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✙ 汝の父を敬え ✙

連日暑いですねえ。僕、自転車通勤の日々なんですが、着いた途端に汗が噴き出す始末、んもう、折角シャワーを浴びて出勤したのに、院内でもう1度入浴する訳にも行かず、Yシャツも少々よれてしまいまして、来客もあるのに、何時も困っています。大汗をかかずに済む、何か良い方法は無いものですかねえ、妙案があれば、何方かご指南頂けると幸いです。

さて、度肝を抜かれるとは将にこの事でありまして、自民党も東電も酷いもんです。盗人猛々しい、いけしゃあしゃあ、誠に阿漕な連中でして、まず、「放射性物質が海洋に流出している」事を東電が初めて認めた由、あのねえ、それを選挙の翌日に公表するなんて、もっと前から分かっていた事でしょ!?明らかに自民党と組んで、その事実をずっと伏せていたとしか思えませんし、選挙に不利になるから黙っていたのでしょう。僕、哀しくて悔しくて呆れてなりませんが、NHKは「あまちゃん」なんてえドラマをやってますが、東北は元気ですよ、みたいな内容じゃないですか。民放は、東北の新鮮な魚介類を紹介する番組を、頑張れ!三陸沖の漁師達!、なんて平気でやっています。そして数年振りに、東北の海水浴場が海開きを行ったそうですが、この海で泳ぎ、魚介類を食べ、本当に人体に影響は出ないんですか!?「風評被害」という言葉は間違えていますし、意図的なミスリードでしょう。「深刻な被害」と言うべきですし、僕、以前にも増して、日本のメディアは金輪際信用しませんよ!!

お次は自民ですが、これまた選挙の翌日の今日から、TPPの交渉に初参加だとか。NHKを見ていて憤慨したのですが、「これから手分けして資料を読み込む」由、おまけに、「多国間で協議が進んでいるので、その和を乱す訳には行かない」そうなんです。あの~、1つお伺いしてもよろしゅうございますでしょうか!?安部サン、「TPPにおいて、米や生命保険といった聖域は守る」と仰られたと記憶しております。今日のNHKの論調ですと、僕が随分前から懸念していた通り、「TPPの交渉は、米国のなすがままで推移するだろう」という事でした。となりますと、NHKか安部サンのどちらかが大嘘をついている事になりますし、こういう輩を二枚舌、三百代言、単なる詭弁であり、偽善者と呼びます。選挙前に都合の悪い事は黙殺、終わってからテメエのやりたい放題なんて、こりゃあ選挙をやる必要なんてありゃしませんぜ。そして、仮にも国際間のネゴシエーション、交渉事に、「今から文書を読み込む」だなんて、安部サンに官僚どもは、日本国民を馬鹿にしてますよ!僕も一応、責任ある立場になって前職から数えれば20数年、各種のネゴシエーションをしましたけれど、地方の片田舎の小さな病院ですら、交渉会場に着いてから契約書を読むなんて、そんな杜撰な仕事はした事ありませんよ!?投票率も極めて低かったですし、これらの事実を踏まえて、もう1度、選挙をやり直しては如何でしょうか。

僕、腹が立って苛々して切歯扼腕して仕方が無く、とは言っても朝から、「マスター、全てを忘れられる強いお酒を頂戴♡」と言う訳にも行きませんから、こういう時は落語を聞くに限ります。思わず二席も聞いちゃったんですが、こんな気分の折は下手な噺家なぞは聞きたくありませんで、古今亭志ん生と志ん朝、名人親子の話芸を楽しみました。お父さんの志ん生は「二階ぞめき」、息子さんの志ん朝は「明烏」、偶然にも吉原に材を取った廓噺だったのですが、落語ファンには釈迦に説法ですけれど、血が繋がっていながら、全く異なる味なんですよね~。

落語はクラシックに似ている所がありまして、演者や指揮者によって、「火焔太鼓」だろうと「ジュピター」であろうと、解釈が異なりますから、夫々の味わいが全く違うんですね。さて、話を戻して、父親の志ん生の芸風は、八方破れと言いますか破天荒、デッサンを全て会得してからあの独特のタッチとなった、パブロ・ピカソの様です。息子の志ん朝は、面白い事に、父のライヴァルだった桂文楽に影響を受け、細かな人物造形に巧みでして、そうですねえ、素晴らしい構図と明るい色彩、駆け出しの頃は様々な先達の影響が感じられましたが、己の作風を見事に確立したルノワールの感があります。互いが生きた時代の差もあるのでしょうが、テレビ・ドラマに映画にラジオ、舞台にも出た息子と、ほぼ落語一筋の父でありました。とかく父と息子は難しいものですが、互いを認め合い、尊重しあった稀有ながらも素敵な親子関係だったと言えるでしょう。

この偉大なる二人と較べるレベルには無いのですが、僕の父は、病院を経営する上において、清濁併せ呑み豪放磊落、ゴーイング・マイ・ウェイ、ドラえもんならばジャイアンの様なライフ・スタイルでした。不肖の息子の僕は、勿論似た部分も多いですけれど、どちらかと言えば緻密でじっくり計画を練り、情緒に溺れずなるべく論理で判断しよう、という考え方です。ざっくりと分ければ、父はオフェンシブでオプチミスト、僕はディフェンシブでペシミストでしょうか。自分で謂うのは何ですが、人懐っこい所や面倒見の良さ、明るさや楽観的な性格は、やはり親子なのかな、似ている様に思います。父は僕を外科医にしようと必死でしたが、その道に進むのは真っ平御免でして、でも結局は病院の運営の道に進み、何とか当院のお役に立てているとは思うのですが、そこで思うのは、18世紀のフランスに実在した、デュマ親子であります。またまた偉大な親子を例に挙げて恐縮至極ですけれど、息子さんは、ダルタニアン・アトス・ポルトスの縦横無尽の大活躍で有名な、「三銃士」の作者なんですね。お父さんは、フランス軍人として大活躍、かのナポレオンに見出され、黒人奴隷の血を引きながら中将にまで出世したと言うのですから、余程実力があったのでしょう。皇帝となったナポレオンから、その才と自由を愛する性格を疎まれて失脚、寂しく亡くなったんですね。息子には軍人になって欲しかった様ですが、文士の道を選び、そして社会運動に邁進するのでした。

最後にご紹介する親子は、映画「ゴッドファーザー」のモデルにもなった、イタリアン・マフィアの、ボナンノ親子です。親子揃ってアメリカの裏社会を生き伸び、成功を収めるのですが、息子さんの諫言もあり、結局は彼らが造り上げた、マフィアのボナンノ・ファミリーそのものを終わらせるんですね。

どうも、お盆が近付きつつある所為か、柄にも無く、少々センチメンタルな話になりました。今日は久し振りに仏壇に線香でも上げて、親父と一献酌み交わそうかな!?
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