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THE DEVIL WEARS PRADA

おはようございます。昨日は、当院にとって大きな仕事がありまして、まあ、何とか無事に済んだのかな、全ての職員の皆様方、本当にご苦労様でした。O事務部長は、大変憔悴しきっておりまして、心配になりましたが、まあせめてゆっくり寝て下さい。あんまり夜の街に繰り出して、おいたが過ぎない事を願ってます、なんちゃって。それにしても、U看護部長が元気を取り戻したのは良かったです。こちらの方は、煙草やお酒を控える様にお願いします。

いよいよ年度末も近付いて来ましたし、何だか忙しない気分が続きますけれど、忙中閑あり苦中楽あり、暫し喫す一服の茶、という訳で、一昨日のアカデミー賞授賞式、圧巻でしたねえ。アメリカン・ショウ・ビズ界の底力と言いますか、ザッツ・エンターテイメントだなあ、と痛感したのは、「レ・ミゼラブル」のオール・キャストによるパフォーマンスでした。皆さん、演技は勿論の事、歌唱力も素晴らしく、映画の感動の再現と言いますか、いや、あちらの俳優さんは凄いです。欧州では、国立の演技の学校があるのは当たり前ですもんね。唄って踊って演技が出来て一人前、これが日本ですと、新劇とか歌舞伎出身の役者さんに頼らざるを得ない訳でして、これ、民間ですもんね。残念ですが、文化レベルの差を感じます。

さて、中でも、アン・ハサウェイさんが助演女優賞を見事受賞した訳ですが、ゴールデングローブ賞英国アカデミー賞と併せて、もう三冠制覇ですか~。知的で繊細、大きな瞳と優雅な美しさを感じさせ、恐らく、スカーレット・ヨハンソンさんと並んで、若手女優では、今後のハリウッドをしょって立つ逸材でしょう。縁のある役者さんって何故かいるものでして、僕、この人の映画は結構観ています。今更なんですが、この人のフィルモグラフィーを遡ってみますと、演技派として順調に成長した跡が伺えます。お姫様役でデビューし大ヒット、そのイメージが強すぎたのか、苦難と葛藤の時期もありましたが、「ブロークバック・マウンテン」ではゲイの主人を持つ奥様役、これで完全に一皮剥けた様に思いました。その後、「プラダを着た悪魔」では鬼上司に仕える部下を好演、その後はヒットの連発です。作家、元薬物中毒者、コメディエンヌ、と演技の引き出しも増え、僕のこよなく愛する「バットマン」では、黒猫のコスチュームに身を包んだ悪女キャット・ウーマン役を演じましたが、いや、カッコ良かったです。男を散々喰い物にしておいて、「破産させてごめんね」の一言だけって、オイオイ!?そして、「レ・ミゼラブル」では素晴らしい歌唱力も披露したんですから、まだ30歳になったばかり、何処まで伸びるのか楽しみでなりません。

でもこのアカデミー賞、本当に残念な事があったんですね。画龍点晴を欠く、とは将にこの事でして、賞のプレゼンターとして、オバマ大統領夫人が登場、何と軍人達に囲まれてホワイトハウスからの中継でした。あのねえ、芸能界の裏事情なんて、ドロドロした汚泥だらけでしょうけれど、そこまで政治を全面に出す事は無いでしょうよ。夢を売る世界でしょ、怖気をふるうと言いますか、芸術の祭典の場に、アメリカという国を押し出して来るこの姿勢、全世界から嫌われるのもさもありなん、僕、そう感じました。

その繋がりで思い出しましたが、「レ・ミゼラブル」、かの有名なジャン・バルジャンの一代記がテーマですけれど、映画を通じて伏水流として脈々と流れているもの、それは自由とは何か、という事なんですね。ご存じの様に、原作の小説は文豪ビクトル・ユーゴー、実はこの人、政治家でもあった訳で、「レ・ミゼラブル」では、1800年代のフランスが舞台です。当時のフランスは、革命後の混乱が続き、とんでもないカオス状態でした。デモや暴動は日常茶飯事、自由・平等・博愛を求めて、民衆は戦い続けていたんですね。

誤解されがちなのが残念でなりませんが、欠点の多い民主主義ですが、これ、果てしない戦いの後、民衆が勝ち取った成果なんですよ。僕達の様な穏健な日本人には、想像もつかない世界ですけれど、欧米の皇帝や王様、将軍といった権力者達の搾取って、とんでもないですからね。民から根こそぎ全て取り上げるんですもん。例えばロシア皇帝なんか、大きな樽一杯のキャビアを毎日用意させるんですから。今、売られているキャビア、僕も大好物ですが、小さな小さな瓶詰めで、平気で1万円しますもんね。それを毎日、樽一杯って…。その絶大で理不尽な権力者を倒すべく、民衆が立ち上がり、多大な血と犠牲者を出しながら、民主主義が確立した訳です。ですから、あだやおろそかに、選挙の際に棄権するなんて、以ての外、僕、そう思います!

これ、不思議でなりませんが、歴史の勉強をする際、逆から学べば良いんですよ。何故国会があるの、何故選挙があるの、と遡って行った方が余程良い、僕、そう思います。国にとって都合が悪いのか、中学高校で近現代史って、全く学びませんよね。三学期に駆け足でちょこっと触れる程度、土器がどうしたとか何年に都が出来たのかとか、そんな細かい事、覚えなくて良いでしょ。歴史の流れを掴み、自分で主体的に考える事、それが大事と思うんですがね。だって、僕を例にとっても、近現代史をアカデミックに学んだのって、大学の法学部の国際政治コース、というあまりメジャーとは言えない学部に入ったからですよ。医学部や文学部は勿論、商学部経済学部に工学部、語学系や芸術系も含めて、全く近現代史は学ばないんじゃないでしょうか。これだけ、自国の歴史をきちんと知らない国って、日本だけだと思いますよ。早急に是正すべきじゃないですかね。

アカデミー賞の話をしていたのに、何故か教育システムの話になっちゃいまして恐縮です。あ~、お腹減った~。それではお昼を食べて来ます!
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