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FROM THE CRADLE TO THE GRAVE

おはようございます。何だか最近、初夏の様な蒸し暑さですよね~。僕のオフィスのすぐ横は会議室なんですが、まあその中の暑い事、西日が射す上に20人以上入りますと、思考能力が落ちる気がします。当院も、クール・ビズを採用してはいますけれど、あれ、何かだらしなく感じるのは僕だけなのかなあ。心頭滅却すれば火もまた涼し、女優さんだって幾ら暑くとも額に汗はかかないんですから、僕、なるべくネクタイを締める様にしています。とは言っても大の汗っかきなんですけどね。

昨夕、テレビ・ニュースに思わず見入ってしまいました。北欧のスウェーデンにおいて、3日連続で暴動が起き、逮捕者8人が出た由でして、この国は寛容な政策で知られていますから、ちょっとした驚きではありました。僕達医療人にとってこのスウェーデンは、世界でも稀に見る高福祉国家として、注目し続けて来た国なんですね。でも、物事には必ず光と影、即ち陰と陽があるもの、実はスウェーデン・モデル、とでも言うべきスタイルは、数年前から綻びが見え隠れしていたんです。

簡単にこの北欧の小国の基礎知識をおさらいしますと、面積は殆ど日本と変わりません。国土の6割以上が森林であり、人口は930万人ですから、神奈川県程度、立憲君主制で議会民主制ですから日本と同じですね。家具のイケア、衣料品のH&M、ノーベル賞が人口に膾炙しているかと思います。

「ゆりかごから墓場まで」という言葉が余りに有名ですけれど、これ、元々はイギリスの労働党のキャッチ・フレーズなんですね。膨大な累積赤字を残してサッチャー女史が登場する訳ですけれど、では、その後継者とも言うべきスウェーデンは、随分長い間上手く行ったんですね。出産は無料、子供手当も手厚く、育児休業に年金も充実、学費も無料です。これを支えて来たのは、途轍も無い高税率でした。消費税や所得税や社会保険料等々、全てひっくるめますと、収入の65㌫近くを納税しなくてはなりません。そうですねえ、20万の月収の方が居るとして、13万円が税金で引かれますから、手取りは何と7万円になりますね。そして、この高税率に加え、スウェーデン経済そのものも、情報通信産業や法人税が低い事から、ずっと好調を保ち続けました。

ところが、2008年のリーマンショックは、スウェーデンにとっても他人事ではありませんでした。日本で言えばトヨタや日産である、国民車を作るメーカー、サーブ社が経営破綻したんですね。そして、人口って国力と同義語の様なものなんです。日本と同じ面積なのに、神奈川県の人口しか居ないんですから、イスラム系移民や難民--アフリカに中南米、中近東等--を積極的に受け入れたんですね。人道的であり博愛的、大変素晴らしい事なんですが、移民の人達にも、自国民と同等の権利を与えた事から、段々とおかしくなりました。彼らには経済力がありませんから、元々のスウェーデン人達の負担は増える一方なんですね。言葉も喋れず、そうなりますと当然仕事もありませんよね。結果として、犯罪は増える一方でありまして、冒頭にご紹介した、暴動へと繋がる訳です。

本当に便利な世の中になったなあ、と思うんですが、スウェーデンの様子が、大分に居ながらにしてYOU TUBEで見る事が出来ますもんね。その映像を先程確認したんですが、やはりというか案の定、2008年から暴動が頻発し始めた様でした。首都ストックホルムでも、ネイティブのスウェーデン人が住めない区域が出来ており、イスラム系マフィアが出現、アパートの1階部分なんて、窓に鉄格子がはめられてました。

1970年代には、スウェーデンはアメリカに次ぎ、一人当たりのGDPは世界2位だった訳なんですね。それが僅か数十年後には首都で暴動が起きている訳で、本当に人間の所業の儚さ、侘しさを感じてしまいます。

僕、我が国は、もう問題の先送りは止めにした方が良い、常々そう思っているんですよ。各省庁や政治家どもの利権争い、縄張りや面子、縦割りのシステムなんてどうでも良いので、いい加減にしないと滅びますよ…。まず、国の将来の基本的なモデルをどうするのか、それから決めなくてはならないのに、自民も民主も、グランド・デザインを描け、それを語る事の出来る政治家なんて一人も居ないでしょう。唯一、是非はともかく、小沢一郎のみにそれがありましたが、冤罪と偏見でよってたかって潰しちゃうんですもん、お先真っ暗ですよ。破綻しつつありますが、高福祉重税のスウェーデン方式か、税金は少ないですが弱肉強食のアメリカン・スタイルか、或いは第3の道を選択するのか、もう決めなくちゃ!!

老婆心ながら付け加えますと、もうね、各国の良い所取りは止めにした方が宜しいかと。明治以来の誤った伝統ですが、医療はドイツ、海軍はイングランド、警察はフランス、夫々の長所を取り入れるのは良いんですが、結局全部大失敗しちゃったじゃありませんか。国の根本の方針は、自分で決めるべきでありまして、徹底的に考え抜き、国民に提示し、選択すべきでありましょう。ま、原発の収束も出来ず、束の間の株価の上昇に舞い上がっている現政権に、期待する事など何もありませんが…。

何だか今日はシニカルでペシミスティックな論調となりましたが、僕、何も諦めてはおりません。国民夫々が、学び、考え、自立心を持てば、この国は必ず不死鳥の様に力強く再生する、そう信じています。ネバー・サレンダーの精神で今日も頑張りましょう!!
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