!今週も拙ブログをご引き立ての程、宜しくお願い致しますm(__)m。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

奇妙な美しさ

アヴェンジャーズ、2年くらい前に、子供のお友達家族に誘われて、ツレが子供と一緒に見に行きましたよ。
すごくおもしろかったって、興奮して帰ってきた。
NYから帰ってきてすぐだから、見た事のある景色があちこちに出てきて、子供たちも喜んでたって。

昨日、Youtube見てたら、偶然、きゃりーぱみゅぱみゅのPVに行き当たり、クレイジーすぎて笑いました。
奇妙。
日本には、グロくてカワイイものが、いろいろあるんだなーと感心。
他の文化から見ると、奇妙すぎるくらい?
デヴィッド・リンチより狂ってる。
http://lucklucklife.blog.fc2.com/

No title

楽々ライフさん、おはようございますm(__)m。

アヴェンジャーズは中々の傑作だと思いますよ!あれだけヒーローが集結すると、話をまとめるだけで一苦労と思うのですが、上手にまとめていましたし、万人が楽しめるのではないでしょうか。

きゃりーぱみゅぱみゅ、僕も観てみますね。是非、ももクロもご覧下さい(^^)。

キャンディーキャンディー

私はTVも殆ど見ないし、流行にはまるで疎いんです。

今頃になって、きゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオをはじめて観た、というくらいだから。

音楽は聴いたことあったけど、まるで興味なくて。

でも、これは、ミュージックビデオを観て、はじめて、そのすごさ、可愛さが分かり、世界的に伝染してゆく、という、youtubeの時代の現象なんです。

MVの監督の田向潤が、すごい。

特に、PONPONPONとかCANDYCANDYとかフリソデーションのMVは、世界に向けて発信してるカンジがありありで、すごい作品。

http://www.youtube.com/watch?v=UoK8DaJRDaM

でも、田向潤その人の才能がすごいのか?というと、他のMV観ると、ぜんぜん、面白くないので、違うみたい。
とくに、リップスライムのMVなんて、全く、つまんなくてビックリ。

CANDYCANDYなどの圧倒的な面白さは、田向潤やきゃりーや中田の音楽などが融合した時だけに起きる、化学反応みたいです。

No title

楽々ライフさん、おはようございます。

漸く、CANDYCANDYのビデオ・クリップを観ました。色彩といい楽曲といい、かなりポップなんですね。中田ヤスタカは確かPERFUMEの曲を全面的に手掛けている人ですよね。

楽しい画像を紹介して頂き、ありがとうございました(^^)。
プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR