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平成野球草子

京都って、本当に怖いです…。既に皆様ご存じでしょうが、餃子の王将の社長、可哀相ですよね。まあ、僕は警察ではありませんから、事件の背景も何も分かりませんけれど、恐らくはプロの仕事でしょうし、これ、下手をすると迷宮入りじゃないでしょうか。そうそう、戦後最大の事件の1つ、グリコ・森永事件も、京都が舞台でした。何故、捜査が難航すると予想するかと言うと、京都という土地柄の特殊性を考えますと、一筋縄では行かない様に思います。まず、京都って、魑魅魍魎が蠢く感がありまして、本願寺に共産党、おっとこれ以上は書けませんけれど、幾つかの隠然たる勢力がありまして、夫々が混在している古都なんですね。お隣や1つ通りを入ると、アンダーグラウンドの世界が或る様な街でして、トムとジェリーじゃありませんが、「仲良く喧嘩しな」で、表面上はにこやかに共生している訳です。揉めながらも、夜は祇園や先斗町辺りの花街で手打ちしている訳で、地下水脈では繋がっているんですね。因縁地縁血縁、利害得失、それらを加味して生きている、強かな大人の街、というイメージなんですが、これ、歴史を見れば直ぐに分かる事です。権力の奥座敷と言いますか、天皇の独裁から院政から、平家の支配の後に源氏の世、そして室町時代と戦国時代の大混乱、信長の後に秀吉、お次は徳川幕府、最後に明治維新と、京都を支配する権力者は、有為転変がありながら変わり続けて来ました。時の為政者の機嫌を損ねれば、首が飛ぶ訳ですから、そりゃあ強かにもなりますよ。舞妓さんじゃありませんが、生き抜く為には面従腹背、気に食わないお客さんのご機嫌も取らねばなりません。そうした手練手管に長けるのも当たり前でしょうし、それで千年以上やってるんですもん、京都生まれでは無い男性が、舞妓さんに手玉に取られるのも、何だか分かる気がします。作詞家の荒木とよひさ先生、作曲も出来るベース・マンなんですが、「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」、テレサ・テンの一連のヒット・ナンバーを手掛けた大の売れっ子--アジア全域で売れましたから、少なくとも1億枚の売り上げだそうです。--ですけれど、齢70にして2度目の奥様を放り出し、今では、京都は鴨川の畔の家で、若い舞妓さん達に囲まれて豪奢に暮らしているそうですもんね…。荒木先生の印税が、全て無くならない事を祈っています。

そして、古都のカオスに拍車をかけるのが、ご存じ、悪名高い京都府警であります。まあ、北海道に高知、埼玉にせよ神奈川にせよ、どの県警も良い話を全く聞きませんけれど、京都府警は下から数えた方が早いのは間違いありません。ここ数年の不祥事をざっとおさらいしてみても、裏金問題に現役署長の逮捕、誤認逮捕に勝手な釈放、交通違反もみ消しに情報漏洩、調書の改竄に覚醒剤の吸引、売春に暴行、そして極め付けが500点近くの証拠品の大量紛失でした…。

上記の諸条件を勘案しますと、この事件の捜査は相当難航するだろう、という僕の見立てがご理解頂けたかと思います。

閑話休題、楽しい話と参りましょう。大河野球漫画「あぶさん」が41年の長期連載にとうとう終止符を打つ、と全国紙の1面にデカデカと出ていました。作者の水島新司先生も、もう74歳ですから、そりゃ体力的にも辛いでしょうし、止めても当然という感はありますよね。という訳で、今日は野球漫画のお話を。

水島先生と言えば、野球漫画の第一人者、「一球さん」「男どアホウ甲子園」「ドカベン」「球道くん」「野球狂の詩」、いずれ劣らぬ傑作揃いですよね。でもね~、漫画も野球も大好きな僕ですから、少しだけ注文を付けさせて貰いますよ。水島先生の悪癖として、お話の最初は、滅茶苦茶に面白いんですよ。流石はヒット・メーカー、物語のつかみと言うか、読者の心をわしづかみにして、ぐいぐい引っ張って行く力量は、目を見張るものがあります。例えば、「光の小次郎」なんて、主人公がプロに入らず1浪、練習のみで何百ページも引っ張るんですが、ちっとも飽きずに期待は募るばかり、僕、夢中になって読みましたもんね。ところが、その勢いは、10巻を過ぎた辺りで急に失速しちゃうんですよ。リアルなプロ野球選手のお話で、読者の人気も上々だったのに、最後の方では、サングラスをかけた打者が、ヌンチャク型のバットを振り回してましたもんね、結局僕は最後まで読みましたけど。「おはようKジロー」「虹をつかむ男」、何れも冒頭は無性に面白いのに、最後は驚天動地ですもん。特に「虹をつかむ男」ですか、プロ野球選手だったのに、最後は相撲とって横綱を投げ飛ばしてましたからねえ。

もう1つの悪癖は、現実と漫画がごっちゃになってしまって、訳が分からなくなっている処でしょうか。僕、これはテレビでこの目で見ましたけれど、アナウンサーが、「水島先生、ご自身も野球をプレーされていますし、本当に多くのプロ野球選手を間近でご覧になられたと思います。そこでお聞きしたいのですが、プロ野球最高の打者は誰でしょうか?」の質問に、「山田太郎です。」と即答ですもん。山田太郎は、アンタの漫画「ドカベン」の主人公でしょ!王か落合かイチローじゃないの!!日本中の男達のツッコミが聞こえて来そうでしたもんねえ。

ともあれ、そういうチャイルディシュな稚気溢れた処も又、水島先生の魅力でして、野球そのものの描写は非常に緻密ですし、岩鬼や不知火を筆頭に魅力的なキャラクターも目白押し、やはり読んでおくべき漫画家と思います。ただ、物語の半分ぐらいで止めておくと、読後感は良いかも知れません。

「キャプテン」「プレイボール」「クラッシュ!正宗」「グラゼニ」「ストッパー毒島」「すすめパイレーツ」、野球漫画の名作は多いですけれど、決して忘れられない凄い一作があるんですよ。その作品の名は、「アストロ球団」であります!!

奇想天外な設定と、強烈な熱さを感じさせる一作なんですが、何処から書こうかなあ!?思わず迷ってしまう名シーンばかりなんですね。まず、全20巻なんですが、野球そのものは、何と3試合しかしないんですよ。1イニングが終わるのに、単行本1冊を費やす様な有様でして、切腹してホームランを打つ者、盲目のスラッガー、特攻隊あがりの投手、この人は渾身の力を込めたボールを投げた後、一瞬にして白髪となり、記憶喪失になってました。だって、自らの位牌を鉢巻でおでこに巻いて、「うりゃー!」と投げるんですよ!外野手なんて2人しか居ないんです。巨漢の弟が、小柄な兄の身体を掴みまして、外野上空に放り投げます!そして大飛球をキャッチ!主人公のピッチャーに至っては、誰も打てない変化球を投げる為、素手でドリルを握ります!手のひらに傷跡の溝が出来て、それで投げればとんでも無い変化球になるんですが、ところがどっこい相手チームも超人揃いですから、暫くするとすぐに打ってしまうんですね。両チームともに空中を飛び回り、死者が数人出る程の大激戦、その割には、18-19といった、草野球みたいなスコアでしたが、まあ凄まじい漫画ではありました。未読の方は、漫画喫茶辺りで、是非ご一読をお勧め致しますm(__)m。

さて、今日はこれから採用面接と打ち合わせと挨拶廻りもあり、忙しない一日ですけれど、頑張って参ります!ウィーク・エンドは特に冷え込みそうですけれど、皆様、楽しい週末をお過ごし下さいませm(__)m。僕、週末は誰か誘って、キャッチ・ボールでもしようかな!?
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水島新司の思い出

京都は恐い、というのは全く同感ですね。
父が京都に転勤になって、オレも京都に住んだことがあるんだけど、「住めば都」とは一度も思わず、「急いでここから出たい」って、本能的にアレルギーを起こしてました。

京都の人のプライドの高さと東京に対する劣等感の気持ち悪いコンプレックスがとてもイヤでした。
他者に対しても、表の顔と裏の顔とがあって。
つきあってて、疲れる、というか。

街並みだって、何の変哲もないコンクリートの建物がゴチャゴチャ建ってて、電線がくもの巣みたいに張り巡らされ、古都の街並みを無神経にブチ壊してるのが、見ていて辛かった。

京都は行きたくないなー。夏は暑苦しいし、冬は底冷えするし。

水島新司は、オレも子供の頃大好きでした。
一番好きだったのは『野球狂の詩』。名作でしたね。
『一球さん』とか『野球ドアホう甲子園』も大好きだった。
あと『野球大将ゲンちゃん』も。

子供の頃、水島新司先生のお家(たしか武蔵小金井だったような)までサインを貰いに行ったことがあるんです。
当時、水島先生は高額所得者のトップクラスに入ってたんだけど、ご自宅は、ごく一般的な、建売住宅でした。

ちょうど、水島先生がお家から出て行くところですれ違ったんだけど、シャイな少年だったオレは、咄嗟に「サインしてください」と、色紙を差し出すことができず、行ってしまいました。

悲しくて、泣いていたら、水島先生の子供が、俺のことを気の毒に思って、慰めてくれたんです。
あの少年は、たけし軍団に入った水島新太郎さんではないか、と思うのですが。

No title

楽々ライフさん、こんにちわ。

京都は寺社仏閣をはじめとする名所が多く、観光には素晴らしいと思いますが、僕も住むのはちょっと…。

水島先生のサインは残念でしたね。息子さんの芸名は、おぼっちゃま、じゃなかったでしたっけ!?

1年間のご愛読、感謝しております。よいお年をお過ごし下さいませm(_)m。
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