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屋根の上のバイオリン弾き

おはようございます。GWもとうとう最終日となりましたが、如何お過ごしでしょうか!?僕、明日は連休明けで、どう考えても忙しく、更新する自信がありませんので、急遽今朝、拙ブログを書いている次第です。お陰様で、GWはのんびり過ごす事が出来ました。日出に清游し、今が旬の城下鰈に舌鼓を打ち、お土産に購入した蛤ほどもある蜆を味噌汁にしたり。書店を冷やかしCDを試聴、地味ながらもそれなりに楽しく過ごせたんですが、昨日観た映画はイマイチで参りました。「アンナ・カレーニナ」、ロシアの文豪トルストイの著名な作を映像化したものだったのですが、う~ん…。

様々なシークエンスは殆ど舞台風のセットで撮影され、野外でのショットは数える程、ミュージルス風の演出をしているのですが、歌は全く無し。監督さんの意図としては、ロシア貴族の社交界、という豪奢ながらも閉塞的な世界を表現したかったのでしょうが、登場人物はセルフィッシュ、自己中心的過ぎて、観ているこちらは疲れる一方、何だかフラストレーションが溜まる2時間10分ではありました。ジュード・ロウにキーラ・ナイトレイ、美男美女の共演ですし、衣装やセットは絢爛豪華、見所が多いだけに、莫大なバジェットを思うと、勿体無いばかりでしたねえ。

まあ、閉塞的な世界観を描いているんですが、実社会も同様でありまして、昨日ですか、イスラエルがシリアを空爆した由、この中東紛争も、もう50年ぐらい続いてますもんね~。イスラエルの首都は、旧約聖書では、蜜の流れる肥沃な地、旧称はカナン--現在のエルサレムですね、イスラム・キリスト・ユダヤ教の聖地なんですから揉めない筈がありません--であります。もう歴史が旧すぎて、因縁地縁血縁が絡み合い過ぎ、どうしようもなくなっており、当事者各国も苦しんでいるのが実情じゃないでしょうか。グーグルアースなんぞを見ますと、小高い丘の上にある小さな街でして、少し移動すれば砂漠ばかり、豊かでも何でもない地に、どうしてそこまで固執するのか、東洋の日本人の僕には正直皆目分かりません。

大体、このエルサレム、元々は滅びた民族であるペリシテ人--どうやら中近東系の海洋民族集団の様ですが--が治めていたんですね。エジプトの奴隷だったユダヤ民族が、預言者モーゼのお告げにより脱走、カナンの地を攻め取る訳です。その後は、ギリシャのマケドニア国、イタリアのローマ帝国、イスラム系のオスマン帝国、そしてイングランドの植民地となり、第二次大戦後にイスラエルとして独立する事と相成ります。また、当時治めていたイングランドは朝令暮改を繰り返し、収拾がつかなくなり、放り投げたんですね。とは言っても、中近東は元々イスラムの民の地であり、古い言い方ではペルシャ、今ならばアーリア人が治めていたんですから、中東で大きな戦が4度も勃発したのもさもありなん、という感があります。

このユダヤの民、実は差別と迫害の歴史が2000年続いているんですね。ナチスのホロコーストが最も有名ですけれど、それだけじゃないんですよ。中世の十字軍もナチス同様にユダヤ人を大量虐殺していますし、ロシアでは、ポグロムと呼ばれたムーヴメントがありました。東欧全域で、何百年にも渡って、ユダヤ人は襲われ続けました。では何故そんな事が起きるのか!?クリスチャンにとってはユダヤ教徒は異教徒であり、許せない存在である事が最も大きいでしょう。シェークスピアの「ベニスの商人」に登場する強欲な商人は、ユダヤ人シャイロックですし、かの有名な「屋根の上のバイオリン弾き」もその迫害の歴史を扱ったものですもんね。

国を持たず、異なる宗教と慣習--例えば、男性は、キッパと呼ばれる頭頂部を隠す小さな帽子を常に着用しますし、割礼もそうですよね--がありますし、食生活においては、コーシャーと呼ばれる厳しい戒律があり、豚に貝に甲殻類は食べません。国に頼る事が出来ませんから、己の力で自立するしか無く、高学歴や著名人にユダヤ人は非常に多いんですね。映画監督のスティーブン・スピルバーグ。物理学者のアインシュタイン。世界的大富豪のロスチャイルド一族。原爆を造ったオッペンハイマー。心理学者のフロイト。確かGoogleやスターバックス、マイクロソフトやデルコンピュータの創立者もユダヤの民だった筈です。社会で大成功する事により、益々嫉視と羨望と憎悪の対象になってしまう訳ですね。考えが理解出来ず、価値観や慣習も異なり、社会的に成功している、これ、一般大衆から見れば、恐怖でしかありませんよね。よって、2000年間の長きに渡り、迫害され続けて来た、という事になるんでしょう。

僕、解決案は1つしか無いと思うんですね。イスラムの皆さんはイスラエルは許せないと思いますが、もう国が出来て半世紀経つんですもん、ここは容認するしかありません。そして、相当厳しいとは思うんですが、エルサレムのみ国連統治領とし、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通の聖地として平和的に解決する、というのは如何でしょうか!?とは言え、こういう温和であり融和的、或る意味はっきりしない案は、多神教の日本人独特の考え方かもしれませんね。かと言って、エルサレムにリングを作って思う存分喧嘩して貰う訳にも行きません。こういう時こそ東洋の叡智を活かし、利害関係の無い日本が解決案を提示する、というのも悪く無いと思うんですが、東京ドームでユニフォームを着てはしゃいでる、大層レベルの低い首相ですもんね、期待する方が無理か…。

では皆様、GW最後の一日を、楽しくお過ごし下さいませ!
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