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戦士の休息

おはようございます。まず、昨日は会食がありまして、関係者各位の皆様方、大変楽しい一時を本当にありがとうございました。今後とも、ご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。また、当院に講師として引き続きお見え下さるとの由、今後ともご指導頂ければ幸いです。

さて、今日は何を書こうかな~♡と思っていましたら、昨日の会食の際のメイン・テーマを思い出しました。他業種の方々とのお話でしたが、要は、人材の育成について意見交換したのですが、仕事は異なれども、その人が伸びるか伸びないかは大体の目安が付く、という結論に達しました。僕、様々な雑書を読み耽るのが趣味ですけれど、大日本帝国海軍の従兵の心得がありまして、「『痒い所に手が届く』では遅く、上司が痒くなる前にさりげなくサービス出来なければならない」由、具体的に書いてみますね。当時の海軍司令部が艦上にある際の事です。当然毎日昼食が出ますが、常に軍楽隊がクラシックを演奏しながらの、フルコースのフレンチのランチになるんですね。白いテーブルクロスの上には一輪の薔薇、艦上ではモーツァルトが生演奏され、アペタイザーから始まりまして、スープに魚料理肉料理、紅白のワイン、勿論デザートまで出る正餐でありまして、これを明治の終わりからずっとやっていたんですから、日本の海軍とは何とハイカラかと思いますけれど、将官やゲストの皆さんの食事中、その後ろにさり気無く従兵が控えている訳ですね。カナッペを出すタイミング、ワインを注ぐ順序、フィンガー・ボウルを何時下げるか、絶妙の間でそれをこなさねばならず、もしゲストの不興を買う様な事があれば、食事の後には鉄拳制裁が待っています。ゲスト達の食事の進行具合を見ながら、その時々の状況判断も勿論必要ですし、ワインをこぼす等のアクシデントにも備えねばならず、そのテーブルでの会話の内容を決して漏らしてはなりません。そして、これはあまり知られていませんけれど、軍艦とは自国外に出て外国に寄港した際は、外交官的な役割も求められる訳ですね。即ち、現地の公使や外国人の貴賓を招く事も或る訳で、そうなりますと、英語は当然の事、最低フランス語辺りも喋れなければなりません。従兵とは、通常は水兵さんの仕事もする訳であり、そして、サービス業も出来なければなりません。「ネイビーはスマートネスをもってモットーとする」、そして、「スマートで目先が利いて几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り」、これが大日本帝国海軍の伝統でありまして、今のうちの職員で、この従兵さん並みのホスピタリティは可能なのかなあ、僕、甚だ自信がありません…。

的確な状況判断が出来て、素直で、気を配り、ガッツがあっても出しゃばらない努力家で、その上言葉遣いが丁寧ならば、どの世界でも成功は間違い無しでしょうが、こういう人ってそう滅多に居ないんですよね。当院は老若男女、国籍経歴を問わず、大きく門戸を広げている積もりなのですが、優秀な人材って、一体何処に居るのかなあ!?

閑話休題、1つの事に秀でると他の事も分かる様になる、これ、将棋の升田幸三名人の言葉ですけれど、僕、それを痛感する本に出会いました。先月末の出張の際、ジュンク堂で入手しまして、将に巻を擱く能わず、一気呵成に読んでしまったんですね。それは、プロ野球の元中日ドラゴンズ監督、落合さんの本なんです。僕、彼の大ファンでして、嫁さん選びとお子さんの子育てには少々失敗した感がありますがそれもご愛嬌、一世を風靡した野球人である事は周知の事実です。3度の三冠王は前人未到の大偉業ですし、オールスター・ゲームでの野茂投手からの場外本塁打、巨人の斉藤投手のノーヒット・ノーランの夢を打ち砕いたサヨナラ・ホームラン、何れも僕も目に焼き付いています。監督になってからの8年間で4度の優勝、まあ、日本野球史に残る男であるのは間違いないでしょう。僕、彼の著作は、処女作であり自伝である、「なんと言われようと俺流さ」から全て読んでいるんですが、新著は「戦士の休息」というタイトルでして、落合監督の新刊だ~、と深く考えず購入、新幹線の中で読み始めたのですが、いやあ、驚きました。これだけ偉大なプレイヤーであり、監督なのですから、野球の本と思うじゃないですか。これ、全編映画評の本でして、こんな野球人は未だかって居ませんでした。何でも、スタジオジブリの雑誌に連載していたものをまとめた由、ご本人は野球の練習をさぼって映画舘にばかり居たそうで、半世紀を超す映画ファンの由、いや、耽読しましたねえ。007や黒澤、寅さんにハリウッドの大作は勿論の事、欧州の作品や邦画まで網羅されていて、未読の方の為に詳しく書けないのが残念ですけれど、ご自身の野球人生に触れつつ、独自の視点でのアプローチをされていて、落合さんは、他のスポーツは勿論の事、映画監督や会社経営でも成功したんじゃないかなあ。

プロ野球選手の引退後って、水商売とか焼鳥屋さんとか、飲食業のイメージが強いんですが、一流になると流石に違います。前人未到の9連覇を成し遂げた、巨人の川上監督は、戦争に従軍したのですが、飛行機の整備にも抜群の業績を上げ、復員後は農業を大成功させた、と言います。広島カープに在籍していたホプキンス選手は、優勝に貢献後帰国、猛勉強を始め整形外科医兼牧師として大成功、診察の合間に大学で聖書の講義をしている、というんですから将に文武両道ですよね。そして元阪神のエースだった江本投手、僕、大好きでした。「ベンチがアホやから野球が出来へん」という言葉を残して引退しましたが、映画出演にテレビの司会にベストセラー作家となり、国会議員に大学講師にタイ王国の野球代表監督、もう常人の5倍の活動量という感がありますが、バロック音楽に造詣が深く、大変な読書家と言います。あの日本一の大選手、祝!4000本安打のイチローも、学生時代の成績は常にトップ5だったそうで、勉学のみに励んでいれば東大間違い無しだったそうです。ゴジラ松井選手も成績優秀、柔道と相撲でも県のチャンピオン、ピアノをたしなみモーツァルトを愛聴、空海と三島由紀夫の書は全て読んでいるというんですから、意外に思われる方も多いかもしれませんね。

当院も、看護技術や医療事務には長けていても、上司としてのマネジメントや、他部署との間をコーディネイトする人材については、若干弱みがある様に思います。僕自ら、トラブル・シューターとして、乗り出したりする事もあるぐらいですもんね。うちの職員には、様々な物を見て、色々な経験を積み、美味しい物を食べ、恋愛を音楽を映画を楽しみ、感受性豊かに人生を謳歌して欲しいと思いますし、その潤いが仕事にも生きる、僕、そう確信しているんですよ。よし、今日の当院は会議デーですけれど、頑張って参ります!
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