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♡ プロポーズ ♡

それにしても、今朝は寒かったですね~。昨日の大分は、みぞれ混じりの妙なお天気でしたけれど、僕のテレビは寒さで画期的な色になり、とても醜いあの娘をグッと魅力的な娘にしてすぐ消えました、毎日吹雪吹雪、って、それでは井上陽水の大ヒット曲、氷の世界の歌詞そのまんまですね、失礼しました。こういう季節になりますと、寒中水泳ですとか、裸祭りに、凍った湖上でワカサギ釣りとか、殆ど我慢大会に近い苦行を行っている方を見ると、僕、感心しちゃいます。何せ、暑がりで寒がりで湿気が大の苦手、という厄介な僕ですから、春うららの時期が一番良いですねえ、でもまだ半年近くも先かあ…。

それにしても感心するのは、極北に住む民の皆さんでして、北海道なぞは序の口、北極のエスキモー、おっと今はイヌイットという呼び方ですね。そして、ラップ人やサーミ人と呼ばれるスカンジナビア半島に住む北欧の民、彼らの生活の知恵には、ほとほと感じ入ります。まあ、ラップ人達は、すっかりスウェーデンやフィンランドの文化に吸収されてしまい、かっての面影は随分喪われてしまった様ではあります。そうそう、ラップ人、と言われても、僕達日本人には縁遠いですけれど、「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」「コールドマウンテン」等々の大ヒット映画で有名な、歌って踊れるコメディエンヌとして世界的な人気を博した女優さん、レニー・ゼルヴィガー嬢は、この北欧の遊牧民族の血を色濃く引いているんですよ。まあ、ゼルヴィガー、なんて、アメリカのアングロサクソンの姓じゃありませんもんね。

さて、イヌイットのお話と参りましょうか。僕、彼らの事を知ったのは随分前、ハイ・ティーンの頃でして、冒険家の故植村直己さんの一連の書物で、愛すべきこの民族の事を読みました。以来、関心を持ち続けて来たんです。植村さんは、単独で犬ぞりで北極点まで行き、走破したのは1万2000㌔、という途轍も無い大冒険を見事成し遂げるんですが、極地での厳しいサバイバルの術を、全てイヌイットから学ぶんですね。縁も所縁も無い、何処の馬の骨とも分からない、無名の青年の植村さんを、暖かく迎え、無料で自分達の家に住まわせてくれる、イノセントでピュアで、そして決して代償を求めないイヌイット達の姿に、僕、涙したものです。極北の様な厳しい大自然の元では、利害損得なぞ微小なもの、互いが助け合い、食糧から水からシェアしなくては生きて行けませんものね。それこそがヒューマニティじゃないでしょうか。女性のハンドバックをサッと持ってあげる、空いたグラスを直ぐにビールで満たす、それはとても良い事ですけれど、それって只のテンダネスであり、真の優しさじゃないと思います。ネッ、○○○君、なんちゃって!?

さて、実は、植村さん以外にも、イヌイット達の暖かい人間性に惹かれ、この地に住み着いた日本人が居るんですね。その名は大島育雄さん、現地の女性と結ばれ、猟師として現地のコミュニティのまとめ役として、なくてはならない存在なんです。僕、大島さんの本はかなり前に読了しましたけれど、朴訥で質実剛健なお人柄が直ぐに伝わって来まして、極北の地においても、我らが日本男児は必要な存在なんだなあ、と何だか嬉しくなったものです。

僕、イヌイットの人々の叡智を深く感じますのは、まずその衣服です。シロクマのコートとズボン、アザラシの皮の靴、見た目は不恰好、縫い目なぞも丸見えでして、結構な重量の由、一見とても機能性を感じさせないんですね。フリースやダウン・ジャケット、そしてブーツならば、何より軽いですし、お洒落ですし、今はヒートテックなぞもありますから、そちらの方が良さげに見えます。ところが、極地ですと、-40℃なぞは当たり前だそうで、そうなりますと、ダウンやフリースなぞは、凍りついてしまい殆ど役に立たず、直ぐに凍傷になってしまうとか。極地において、シロクマの毛皮に勝る素材は無いそうです。また、感服したのは、彼らの靴でして、その紐は、アザラシの腱の部分で縫い合わせているそうで、海水に濡れた際には、それがキュッと閉まりまして、足元が決して濡れないとか。いや、恐れ入りましたm(__)m。

そして、その食生活も、大変合理的、理に適っています。イルカにせよアザラシにせよセイウチにせよ、殆どを生で、要は刺身でして、決して煮炊きをせず、まして焼いたりしないのは、生肉の豊富なビタミンを摂取する為なんですね。極地では野菜や果物がありませんから、成程と納得しました。そして、彼らが最も喜ぶのは鯨でありまして、まず骨は細工して工芸品にしたり、住居の骨組みや狩猟の為の武器とします。皮や肉は全て食べちゃいますし、皮下脂肪は灯りの燃料となり、太い血管部分や骨髄はストローにし、ひげは釣竿の一部にしちゃうんですから、昔々に「骨まで愛して」という歌謡曲がありましたけれど、ここまで無駄無く使えば、きっと鯨も成仏するでしょう。

キビヤック、これは以前の拙ブログでも紹介しましたけれど、アザラシの身をくり抜いて、そこに小鳥を沢山詰め込み、お腹を閉じて数年放置、発酵した物を食べるそうでして、鼻が曲がる程の凄まじい異臭だそうですが、一度食べるともう止まらず、病みつきになるとか。まあ保存食なんですが、どうしても不猟の際にこれを食べるそうなんですね。通常の生肉の数倍もの栄養素があり、特に各種のビタミンが豊富だそうです。また、長期に渡る猟の際には、カリブーと呼ばれる野生の鹿や、アザラシの脂肪をコトコトと煮込み、そこに魚や肉を砕いて入れ、初夏の一時期だけに採れるブルーベリーの乾燥した物を入れ、冷ましてから固め、携行するとか。アメリカのインディアンは、ぺミカンと呼ばれた、熊肉と脂肪とナッツ類とドライ・フルーツと蜂蜜を混ぜ合わせて乾燥させた物を、旅のお供にしていました。全く同じ発想でして、タンパク質・脂肪・ビタミン、そして高カロリーですから、厳しい自然環境下でも長期の旅が可能になる、という事でありましょう。

互いを尊重しあい、泥棒や殺人なぞ皆無、食べ物は皆で共有、家を造る際には助け合い、子育てはその村全体で行い、確かに厳しすぎる自然環境下に彼らは居るのですが、一種のユートピア、理想郷の1つなのかもしれませんね。ただ、この様に無垢な彼らを、僕達が苦しめていまして、地球温暖化の所為で、いきなり海氷が割れ、イヌイット達が突然流されるケースが頻発しているとか。ホント、地球は1つなんですから、皆で考えて我慢しないと。僕、イヌイットの様な純朴な人々を苦しめるのは嫌ですよ。

さて、今晩は当院の忘年会でして、夕方からは皆で大宴会、思うさま食べて飲んで参ります!
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