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THE REAL DEAL

それにしても暑いですね~。昨日の大分は36・5度、中津という県北の街では37・9度もあったそうでして、もうこれじゃあ台湾や沖縄やシンガポール、日本は最早亜熱帯であります。今朝も駄犬の散歩に行って来ましたけれど、ジョギングされている方も沢山いらっしゃって、でも皆さん、朝の6時なのにかなりへばってまして、健康の為に走っているのに、下手すると熱中症で倒れてしまいますよ。本当に水分補給をしっかりなさって下さいね。

昨日の新聞には、古の恐竜の一種、よろい竜--ほら、全身がぶ厚いよろい状のものに覆われている、巨大草食恐竜です--の装甲は、己の体内のカルシウムを溶かして出来たものだそうで、生き物って凄いですよね~。僕の大好きなアメリカン・コミック、X-MENには、己の骨を剥がして、それを武器として戦うマロウというミュータントが登場しますけれど、事実は小説より奇なり、ノン・フィクションがフィクションを超えた感がありますよね。人間は何も特技が無いから道具を編み出した、という逆説にも頷かされますけれど、この暑い時期になるとほとほと感心するのは、何と言っても、平山郁夫の絵のモチーフとして知られ、砂漠の舟と呼ばれるラクダでしょう。背中の脂肪のコブはエネルギー源でもあり、直射日光を防ぐ断熱材であり、砂嵐を防ぐ為に鼻の穴を完全に閉じる事が出来、一度に100㍑以上の水を呑み、それを血液中に蓄えるんですから、いや、生物の進化は神秘的であります。

将に、チャールズ・ダーウィンの適者生存を地で行くのが、このラクダですよね。話はがらりと変わるのですが、昨晩、都内後楽園ホールでは、56年ぶりに日本ヘビー級タイトルマッチが行われた由、藤本京太郎選手が見事KOで新チャンピオンの座に就いたそうです。この偉業にケチを付ける気はありませんけれど、適者生存の理に従えば、日本人ヘビー級ボクサーの前途は暗い気がしてなりません…。日本人の体格の向上は目覚ましいとは言え、適正な体格ってあると思うんですね。日本のメジャーなプロ選手の体格を比較してみましょう。まずはプロ野球ですが、平均身長は180・3㌢、体重は81・5㌔、Jリーグの選手の平均身長は177・9㌢、体重は71・6㌔となります。サッカー場合はゴールキーパーが数値を上げていますから、それ以外のフィールド・プレイヤーですと、176・7㌢70・5㌔がアベレージとなる様です。そして、日本人アスリートは、大きくなればなる程、何故か鈍重になるんですよね…。モンゴロイドの宿命なのか、余りに大きいサイズになると持て余す傾向にある様です。

現在のプロ・ボクシング・ヘビー級の趨勢を俯瞰すると、やはり何と言っても統一チャンピオンのウラジミール・クリチコ選手がその代表格と思います。彼の身長はジャスト2㍍、リーチは2㍍6㌢でありまして、日本人チャンピオンの藤本選手は、身長183㌢、リーチ186㌢、この20㌢近い差は、ボクシングにおいてはかなりのハンディです。ボクシングはお互いの距離を制圧するスポーツですから、相手が届かない安全地帯からパンチを打ち込めば、必勝ですもんね。その距離を埋める為には、素早く接近出来るクイックネス、技術と駆け引きに長けたクレバネス、打たれても怯まない心と身体のタフネスが必要なんですが、藤本選手は、かって東洋太平洋タイトルに挑戦して、早いラウンドのKO負けで惨敗してますからねえ、前途多難と言えましょう。

でも、ここに1つの実例がありまして、それは、かっての統一ヘビー級チャンピオン、イベンダー”リアル・ディール”ホリフィールド選手の事なんです。彼の身長は188㌢、藤本選手と5㌢しか変わりません。体格に恵まれているとは決して言えませんし、元々はクルーザー級という、1階級下のボクサーだったんですね。彼がボクシングを始めたのは本当に幼い頃だったそうでして、アマチュアの頃は連戦連敗、幾らやっても勝てなかったそうです。もうボクシングは止めようとした際、母親は偉大だなと痛感しますが、「今、貴方は試されているのよ。1度諦めたら人生から逃げ続ける事になるわ。必ず勝てる時が来るから努力しなさい。」と言われた由です。物事に取り組んだ際、階段を上る様に進化して行くのが常ですから、ホリフィールド選手も何かのきっかけが必要だったのでしょう。それからは連戦連勝、ロサンゼルスオリンピック銅メダリストの栄冠を掴みます。そしてプロデビュー、クルーザー級という79~90㌔のクラスで無敗のまま統一チャンピオンとなるのです。

ボクシングでは、「ヘビー級が動く様に世界が動く」と言われます。まあ、ヘビー級チャンプとなりますと、1試合数百億のビッグ・マネーが動きますし、やはり体重が最も重いクラスの勝者が最強と言われます。ホリフィールド選手は、クルーザー級のままならば無敵のままだったでしょうが、彼は誇り高い戦士でした。己が世界最強を証明すべく、上の階級への転向を高らかに宣言します。2㍍級の巨人がうようよいる世界に飛び込みましたが、20㌢近く身長の低いハンディがあります。ホリフィールド選手の取った手段は、ストイックな食生活、凄まじいまでの科学的な筋力トレーニング、身体の柔軟性を失わない為にバレエまで練習に取り入れたんですから、本当に恐れ入ります。その努力は見事に実り、ヘビー級チャンピオンの座を獲得、そして彼が偉かったのは、決して逃げなかった事でしょう。誰とは言いませんけれど、よくまあこんな楽な相手を見つけてきたなあ、というチャンピオンもいます。ホリフィールド選手は、将に戦うチャンピオンであり、付いた渾名はリアル・ディール、直訳しますと、本当の商売が出来る、つまり本物、という意味になります。対戦相手は、ジェームス・ダグラス、リディック・ボウ、レノックス・ルイス、ラリー・ホームズ、ジョージ・フォアマンと、何れも己より大きく、実績のある強い選手ばかりでした。そして、あの、ワン・アンド・オンリー、マイク・タイソンを2度破ったのは特筆すべき事でしょう。そして、何と言っても、ホリフィールド選手の真価は、その強いハートにあります。この大激戦の中、勿論手痛い敗北もありましたけれど、ヘビー級チャンピオンに返り咲く事4度、というのは近代ボクシングの200年近い歴史の中でも、彼しか出来なかった事です。

では最後に、僕の大好きなホリフィールド選手の言葉を1つだけ。

全ては心から始まる。肉体は後からついてくるのだ。心が己の可能性を信じさせ、自信を生み、耐える力をもたらす。

よ~し、僕、何だか元気が出て来ましたよ!今現在、大分は雷がゴロゴロ鳴ってまして、不気味な空の色ですが、皆様、楽しい週末をお過ごし下さいませ。また来週お会いしましょう!
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