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柳は緑 花は紅

おはようございます。いや~蒸しますね。折角布団乾燥機でサラリとした寝床にしても、目が覚めると汗で濡れていて不快です。当院も近々クールビズの予定です。

さて、僕の好きな作家の訃報が入りまして、今日のブログは追悼文とさせて下さい。

団鬼六先生、謂わずと知れたSM小説の大家であり、「花と蛇」が代表的な作品です。とても助平な小説を数多く書かれていて、題名や内容については当ブログでは誠に触れにくいので、興味のある方は是非書店でお手に取られてみて下さい。お好きな方には大変結構かと思います(^^)。

さて、世間一般の評価ですと、団先生はエロティックな面ばかりの評価と思うのですが、僕は全く違っていまして、この人は粋人であり、都会人であり、軽妙洒脱な大人と感じています。というのは、大変な趣味人、道楽者なんですよ。小説と同じぐらい多く書かれたエッセイを読めば一目瞭然なのですが、まあ多種多様な分野に興味を持ち、パトロンとして様々な世界にも脚光を当てる名人でもあります。

将棋雑誌を長年発行し、不遇な真剣師(アマチュアですが、お金をかけて将棋を指し、それを生業とする人です)や薄給の若手将棋指しの面倒をみたり、新進関取のタニマチとなり、刺青師と交流を持ち、時には噺家として高座で落語をやり全く受けず、性風俗業界のアドバイザーをし、映画製作や写真集製作に係わり大儲け、歌手としてレコードを出し全く売れず、銀座で高級クラブを開き倒産、中学校の英語教師をし、八十を前にして二十代の愛人を持ち、着物に凝り日本刀を収集し、お酒と煙草と鰻重と、豊満で色っぽい女性をこよなく愛す、という作家でした。

動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。伊藤博文が、幕末の英雄、高杉晋作に送った言葉です。高杉先生と団先生、やってる事は全く異なりますが、どこか似ている様に思います。

「おもしろきこともなき世におもしろく」「三千世界の鴉を殺し ぬしと朝寝がしてみたい」 これは高杉先生の残した有名な言葉。
「一期は夢よ ただ遊べ 帰らぬ道は誰も同じ」 これが団先生。

両雄ともに、ラテンの匂いがするんですよね。酸いも甘いも噛み分けたカッコいい大人の不良、という感じで憧れます。

合掌、礼拝。謹んで団鬼六先生のご冥福をお祈りします。






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