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SIN CITY

いやあ、それにしても今朝は参りました~。何時もの様に、愛犬の散歩を早朝5時台に済ませまして、出掛けに沸かしておいた風呂に飛び込みましたら、何と冷水でして、奇声を上げて湯船から飛び出しましたよ!スイッチを入れた積もりだったんですが、入ってなかったんですね。僕、震えながらシャワーを出したのですが、外気が冷え切っていた所為でしょう、お湯が中々出ないんです!まあ寒い事寒い事、暫く耐えていましたら、やっとお湯が出まして、事なきを得ました。でもね、ペネロペ・クルスやスカーレット・ヨハンソンの様な艶麗な美女がシャワーを浴びていれば、世の男性が生唾を飲む処でしょうが、中年のおっさんが全裸で震えている、というのは全く絵にならないなあ、と思い、一人笑っていた次第です。んもう、折角風邪が治りかけていたのになあ。でもまあ、何とか元気に出勤出来ました。

さて、その笑いで思い出したんですが、昨日、O事務部長と仕事の打ち合わせをしていたんですね。商談の相手が、既に決まった事を蒸し返して来まして、どうも策を弄すると言いますか、色々とややこしい話をして来たんです。まあ、先方の性格も大体分かっていますから、微笑ましい範囲だよね、なんて話をしていましたら、O事務部長がいきなり、「駆け引きは恋だけにして欲しいですよね…。」ですって。僕、大爆笑しちゃいましたよ!山田君、座布団一枚持って来て~、と言いたくなりましたけれど、フ~ン、君は恋の駆け引きをするんだ、ヘ~、とはツッコミませんでした。でもね、シリアスでタイトなスケジュールですけれど、ユーモアは一服の清涼剤、当院も笑いが絶えなくなって来たのはとても良い事ですし、以前と較べ、スタッフも随分と働き易くなって来たんじゃないかなあ。

閑話休題、昨夜はクリスマス・イブでしたが、皆様は如何お過ごしでしたか!?僕、未だ風邪が抜けきらない様でしたので、早めに床に就きまして、布団にくるまって読書に勤しんでいたんです。原題は、the humans who went extinct;why neanderthals died out and we survived、でして、僕の意訳は、「何故私たち人類は生き残り、ヒトに近い種は絶滅したのか」、そして邦題は、「そして最後にヒトが残った」、であります。

僕達人類の兄弟、親戚筋にあたる属って、結構居たんですね。シベリアで発見されたデニソワ人、インドネシアではフローレンス人、その他にも、絶滅したヒト属はジャワ原人に北京原人と、10種類はあるそうなんです。かっては、猿人→原人→クロマニヨン人、といった形で進化していった様に思われていますが、現在ではその説は完全に否定されています。まあ、僕達哺乳類は皆、最初の形は、本当に小さなネズミだったですもんね、そこから枝分かれして人類となる訳です。

さて、この本ですが、知的好奇心を刺激され、中々興味深く、一気に読了したのですが、読後感は、う~ん、何と言ったら良いんでしょうか、僕、何だか空を眺めたくなりましたよ…。と申しますのも、僕達ホモ・サピエンスが、火を使い道具を編み出し、他のヒト属を駆逐して行った、というのが定説だったと思うのですが、この書の最新の学説に依りますと、人類だけが生き延びたのは、「単なる運」という結論なんですね。ネアンデルタール人にせよ、デニソワ人やフローレンス人にせよ、会話も出来る上に、道具や火を利用しており、僕達が生き延びたのは、偶々住んでいた地域の気候が、比較的穏やかだったから、という事なんです。運に左右されるなんて、何だか不条理な気もしますけれど、作家の山田風太郎の名著「人間臨終図巻」を思い出しました。山田先生のこの著は、ただひたすら、年齢別に亡くなられた著名人を列挙しているだけなんですね。46歳で亡くなった人々、87歳で亡くなった人々、といった塩梅なんですが、事実を淡々と綴っているだけなのに、人間の運命の儚さを想わせ、思わず空を眺めたくなるんですが、ネアンデルタール人の運命の顛末も、同様の感想を抱きました。

物悲しいのは、そのネアンデルタール人の最後の住居跡が発見されており、そこは、ジブラルタルの洞窟だったそうです。2万4000年前、最後のネアンデルタール人達は、比較的暖かったこの地に住みつき、細々と生きながらえて来たのですが、そこにまた氷河期が到来し、とうとう滅びてしまった、という訳です。象徴的なのは、その悲劇の後、1万年後辺りに、今度がは僕達ホモサピエンスがその洞窟に住んでいたそうで、人類の手形がくっきりと残されているとか。この地球を支配する者が変わった、というモニュメントの様に思えてなりません。

さて、このジブラルタルの街は、イベリア半島ですからスペインの最南端にありまして、地中海の入り口であり、アフリカ半島は指呼の距離、そして天然の良港を持ちます。軍事的にも経済的にも交通の面でも、極めて要衝の地と言えるんですが、実はこの地、不思議な事にイングランドのものなんですね。

まあ、元々はネアンデルタール人の住処だったこのジブラルタル、支配者は変わり続けました。イスラム圏だった時期、そしてスペイン領の時代を経て、イングランドが占領したのが1713年の事なんですが、以来、決して手放さないんですね。今も尚、イングランド海軍が駐留しているんですが、スペインと勿論陸続きでして、住民も皆、スペイン語のネイティブ達なんです。となりますと、当然の事ながら、「いい加減に返してよ」とスペイン側が訴え続けて、もう300年、3世紀の時が過ぎましたけれど、イングランド側は決して返還しないんです。

欧州に残された、最後の植民地でありまして、まあ、色々な意味で大事な港、というのは分かりますけれど、住んでいる人も、言語も、殆どスペイン系なんですから、イングランドの主張は無理筋と思います。一応英語は通じますが、イングランド系の住民は3割にも満たないんですもん、ホント、人間の欲望って、浅ましいですよね。蕭々と滅んでいったネアンデルタール人を、アングロサクソンの連中も見習って、カエサルの物はカエサルへ、であります。大体、アナタ方が後生大事にしている、聖書の7つの大罪のうちの1つ、greed、強欲に反するでしょ。とかく住みづらい世の中ですけれど、欲望をむき出しにした、ジャイアンの様な奴には、幸せな日々は決して訪れませんよ、全く。

あれ~、今日はネアンデルタール人の話をする積もりでしたが、何時もの様にアングロサクソン批判になってしまい、恐縮です…。それでは今年も残すところ、後1週間を切りましたし、これから来客もありますし、今日も1日頑張ります!
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