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光の球場 ☆☽☆

今日はスケジュールが矢庭にタイトとなり、押しに押しまして、本ブログの更新が大幅に遅れてしまいました。大変申し訳ございませんでしたm(__)m。

それにしてもストーカーの事件は後を絶たない訳で、僕、同じ男として恥ずかしいですよ、全く。人の命を殺めるなんて下の下、どうしようも無い腐れ外道です。彼は、何度生まれ変わっても、畜生道を、いやいや地獄道を行くでしょう。彼女との仲が上手く行かなくなったら、そりゃあ悲しいですし辛いですけれど、そこをぐっと我慢するのが男の子じゃないですか。折角ご縁があってお付き合いしたんだから、救いようも無いぐらい性格の悪い、酷く我儘な女性だったとしても、相手の悪い処はなるべく忘れて、感謝だけすれば良いのにねえ。ルサンチマンと言いますか、怨念や復讐の気持ちに取り憑かれてしまうのかなあ…。地球の人口は70億を超え、女性は35億人もいるんですから、また新たな出会いもありますよ。或いは、イソップ童話の「すっぱい葡萄」を思い出せば良いのに。そして、警察の対応もどうだったんでしょうか。被害者が杉並署に相談に行ったら、「三鷹署で」って言われたそうじゃないですか。そんなもん、直ぐにその場で電話してあげれば良いのにねえ。この中央線沿線には、かって知人や友人が多く住んでいましたから、僕も土地勘がありますけれど、杉並と三鷹って、ホントに指呼の距離ですよ。警察や検察は、ホントに碌な事をしませんし、いざと言う時にちっとも頼りになりませんね!

ともあれ、被害者の女性のご冥福を謹んでお祈りしますし、ご家族の気持ちを考えると、いたたまれない気持ちでいっぱいです。

閑話休題、少々話題を変えまして、随分古い作品ですけれど、「地獄門」というカンヌとアカデミーの両賞を制した映画があります。これ、平安期の恋愛物語絵巻、といった趣なんですが、主役の男性が人妻に横恋慕して、執拗に追いかけ回すんですね。この時代からそういう詰まらん男が居たんだなあ、と同じ男性として情けないですが、この作品を制作しましたのが、僕の大好きな人物、永田雅一その人であります。陰惨極まりない、決して許してはならない、先の事件の口直しの意味もこめまして、この一世の快男児、永田の雅ちゃんのお話と参りましょうか。

雅ちゃんは、京都の友禅問屋の息子として生まれますから、生家は中々の資産家だった訳ですが、人間万美塞翁が馬、父君の商売が上手く行かず、倒産の憂き目に合うんですね。お坊ちゃんだった雅ちゃんは、悪行三昧、一時は極道の道にも入ります。昭和の初めは映画産業が花盛り、そして当時の興業というものと、極道は切っても切れない割無い仲でありまして、足を洗った雅ちゃんは、シネマの世界へと転身します。大日本映画製作社、通称「大映」を設立するんですね。ここからは疾風怒濤の快進撃が始まりまして、黒澤明の「羅生門」がベネティア国際映画祭グランプリ、先の「地獄門」のカンヌとアカデミーの受賞を加えますと、ボクサーで言えば世界タイトルを3つ獲得した様なものですね。「雨月物語」「山椒大夫」の両作品もベネティアで銀獅子賞を受賞、向う所敵無しでした。聖心女学院の設立の際には広大な土地をポンと寄贈、又、所有していたサラブレッド、トキノミノルが日本ダービーを制するんですから、やる事なす事全て上手く行っていたんですね。

又、時の政権党である自民党との繋がりは深く、政界のフィクサーとしても知られ、多くの女優さん達とのラブ・アフェアも世間を賑わせた、大変お盛んな艶福家でした。凄まじいまでの精力家ですけれど、僕、大の野球ファンだから言う訳じゃありませんが、この人の素晴らしい点はもう1つあるんです。と言いますのも、雅ちゃんはプロ野球のオーナーでもあったんですね。もう直ぐクライマックス・シリーズが始まりますけれど、今年のパ・リーグ3位として出場する、千葉ロッテマリーンズの前身、大映オリオンズは雅ちゃんの球団でした。

何より素晴らしいと思いますのは、この大映オリオンズの本拠地は、東京の下町、千住にあったのですが、そのスタジアムのコンセプトは、「世界最先端の設備と、ファンが下駄履きで気軽に通える事」だったんですね。僕の勤める病院も、サービス業の一種ですから、この高邁な理想は是非見習わねばなりません。さて、この東京スタジアム、まずは内野も外野も総天然芝でした。日本の一般的な球場は皆、外野のみが天然芝のケースが殆どです。甲子園ですらそうなんですが、これ、経費削減というみみっちい理由なんですね。でも、貧乏なキューバでも、野球場は内外野とも芝が覆っていますから、単に志の問題と思います。そして、座席はゆったりと広く、日本初上陸だったペプシ・コーラが飲め、これまた画期的な新商品だった、日清のカップ・ヌードルがこの地で初めて販売され、ゴンドラ席に貴賓席があり、どの角度からでも選手が見やすく、バリア・フリーであり、デジタル式の電光掲示板があり、当時まだ珍しかった巨大な照明灯があったんですね。家族連れの観客の為には、ボウリング場とスケート・リンクが球場に併設されていました。屋内の投球練習場、医務室、トレーナー室、広々としたロッカー・ルーム、これらは今では当たり前の設備ですが、昭和30年代にこの施設があった訳ですから、ファンにとっても選手にとっても、将に日本一の球場でした。だって、付いた渾名が「光の球場」ですもんね、如何に当時の耳目を集めたかが分かります。

これまた凄いんですが、資金難から断念したのですが、当初の構想では、スタジアムの下に地下鉄の駅を併設し、映画館に劇場、デパートに大レストランまで設置する予定だったとか。まあ、雅ちゃんは、昭和という時代が生んだ、怪物の一人だったと思いますし、そのスケールの大きさは大したものと思います。余りのワンマンぶりが祟り資金難に陥り、晩年は表舞台から遠ざかりましたけれど、これ程ファンや大衆から愛された人は居なかったんじゃないでしょうか。ご自身が愛したオリオンズが、初めてパ・リーグを制した際、感極まった数千の観客がグラウンドに乱入、優勝を喜んだんですが、ほら、そういう時、殊勲者の胴上げをしますよね。そのファン達は、監督でも選手でも無く、真っ先に雅ちゃんを胴上げしたというんですから、もうこんなオーナーは出ないんじゃないかなあ。

まさか今日は僕の敬愛する永田オーナーの話になるとは思いませんでしたが、明日からは今年の日本プロ野球の総決算、クライマックス・シリーズが始まります!雅ちゃんに思いを馳せながら、連休は野球観戦と致しましょう。思い切って、西武ドームか甲子園に行っちゃおうかな!?それでは皆さん、楽しい週末をお過ごし下さい!
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