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神武以来の天才

こんにちわ!春うららかな日曜日となりまして、皆様如何お過ごしでらっしゃいますか!?僕、実は明日、結構慌ただしくなりそうでして、急遽今日拙ブログを更新しよう、と思い立ち、選抜高校野球を観戦しつつ珈琲を飲み煙草を吸い、乍ら執筆となっております。

金曜日に更新した内容、姓に関する事について触れましたけれど、事の他評判が良かった様で、職員の方からも聞かれたりしまして、ちょっと気分が良いんです。ついでと言っては何ですが、もう少々触れておきますね。僕、結構全国各地に住んだり旅行したりしましたから、変わった姓の方を聞いています。日本の姓は29万ある、と言われてますから、もう何があっても不思議ではありません。そうですねえ、記憶の糸を辿ってみますと、色川さん、砂壺さん、阿比留さん、鰻さん、何(が)さん、百目鬼(どうめき)さん--有名な文芸評論家がいらっしゃいました--、法華津さん、そうそう、宇佐に墓参した際に見た表札にあった小若女(こわかめ)さん、僕の知り合いの、プロ野球四国独立リーグ、愛媛マンダリンパイレーツのオーナー薬師神さん、早稲田の捕手だった地引君という選手もいましたっけ。

どうも野球関係者は、金曜日に触れた、西大立目さんを筆頭に、珍名の方が多いんですよね。一言多十さん、戦前に彗星の如く颯爽と現れた凄い投手だったそうですが、名前の方が余程凄い気もしますよね。鬼屋敷、御園生、赤見内、南牟礼、二神、日月、音、内匠、難読のオンパレードです。現役選手では、我が愛する阪神タイガースの外野手の一二三君ですかねえ。スーパー・ノヴァ、超新星と言うには未だ未だ早いでしょうが、スイング・スピードは際立っているので、是非レギュラーを獲得して欲しいものです。

この一二三君、ご先祖様は、肥後の国ですから火の国熊本の侍だったそうでして、道理で中々凛々しい風貌なんですね。そして、一二三、と聞けば、僕の様な古くからの将棋ファンの血が騒ぐ、というものでして、そう、最早伝説の棋士と呼んで良いでしょう、加藤一二三先生を今日はご紹介したいと思います。

加藤先生は、福岡の産でして、真摯なクリスチャンとして有名です。ローマ法王と天皇陛下から勲章を授かり、早稲田の西洋史学科を出た学士であり、将棋史上初の14歳の中学2年生でプロ棋士となり、19歳で名人位に挑戦した、というのは空前絶後でありまして、付いた渾名が「神武以来の天才」なんです。現役最年長、通算対局は歴代1位、獲得したタイトルは数知れず、今も尚、孫の様な若手に混じって、将棋道を貫く姿は、尊敬に値します。そして、誰もが知っているのは、加藤先生は棒銀、という飛車先から銀を繰り出す作戦を、愚直なまでにやり抜くんですね。相手からすると、加藤先生の作戦が事前から分かっているんですから、不利になると思うんですが、天才はそういう些事は気にしないのでしょう。そのディスアドバンテージをものともせず、深夜まで続く激戦を制し、20代の若手に勝っちゃうんですから、本当に恐れ入ります。

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、天才故に、というべきなんでしょうか、加藤先生、将棋にしか目が入らないものですから、所謂奇行が多いんですよ…。玉に玼、百両の馬にも難があるのは仕方がありませんね。でも、将棋の天才、なんていうと、近寄り難いじゃないですか。少々の奇行が人間臭さを感じさせるというもの、加藤先生のファンが多いのもむべなるかな、でありましょう。

えーと、何処から書こうかな。まず、対局の際の食事です。1年中というか、ここ何十年も、昼も夜も鰻丼なんですね。先生曰く「栄養価に富み、対局中は余計な事を考えたくないから。」との由、或る意味納得なんですが、飽きないのかなあ。三時のおやつは文明堂のカステラならぬ、板チョコ数枚と魔法瓶数本分のホットカルピス。将棋は格闘技の側面もありまして、2日制の対局ですと、超高級旅館の豪華な三食付きで勿論おやつも夜食もあり、その上2㍑のペットボトルの水を数本飲んでしまい、それでも4~5㌔体重が落ちるんですね。全身全霊で考え抜くと、どれだけカロリーを消費するんだ、と感嘆するしかありません。ところが我らが加藤先生は、どうやらカロリー摂取過多らしく、丸々と太られて、何時も赤子の様な血色の良さです。締めているネクタイは、太腿に付く程長く、おまけに対局相手の後ろに立って考えるんですね。考慮する相手の額にまでネクタイが垂れて来まして、流石に険悪な雰囲気になったそうです。爆笑必至なのは、NHKの将棋番組の解説の際です。加藤先生、頭の回転の速さに口が付いて行かないんですよ。物凄い早口でありまして、長島茂雄さんの様なハイ・トーン・ヴォイス、天才は声が高くなるんですかねえ。おまけに、将棋の事しか考えていませんから、公開対局の解説の際の事です。加藤先生、対局者に聞こえる様な位置でマイクを持って解説していまして、「あれー、あれあれあれあれあれ~、こりゃあ詰んでますね~。こうしてこうしてこうやってこうして、取って取って取られて取って取って、王様の逃げる所が無い、うん、この将棋は終わりです。終わってます~、詰んでます~。」ですって。対局者は必死に指しているのに、勝手に終わりを宣言しちゃいまして、場内大爆笑の渦でした。対局中の休憩時間には、屋上で賛美歌を朗々と唄い、旅館での対局中、音が煩いと名物の滝を止めさせ、常に闘志満々ですから、盤に駒を叩きつけ、相手の駒を吹っ飛ばしたり…。

真面目過ぎて、周囲と歩調を合わす事が出来ず、天才故に空回り、ご自身は何も気付いていない、という感じでしょうか。それでも、こういう天に宝を積みし人、というか、少々奇矯に見えても大きな才を持つ人を大らかに見守り、優しく許容する社会じゃないと、只でさえ住みづらい日本ですから、やってられませんよね。僕、妙な縁故や情実が無く、全ては実力のみ、という凛々しく清々しく男らしい、この将棋の世界が大好きなんです。

さて、明日は忙しいけれど、まだ日曜日は終わっていません。久方振りに、将棋会所でも覗きまして、一局指して来ようかな!?あ、そうでした、未だやっているのか定かではありませんが、もし大分方面に来られる愛棋家の方がいらっしゃいましたら、別府駅で途中下車される事をお薦めします。と言いますのは、夕暮れ時、駅近くの公園で、まあ多くの方々が将棋を楽しんで指してらっしゃるんですよ。かっての日本でよく見た光景でして、縁台将棋と言うのかな、僕も数度そこで指した事がありますけれど、対局後は温泉に浸かって新鮮な魚と麦酒を一杯やりまして、地元民ながらちょっとした旅情も味わえて、大変結構でした。それでは読者の皆様方、来週でいよいよ年度末も終わり、お忙しいとは思いますが、お互い頑張りましょう!!
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