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♡ カープ坊や ♡

それにしても、急に寒くなりましたよね。僕、羽毛布団を出すべきか否か、それがここ数日の最大の悩みなんです。僕、寝相が悪いものですから、大分弁で言いますと、蹴脱ぐ、ですか、就寝中に暑くなるのか、布団を蹴り飛ばしてしまうんですよ。布団が裏返しになっていたり、枕に足を乗せていたりはしょっちゅうでして、これは夏の盛りですが、暑さ故に何時の間にやらすっぽんぽん、いや~んセクシー♡、で寝ていたり、という事もありましたっけ。全身蚊に刺されたりして。これがねえ、お隣に美しい女性が半裸でスヤスヤ寝ていればとても艶っぽいんですが、その様な僥倖には決して恵まれず、寒さに震えて夜中に目覚める事がしばしばあります。読者諸賢の皆様方、寝相を良くする方法は何かございませんかねえ、ご存じの方は是非ともご一報をお願い致しますm(__)m。

さて、プロ野球も、日本選手権への出場を目指して、クライマックス・シリーズが佳境を迎えつつありますけれど、僕、広島カープのファンではありませんが、今年の22年振りのAクラス入り、3位に滑り込んだ事は、本当に嬉しく思っているんです。という訳で、恐らくは全プロ野球ファンから好感を持たれているであろう、広島カープのお話と参りましょう。まず、どういう言葉がカープに当てはまるのかなあ、と色々考えたんですが、「革新性」「ハンドメイド」「郷愁」といった処でしょうか。プロ野球に余り関心が無い方でも、暫し拙文にお付き合い下されば、その意味がお分かりになるかと思います。

ではでは、早速参りましょうか。まず、広島の地にプロ野球チームが設立されたのは、1949年ですから昭和24年でありまして、未だ原爆の爪痕が色濃く残り、人々は生活の糧を得るのに必死であり、口に糊するのがやっとでした。人間というものは、どんな悲惨な状況においても、何か楽しみを見出すもの、それが広島市民にとっては野球だったんですね。広島は戦前から大変に野球熱が高い処でして、愛媛・鹿児島・大坂・名古屋・神奈川・東京、何処も強豪校が多いですが、その中でも特筆すべき歴史があります。何と言っても超名門の広島商業は、春夏併せて40回を超す出場を誇りまして、7度の優勝が光ります。慶應があれば早稲田があり、トヨタがあればホンダがある様に、ライヴァルが居てこそ強くなるもの、広島商業の相手は広陵高校でして、こちらは全国制覇は3度ながら、準優勝は6度、将に甲乙付け難い両雄と言えましょう。

さて、野球熱の熱さと選手層の厚さという土壌、分厚いバック・ボーンがありますから、広島カープはすぐさま強豪チームになったかと思えば然に非ず、何十年も雌伏の時を過ごすんですね。マツダ自動車がメイン・スポンサーであり、オーナーなんですが、単なる株主でありまして、Jリーグの様に、親会社からの損失補填などはしていないのです。殆ど市民球団と言える存在でありまして、後述しますけれど、チーム強化の為に、非常にユニークな戦略を取るんですね。さて、球団を立ち上げて数年が経ち、お金がありませんから、広島の地元の選手を他球団に取られる始末、最下位ばかりが続きました。球団存続の危機を迎えた折、これはご存じの方も多いかと思いますが、広島は大変な酒どころ--酔心、千福、賀茂泉、賀茂鶴、喜久娘、少しばかり甘口ですが、銘酒ばかりです--でして、空いた酒樽を埋め尽くす、沢山の募金が集まったんですね。球団存続を願う老若男女が集結、原爆から再建途中なのに、カープを愛する人達の浄財により、無事に開幕戦が迎えられたのです。

僕、書いていて涙が出ましたけれど、市民のそこまでの熱い応援がありながら、球団設立後、25年経っても優勝戦線に絡む事など無かったのです。駄目球団の見本の様な存在だったのですが、ここでカープが打った手は、地道なスカウティングでした。ジャイアンツの様な資金力はありませんから、甲子園や神宮を沸かせた様なスター選手は獲得出来ません。そこで、スカウトの数を増やし、無名でも野球に情熱を持った、素質に溢れる青年達を発掘すべく、北は北海道、南は沖縄、全国津々浦々を丹念にコツコツと廻ったのです。艱難汝を玉にす、その様な情熱が実らない筈が無く、有望な選手達が揃ったのですが、長年染み付いた負け犬根性を払拭する事が出来ませんでした。そこで打った手が、非常に革新的だったんですね。何と、原爆を落とされた広島という土地を考えると、俄かには信じ難いのですが、加害者であり戦勝国であるアメリカ人の監督を招聘したのです。かなりの抵抗があったと仄聞しますが、新任のジョー・ルーツ監督は、結局は中途退団するのですが、大リーグ仕込みの様々なノウハウを伝授、そして負け犬だった選手達に闘争心を植え付けます。ユニフォームは、負けじ魂をかき立てる燃える様な赤となり、そして、「君達は、勝つ事により、この広島という被災した地を活性化させる、社会的な使命がある!」と絶えず叱咤激励、鼓舞したのです。これで勝たなければ男の子ではありませんよね。その後、セントラルリーグ制覇5回、3度の日本一という、大輪の花を咲かせ、カープ黄金時代が到来したのです。

ところが驕る平家は久しからずや、でありまして、球界は激変、大変動の時代を迎えるんですね。読者の皆様方のご記憶にも新しいと思いますが、プロ野球の球団縮小の問題があったじゃないですか。ヤクルトの古田選手会長が中心に、初のストライキで全国的な話題になりましたよね。実はあの問題、アメリカン・スタイルの新自由主義に酷似していまして、「金の無いチームはプロ野球から出て行け!」というファンや選手を無視した、一部の独裁的なオーナー達の陰謀だったんですね。大混乱の末、読売のナベツネや西武の堤はオーナーを辞職、ざまあかんかんでした。さて、その追放されそうになっていたのが、優勝後にはまたもや長期低迷が続くカープだったんですね。

その、新自由主義的なプロ野球の象徴、それがFAでした。フリー・エージェントとは、一定の期間、或るチームに在籍すれば、何処でも好きな処に行って良い、というシステムでして、カープからは有力選手の移籍が相次いだんですね。江藤はジャイアンツ、金本や新井やシーツはタイガース、黒田はアメリカ、そりゃあね、歴代の4番打者達やエースがいなくなったら、それは勝てませんよ。

ところが、カープは人智を尽くしました。多くの新たな事に果敢にチャレンジしたんですね。中南米の野球大国でありながら、地価も物価も格安のドミニカに、「カープ・アカデミー」という野球学校を設立して、年俸が安くとも優秀な外国人選手を獲得しようとしたのは、日本プロ野球初の試みでした。ベースボール・ドッグ、審判に球を運ぶのに、愛らしいワンちゃんが登場したのも、日本では初でした。広島を中心とした、地元選手の獲得にも益々力を注ぎました。そして、現在のカープの本拠地の球場は、日本一素晴らしいです。内外野に綺麗に天然芝が敷き詰められていますが、これ、日本では本当に少ないんですね。市内からのアクセスも抜群、ロケーションも美しく、日本唯一の海外仕様のスタジアムと言えるでしょう。

その集大成が、今年の22年ぶりの3位という結果となりました。このハンド・メイドであり、革新的であり、地域に愛されたチームを応援しない、野球ファンはいないんじゃないかな!?ジャイアンツ相手に0勝3敗、徳俵に足がかかりましたが、なあに、ここから4連勝すれば良いんですし、仮に力が及ばなくとも、ここまでのカープの大健闘には、皆が拍手喝采を贈っています!

今日は野球の話に終始して恐縮でした。これからの天気は下り坂、またもや台風襲来の様ですが、皆様、楽しいウィーク・エンドをお過ごし下さいませm(__)m。
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