FC2ブログ

❀ 助六所縁江戸桜 ❀

おはようございます。今朝も大分ははっきりしない曇天、こういう天気、僕、一番苦手です。カラッと晴れないかしら。おまけに、愈々年度末ですから、結構仕事も詰まって来てまして、昨日なぞは、神経が高ぶるというのかな、あんまり熟睡出来ず、髭を剃るのもすっかり忘れてまして、酷い顔です、参ったなあ。

さて、今日の拙ブログ、何を書こうか、早暁に輾転反側しながら考えていたんですね。そうしましたら、坊主の件で幾つか書き残していた事に気付きまして、連日抹香臭くて恐縮ですけれど、その関連のお話と参りましょう。天にまします我らの父よ、アーメン、なんちゃって。ついついこういう事を書きたくなるんですよね、大変不謹慎でスイマセン…。そうそう、本題に入る前に、皆さん、焼香される際、どれぐらいの量のお香を置きますか?僕、全く悪気は無い事を最初に書いておきますが、良く分かっておらず、大量のお香を置いちゃいまして、煙はもうもう、住職が何度も咳き込んでしまいまして、あれは参りました~、アッハッハッハ~、って、こんな事書くから誤解をされますよね。もう1つ、これは以前の拙ブログで書きましたが、仏事の折、親戚の尼僧さんと、知り合いの方が、ご霊前の前で「この度は…」なんてお辞儀をしたんですよ。頭を下げた瞬間、まるで相撲の立ち合いの如く、両力士ならぬ両者の頭が正面から激突!!もうこれじゃあ、のこった、の~こった、ですよね。ドゴゴッ、という鈍い音が会場に響き渡りまして、又、ご両人、何事も無かったかの様な涼しい表情なんですよ!そのうちに読経も始まりまして、僕、ぼんやりしていたんですが、ふと座っている先程のご両人が目に入りました。まあ、みるみるうちにおでこが赤く膨らんで来まして、僕、葬儀の最中、ずっと舌を噛んでました…。

閑話休題、かっての所謂高僧達をご紹介しますと、まずはアニメで名高い一休さんでしょうか。あのアニメーション、中々面白く、あわてないあわてない、一休み一休み、とんちんかんちん、の決め台詞等々、僕も結構好きでしたけれど、大人になって思い起こせば、デフォルメし過ぎですよね。大体、足利義満が将軍様として登場しますが、金閣寺を作った大立者でありまして、あのアニメでは只の馬鹿殿になっています。そして主役の一休さん、モデルは一休宗純、室町期の臨済宗の僧ですが、本物は結構やんちゃなんですよ。天皇のご落胤という説が有力でして、非常に才に恵まれ、詞を書き、書も絵も嗜む、という風流人でした。ここまでは良いのですが、男性も女性もとっても大好きというバイセクシャル、お酒もお肉も食べちゃうんですから、室町時代ですし、名の広く知られた高僧がそんな事ばかりして、相当目立った事でしょう。僕、彼の狂歌、かなりのファンなんです。一句だけご紹介しておきますね。釈迦といふ いたづらものが 世にいでて おおくの人を 迷わすかな、いやあ、仏門にありながら、パンクでアバンギャルド、カッコ良いですよね。

そして、僕が好きな坊さんに、沢庵宗彭、戦国期の臨済宗の僧がいます。皆さんご存じの沢庵漬けの考案者であり、「宮本武蔵」の小説では、武蔵のメンターと言いますか、精神的な指導者として、中々重要な役割で登場します。当時の僧侶は皆、茶道に長け、書画を知り、漢詩を縦横無尽に書ける、という中々のインテリだった訳ですが、当然沢庵さんも同様でした。まあ、あんまり真面目な話を書いても詰まりませんから、僕、この沢庵さん、随分な食いしん坊、大のグルマンだったんじゃないかな、と思うんですよ。と言いますのは、先に挙げた沢庵漬けに加えまして、彼の修行した寺は、京の都の大名刹の一つ、大徳寺なんですね。僕、亡母に連れられて、晩秋の京都で清遊した際、一度だけこの寺を訪れた事がありますが、目を見張る大伽藍があり、国宝や重要文化財はゴロゴロしてますし、眼福幸福の一日ではありました。さて、この大徳寺、もう一つの貌がありまして、それは有名な食べ物を3つ考案しているんですね。1つは沢庵、お次は大徳寺納豆、と呼ばれるものです。所謂寺納豆でありまして、通常のものとは異なり糸を引かないんです。何でも天然発酵だそうでして、驚いた事に、世界初の抗生物質、ペニシリンの数十倍の薬効があるとか。いやあ、昔の坊主って凄いっす!アーメン、っていい加減にしなさいよ!

そして、最後の1つとは、弁当なんです。大徳寺縁高(ふちたか)と呼ばれる器、弁当箱のルーツの様な容器がありまして、そこにご飯やおかずを入れて食べていたんですね。京都で有名な大徳寺弁当の始まりであります。ついでに記しておきますと、最も有名な松花堂弁当、これも、松花堂昭乗、という江戸期の真言宗の僧侶が造ったものなんです。同じく江戸期に生まれたのが、幕の内弁当、これは歌舞伎の幕間に食べるものですから、この名が付きました。お稲荷さんと巻き寿司の助六、これも歌舞伎の演目「助六所縁江戸桜」に因んだものですよね。主人公の助六の恋人は、吉原の花魁の揚巻、という名です。揚巻の揚げは油揚げのお稲荷さん、巻きを巻き寿司に例えまして、主人公の名を冠して「助六寿司」となった訳です。

う~ん、僕も食いしん坊ですから、最後は食べ物の話になっちゃいましたが、今日のお昼は、素敵な和服美人と、満開の桜を愛でながら、人肌燗のお酒を差しつ差されつ、助六寿司でも食べに行こうかな!?って、年度末ですし、明日は理事会、そんな暇がある筈はありません、とりあえず頑張ります!
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する