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☨ 禁じられた遊び ☨

それにしても寒いよう…。ここ九州は南国、日本の中でも暖かい筈なんですが、長崎・佐賀・福岡、そして大分の県北まで終日雪模様の由、僕、連日自転車通勤で頑張っていますけれど、病院に着く頃には、両足の感覚が無くなってますもんねえ。手を分かつ 夜寒の門や 腕時計、寒月や 女肌には 白の無垢、あけ近く 飲んで帰れば 門の雪、何時もの永井荷風散人の句で恐縮ですけれど、手足冷え 風呂に入れば 鳥肌だ、この僕の句も、常にも増して酷い出来ですね…。

さて、震えながら出勤しまして、全国紙各紙をネットでチェックしていましたら、非常に興味深いニュースが2つありました。共に読売新聞のデジタル版なんですが、早速ご紹介しましょう。まずは、「全面に色鮮やかな壁画、古代エジプト岩窟墓発見」との記事でして、要約しますと、早稲田大学エジプト学研究所が、エジプト南部ルクソールのナイル川西岸で、紀元前13世紀の岩窟墓を発見したそうで、そこには非常に状態の良い壁画が描かれていたとか。コンスウエムヘブ、という名の高官の墓の由で、彼は神殿の醸造長を務め、聖なる酒--恐らくビールでしょう、ちっとも冷えては無かったでしょうが…。--を造っていたそうです。この壁画、画像と動画を見ましたけれど、神への礼拝や、太陽の船、そして幾何学模様が天井に描かれておりまして、色もちっとも褪せておらず誠にビビッド、僕、柄にも無く、敬虔な気持ちになりました。この岩窟墓が発見されたのは、前述した様にルクソール、王家の谷や古代の都として夙に有名ですけれど、世界各国の研究者達が散々掘り尽くしただろうに、未だあったとは驚きでした。

そして、お次のニュースは、「弥生時代の玄米11粒見つかる…奈良・秋津遺跡」でして、この遺跡の水田跡で、約2600年前の玄米が見つかったそうなんですね。どうやら、水分の多い泥中にあった為、保存状態は極めて良好だった由、これ、上手くすれば発芽も可能じゃないですかねえ。

僕、来し方行く末と言うと大仰ですけれど、この2つのニュースを見て思いましたのは、人類の絶え間ない進化への希求です。現状を少しでも良くしよう、とする創意工夫が、ネアンデルタールやクロマニヨンといった親戚筋を押しのけ、僕達ホモ・サピエンスが地球の王となった由縁、そう思うと、畏敬の念を抱きます。先の玄米にしても、非常に栄養価値が高いのですが、消化には宜しくないですから、精米したり、寒冷地でも温順な地でも食べられる様、品種改良を繰り返した訳ですもんね。僕、父に連れられ、東南アジアには幾度と無く行きましたけれど、ああいう暑い地域では、ジャポニカ米は、水分が多過ぎて、胃もたれになります。やはり、パサパサで細長いインディカ米の方が、マレーシアやインドネシアでは適しているんですね。そして人類の凄味を感ずるのは、やはりトウモロコシでしょう。トウモロコシは、他の作物とは大きく異なりまして、その元となる、野生の原種が見つかっていないんです。現在の学説では、恐らくこれがトウモロコシの元じゃないか、という種があるそうなんですが、それは精々10粒ぐらいしか実が成らないとか。それも、とても歯がたたない様な、固くて小さな実だそうで、今のトウモロコシの甘さなぞ、とても想像が付かないそうです。どうやら、メキシコに居たインディアン達が、気の遠くなる様な長い月日をかけ、品種改良を続け、食用とした様です。人類って凄いなあ、ほとほと感心しますし、世界4大作物とは、米・麦・トウモロコシ・ジャガイモ、ですけれど、これらは何れも僕達の口に合う様に改良を続けてますもんね。あ、そうだ、犬だってそうじゃないですか。彼らは人類の大切な伴侶とも言える存在ですけれど、猟犬から災害救助犬から警察犬から牧羊犬から、僕達の生活には無くてはならない存在ですよね。

閑話休題、決して良い事では無いんですが、その創意工夫が最も顕著に表れるのは、やはり戦争であります。相対する両国は、互いの武器を少しでも上回るべく、日夜努力を重ねる訳ですよね。第2次世界対戦時、世界一の戦車を造ったのはドイツですけれど、そこに辿り着くまでは、臥薪嘗胆と言いますか、大変な苦労を重ねました。当時のドイツは、第1次世界大戦に敗北、国土は灰燼と化し車両を造る生産能力はがた落ち、賠償金の支払いで喘いでおり、陸軍首脳部は新技術である戦車に理解が無く、国内では鉄や石油が無い、という五重苦だったんですね。それでも、ドイツ陸軍の若手の精鋭達は、戦車の開発を決して諦めませんでした。かっての敵国だったソ連に頼み込み、戦車の訓練場を秘密裏に建設、「トラクター」の名目で、開発を続けるんですね。そして出来上がったのが、Ⅰ号戦車でした。やはり敗戦の影響が大きかったんでしょう、当時としても、装甲や武装が貧弱--戦車に搭載する武器は、約8㍉の機関銃だけでした。--で、あくまで練習用に過ぎなかったんですね。では、無い無いづくしの中でどうするか、という事になるんですが、他国を占領し自国の生産能力を上げる一方、以前にも増して、戦車の研究を日夜続けたのです。その所為あって、ティーガーやパンターやエレファントという、向かうところ敵無しの戦車が生まれたんですね。ところが、1台のずば抜けた戦車があるよりも、10台の詰まらないタンクがある方が、戦争には勝てるんです。どうしても戦車の数が足りないドイツが編み出した手段は、廃物利用と言いますか、他国から分捕った戦車を大改造したり、自国の古い戦車をヴァージョン・アップする、という方法でした。

車体はフランス、大砲はソ連のマルダーⅠ自走砲。自国の旧式車両の上に、ソ連の大砲を乗せたマルダーⅡ。チェコ製の車体にソ連の砲をくっ付けたマルダーⅢ。チェコの戦車を大改造し、自国の砲を乗せたヘッツアーとグリレ。幾つかの自国戦車の部品を流用して造られたフンメル。もう、ドイツ陸軍は、この手の改造戦車の宝庫なんです。性能が劣る戦車を上手にリサイクルして、一線級のものとし、これらが欧州全土を席巻したんですから、人間の創意工夫って大したものと思いませんか!?そうそう、先に紹介しましたⅠ号戦車は、1936年に造られ、重さは5㌧、約8㍉の大砲で時速37㌔でした。そして、大戦末期の1943年に造られた、当時世界最高の無敵戦車、勿論ドイツ製ですけれど、ヤクトティーガーは重さが75㌧、約128㍉の大砲で時速42㌔だったんですね。僅か7年で、これだけスペックが劇的に向上するなんて、人間の能力は無限大、僕、そう思います!!!

結局、ドイツはヒトラーな無謀な指揮により、大敗北を喫しますけれど、戦車の開発者達の努力は、今なお輝いている、僕はそう思いますね。ですから、僕、余りにオポチュニストかもしれませんが、僕達日本人の技術力と資金力を本気で結集すれば、地震や放射能対策なんて、数年あれば必ず出来る、そう思ってるんです。嫌な事は多いですけれど、諦めずに頑張りましょう!
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