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FOR YOUR EYES ONLY

おはようございます。今朝はスカッと晴れましたね~。気持ちの良い朝でした。

皆さん、週末はいかがお過ごしでしたか?僕、お酒を少々飲んだり、プロ野球を見たりしていました。それにも飽き、書庫を整理していましたら、かって夢中になって深更まで読み耽った、翻訳小説の数々が出て来まして、思わず手に取ったのが間違いでした。そこからは読書に一直線、気付いたら夕暮れでしたね。

最近、日本の文壇のみならず翻訳物もミステリーブームと呼ばれていますが、僕、ちっとも読む気がしないんです。大体パターン化されてますよね…。心に傷を負った主人公が連続殺人に巻き込まれるとか、捜査官が不審な連続殺人を追うとか、同工異曲、そんなのばっかり、たまには異なる趣向のものもありますが、スケールの小さい事小さい事…、まあチマチマしてますわ。歴史物も同様、山岡荘八、吉川英治、司馬遼太郎、海音寺潮五郎の新作が読みたいものです。ただ、最近読んだ、葛葉康司さんのものは大変面白かったです。学研M文庫から2冊出ています。

さて、話を戻しまして、昨日夢中になったのは「鷲は舞い降りた」であります。冒険小説がお好きな方には言わずもがなですが、ジャック・ヒギンス渾身の大傑作、確か20世紀の冒険小説で栄えある1位を獲得した作品です。第二次大戦末期、追い詰められたドイツ軍は乾坤一擲、大博打に打って出ます。イギリス首相チャーチルを誘拐する、という大胆なプロットですが、骨太の構想、事実を巧みにちりばめた構成、人物造型のリアルさ、いずれも大人の鑑賞に耐えうる傑作です。興味のある方は是非ご一読あれ。

かっては、血沸き肉躍る大人の読み物が沢山あった様に思います。ブラッドベリやホーガン、ディックにハインライン、クラークにアシモフ、ベスターにギブスン、といった、センス・オブ・ワンダーを感じさせる珠玉のSF作品群。「ジャッカルの日」「透明人間の告白」「摩天楼の身代金」「シャドー81」「針の目」等々、いずれもドキドキハラハラ、巻を擱く能わず、ってこの事なんだなあ、とハイ・ティーンの僕は思った事でした。それ以降、成人してからハマったと言えば、スティーブン・キング(ダーク・タワー・シリーズは、時間と金を返せ!!と叫びたくなりましたが…)にエルロイ、パーカーにエド・マクベイン、フレミングぐらいでしょうか。

この一連の作家群の中で、大人の男性に最もお薦めな作家は、成人男性の夢、とでも言いましょうか、言わずと知れた007、ジェームス・ボンドの生みの親、イアン・フレミングです。確かハヤカワ文庫で発売していると思います。世界を股に掛ける有能スパイ、国家の危機を救い、登場する美女達は全員ボンドにメロメロ。作中にも良く出てきますが、主人公ボンドは、非常に食通であり、美酒とスポーツカーを愛し、賭博に強く、流暢に何カ国語も話し、高級スーツを着こなし、芸術にも造詣が深い、という設定です。男性読者の皆さん、羨ましくなりません?

翻訳小説の醍醐味って、話は大体大嘘なんですよね、先に挙げたチャーチル首相の誘拐事件なんて、史実では全く無かった事なんですから。そこを如何に面白くし、大人の目に耐えられる様、演出し工夫し表現するかに掛かっている訳です。折角お金を出して時間を割くんですから、五感を揺さぶられたいですよね。日本の小説よりも翻訳小説の方が大嘘は上手な気がします。日本の小説は抒情と言いますか、心理描写は翻訳に較べ格段に良いですね。油絵と墨絵の違いとでも言いましょうか…。皆さんの興味の湧いた作家がもしいましたら、是非ご一読を。
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