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the sheltering sky

いや~、寒いですね~。僕、寝る直前に少しだけ布団乾燥機を入れて、寝具を暖めてから休む様にしているんですが、そうしますと、全身が一気に温もるもんですから、赤子の様にスヤスヤと朝まで安眠、という訳です。布団乾燥機は数千円程度で買える安価な製品ですから、冷え症の方がいらっしゃいましたら、騙されたと思って、是非ともお試しあれ。靴や衣類も乾かせますしね、お買い得だと思うんだけどなあ。

話は変わるのですが、これ、前々からの僕の悩みでして、読者の皆様のお知恵を是非拝借したいんです。僕、割合出張が多い方と思うんですね。福岡だったり熊本だったり、或いは都内や関西もありますねえ。まあ、出張先で商談のお相手に、手土産をお渡しするんですが、これが何時も困るんですよ。一時期、当院のスタッフが東京に行く機会が多かったのですが、僕のオフィスまでお土産を持って来てくれるのはありがたいんですが、何時も何時も「東京ばなな」ばっかりだったんです。デーオ・イエーオ・イエーオ、ってそれは名曲バナナ・ボートでしょ!僕、甘党では無く左党、猿じゃないんですから、そんなにバナナばっかり食べられませんよ。そういう経験をしていますから、こちらがお渡しする立場になりますと、どうしてもとつおいつ迷ってしまいます。大分名産が良いのかな、と思うのですが、カボスは重いですし、干し椎茸は余り喜ばれませんし、第一、色合いが地味過ぎます。大分県民なら誰もが知っている、銘菓「ざびえる」は、美味しいのですが頭がとろけそうな激甘、商談相手は男性が多いですから、渋い顔をされるのが目に浮かびます。日本一を誇る海産物、車海老や河豚やブリ、サザエカンパチ鯵に鯖、太刀魚、鱧に渡り蟹、何れも美味は保証しますが、「獲れたての鯵はいらんかね~。」って、千葉の外房線あたりに乗ってますと、魚の行商のおばさんが沢山居ますよね。関鯵を持参しての商談となると、何だかその行商のおばさんの様でして、違和感を禁じ得ません。そして困りますのは、今はネットで何でも取り寄せられるんですよね。僕が幼い頃ですと、例えばそうですねえ、北の大地北海道のトウモロコシ、そしてルイベや鮭児や蟹、雪国秋田からのいぶりがっこ、そして創業安政2年、新潟は加嶋屋の鮭やイクラの瓶詰や、創業延宝3年、上野池の端は酒悦の福神漬けや、京都のぐじや鮎、伊勢の鮑、高知は四万十川の鰻、鹿児島の黒豚などを遠路遥々、波涛万里を超えて頂きますと、家族3人で大争奪戦になり、送って頂いた知己の方々への感謝の念も一入でしたけれど、今は、ネットに繋いでクリック1つ、カードで決済しちゃいますし、有難味がありませんよね。何とか先方への感謝の気持ちを伝えつつ、喜ばれるものを、と思ってはいるんですが、中々難しいですよね。読者諸賢の皆様方の、良いお知恵があれば、ご教示頂ければ幸いです。

閑話休題、今朝テレビを見ていましたら、アフリカはモーリタニアという国で、バッタの親戚である蝗が大発生、大変な被害が出ており、大飢饉の恐れすらある、とのニュースが流れていました。まずは、このモーリタニア、北アフリカに位置しまして、かってはフランスの植民地であり、敬虔なムスリムが住む、大西洋に面している人口300万の小国なんですが、面積は日本の3倍、そしてその9割が砂漠、という国土であります。僕達に馴染みがあるとすれば、モーリタニアの近海で獲れる、蛸でしょうか。日本の消費量の3割は、この国で獲れたものですから、縁日の屋台のたこ焼きの殆どは、遠くアフリカの海の産なんですね。

さて、この蝗の大発生、歴史を紐解きますと、古代や中世の日本各地ではしばしば見られた様ですが、やはり島国の所為か、諸外国に較べますと、被害が少ないんですね。ではユーラシア大陸に目を向けてみましょうか。中国では、黄河が氾濫したり旱魃が起きると、必ずと言って良い程、蝗が大発生した由、これでは泣きっ面に蜂ですよね。欧州では旧約聖書に蝗の被害の記述がある事から分かる様に、何せ陸続きですから、百万単位の人々が飢饉に苦しんだ様です。アメリカや中央アジア、アラビア半島やアフリカでも同様でして、本当に日本は恵まれた国と痛感します。さて、現在モーリタニアを襲っているのは、サバクトビバッタ、という種だそうで、どうもアフリカ全土に広がりそうな勢いなんですね。僕、テレビの画像を見て、慄然としましたけれど、まあ画面を埋め尽くす凄まじい数でして、車のエンジンにまで入り込み、すぐにエンストしてましたもんね。農作物は全て食べ尽くし、こりゃあどうにかしないと大変だ、と感じました。何と、2003年時の蝗の大発生の際は、アフリカ大陸の20カ国以上に伝播し、30億㌦の農被害が出た上に、社会不安を巻き起こし、大パニックになったそうなんです。何せ、アフリカから大西洋を超え、島を伝って、10日でカリブ海まで達したと言うんですから、こいつらは早急に倒さねばなりませんよね。

でもね、僕、これは日本の誇りと思うんですが、この蝗に立ち向かい、ご自身は「地球を救う!」と高らかに宣言されている、勇敢な侍がモーリタニアにいらっしゃるんです。その人の名は、前野・ウルド・浩太郎さんという未だ30代の若き学徒でして、現地に住む事8年、モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所に勤務する唯一の日本人なんですね。ミドル・ネームのウルドは、蝗駆除の功績が認められ、頂いたものだとか。さて僕、彼の記した書、「孤独なバッタが群れるとき~サバクトビバッタの相変異と大発生」という本を、数年前だったかな、偶然読んだ事があるんですよ。研究書であり、ホルモンとか遺伝様式とか定量測定とかの記述はちんぷんかんぷんでしたが、彼の、熱く迸る情熱は、ひしひしと伝わって来たんですよ。小学生から大の昆虫好き、ファーブルに魅せられ、研究者として博士号を取得、そして遠くアフリカで日夜頑張っている、これを侍と呼ばずにはおれません。僕の大好きな生き方であり、この前野さんのブログを先程拝見しましたら、全身緑の衣装を身にまとい、バッタをご自身で体現されてまして、これではまるでアメリカン・コミックの「キック・アス」の主人公、大爆笑しました。最近の若者、という言い方は大嫌いですけれど、日本男児たるもの、大志を抱いて海外に雄飛しなければ嘘でしょう。幕末の憂国僧、月照の漢詩の通り、男児志を立てて郷関を出ず 学若し成る無くんば復還らず 骨を埋むる何ぞ墳墓の地を期せん 人間到る処青山あり、じゃないですか、当院の男子職員にも、是非ともその気概を持って欲しいものです。

前野さんの手助けになるべく、寄付をしたくとも、何処に送れば良いのか皆目分かりませんし、僕、安直ですが、2つ思い付きましたので、ここに提案致します。前野さんの研究によると、どうやら蝗が幼虫のうちにやっつけるのがベターな様なんですね。でも、広大なアフリカ大陸で、蝗の生育地を見つけるのは至難の業ですよね…。

僕が思うのは、まず、蝗をどんどん人間が食べてしまう、という案です。幸い、日本の海無し県である、福島や長野、群馬に山形には、蜂を筆頭に、昆虫食の長い歴史があるじゃないですか。先に触れた様に、僕の生家では、両親共に食いしん坊、グルメと言うよりグルマンでしたから、蝗を頂いた事もあります。そして蝗と言えば佃煮、から揚げに炒め物でしょう。海老に似てほんのりと甘く香ばしいそうで、日本食も世界無形文化遺産となったんですから、アフリカの人達に、蝗の美味しい食べ方を伝授し、被害が生まれる前に、どんどん食べてしまう、というのは如何でしょうか!?そして、天敵をアフリカの大地に放つ、というのはどうでしょうか?小型の猛禽類、モズやハヤ、そしてフクロウ達ならば、蝗をバリバリ食べちゃうんじゃないかなあ。

兎に角、ドクター・前野・ウルド・浩太郎さんの健闘を祈りますし、遠く日本の地から、熱い連帯のエールを送りたいと思います!頑張れ、前野さん!よし、もうそろそろお昼ですけれど、今日のランチは蝗料理を探して食べに行こうかなあ!?って、ありませんよね~。
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