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II GATTOPARDO

おはようございます。それにしても、今朝の大分は大雨でして、豪雨と言った方が良いのかな、いや、凄まじいものでした。稲妻に へそも隠さぬ 女かな、窓開けて 直す化粧や 五月雨、誰よりも 早き浴衣や 浮気者、永井荷風先生の艶っぽい俳句は兎も角、こういう時は革靴は駄目ですね~。やっぱり長靴に限りますが、Yシャツにネクタイを締めていては何とも珍妙な格好でして、こういう梅雨の際に、最も適したビジネス・ウェアって何方かご存じじゃありませんか、もし良いお知恵があれば、お教え頂けると幸甚です。

風雲急を告げると申しますか、以前の拙ブログでご紹介しました、元CIA職員のエドワード・スノーデンさん、大騒動になっていますよね。スノーデンさんは、アメリカの諜報機関が、全世界の何千万人もの人達の通話やフェイスブックを勝手に盗聴していた、と大変勇気ある告発をしていましたのは、皆様疾うにご存じでしょう。続いてのスノーデンさんの激白は、「イギリスはもっと酷く、光ファイバーケーブル網から大量のデータを引き出している。イギリス情報機関のGCHQは、1日6億件の電話に対応し、200本を超える光ファイバーケーブルを傍受していた。また、GCHQは、2009年のG20首脳会合、同年9月の中央銀行総裁会議において、出席者の電話や電子メールも傍受した。」だそうなんです。話半分としても凄まじい話でして、各国首脳もセキュリティかけてるとは思うのですが、駄目なんですねえ…。ホント、アングロサクソンは質が悪いと言いますか、紳士の国がやる事じゃありませんよね。

そのスノーデンさん、現在はモスクワに居り、中南米或いは欧州の何処かの国に亡命を希望している様ですが、プーチン大統領は、「身柄を引き渡せ」というアメリカの要求を断固拒否、それにデンジャラスのノッチじゃないや、オバマも猛反発している様子で、俄然面白くなって来ました。コイツもかなりの極悪人ですが、僕、プーチンを応援しますよ!

そのプーチン大統領の刎頚の友として知られるのが、イタリアの元首相、ベルルスコーニですよね。このご仁、大の女性好きで、まるで僕の親父の様ですが、未成年の女性達を自宅に呼び寄せ、連日連夜の乱痴気騒ぎ、とうとう有罪の実刑判決を受けた由、希代の助平、イタリアの色事師も、哀れ一巻の終わりですよね。どうもこのベルルスコーニの女好きばかりに焦点が当たってしまい、物事の本質を見逃しがちですけれど、実はとんでもない男なんですね。

現在のイタリア経済は危機に瀕し、24歳以下の失業率は40㌫超、首都であり古都でありファッション最先端の街ローマでも、雇用を求めるデモ参加者は10万人を超えたとか。そして、元々泥棒の多い国ではありますけれど、ミラノでは、ドアの呼び鈴やケーブル、列車の自動制御装置等々、銅製品の盗難が多発しており、電車の遅延ばかりだそうです。どうやら銅を海外に転売している窃盗集団が、白昼堂々闊歩しているとか。おまけに、この国の税制は複雑極まりなく、毎年の様にシステムが変わるそうなんですね。恐らく、1リラでも多くお金を取ろうとする国と、市民のせめぎ合いなんでしょう。その所為か、この国では税理士さんが引っ張りだこだそうです。

もうどうしようも無い感がありますけれど、文化や歴史が成熟しきった場所というのは、再生するのは極めて困難なのかもしれません。謂わずと知れたローマ帝国は、世界の首都とでも言える存在でしたが、最早見る影も無い訳でしょう。日本で言えば京都になるのかな、この地も、僕、とても住む気にはなれませんもんね。余り書くと様々な弊害が出ますから、読者諸賢の皆様方のご想像にお任せしますけれど、京都は本願寺から共産党から、その他幾つもの様々な集団が、夫々隠然たる力を持ち、牽制し合っている様なものですから、いやあ、僕の様なタイプが住むのは、相当大変な気がしますねえ。

閑話休題、ベルルスコーニのオッチャンに話を戻します。その前に、イタリアの歴史のおさらいなんですが、ローマ帝国の大繁栄の後は、欧州にイスラム圏の外国勢力、宗教、地場の豪族共が入り乱れ、小国の分裂状態が続きます。中世からルネサンス期もそれは続き、英雄ナポレオンによりフランスの植民地とされ、イタリア全土が統一され、漸く独立したのが1861年ですから、約1300年ほどは分裂と搾取ばかりが続いた訳です。

こんな悲惨な歴史がある訳ですから、時の支配者なぞ誰も信用しないのは当たり前、フランスに抵抗する為に、かの有名なマフィアが生まれましたが、やっと本題に戻りますけれど、ベルルスコーニは、どの角度から見ても、闇社会との繋がりがあるんですね。1980年、ボローニャという芸術と美食の街で、駅が爆破され、85人の死者と200人以上の負傷者が出ました。この事件、極右のテロリストの仕業だったのですが、15年近い裁判の結果判明したのは、衝撃の事実でした。軍やマフィアが関与し、当時の総理の無能ぶりをアピールし、政権を打倒する為の自作自演だったんですね。その主要メンバーの名簿が押収されたのですが、その中には、しっかりベルルスコーニの名前が載っていたのです。

勿論イタリアはヴァチカンがあるぐらいですから、敬虔なクリスチャンの国です。7つの大罪という戒律がありまして、それは、傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲なんですね。ベルルスコーニは殆ど当てはまる気がします。己の権力欲を満たす為に、こんな自作自演のテロを演出し、自国民を爆死させる様な輩が長年首相をやっていたんですから、イタリアの腐敗ぶり、以って瞑すべし、でありましょう。

もうねえ、右翼に軍部にマフィアが居て、ヴァチカンもスキャンダル--これについては以前の拙ブログで詳細にご紹介しました--だらけ、イタリアは一度解体し、以前の小国の状態に戻し、地方分権に戻さねば、再生の道は無い様に思います。

僕、この国の楽天的な処や、風光明媚な景色、荘厳な建築物、美味しい食事、綺麗なお姉さん方を嫌いじゃありません。人類初の大帝国を築き、素晴らしい芸術を造り上げた偉大な国なんですから、今一度、世界を驚かす様な再生を成し遂げて欲しい、切にそう願っています。かっては我が国やドイツと組んで、世界を相手にして戦った同志でもありますしね。よし、そろそろお昼ですし、今日はイタリアにエールを贈る意味でも、スパゲッティ・アル・ネーロ・セッピエ、烏賊墨のパスタでも食べようかな。良く冷えたピノ・グリージョか、ヴェルメンティーノ、いやいやトレビアーノの白あたりを呑みたい処ですが、それは夕方まで我慢我慢!
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