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DUNHILL,ZEGNA,JUN ASHIDA

面白し 雪にやならん 冬の雨、春雨や 小磯の小貝 ぬるるほど、月赤し 雨乞踊 見に行かん、やはり芭蕉や蕪村や子規は違いますねえ。春雨や 傘の滴で ずぶ濡れだ、う~ん、僕が造ると、深みの無い駄句になるのは何故なんでしょうか!?それにしても、ここ大分は昨日からグッと冷え込みまして、手足が冷えてなりません。皆様もどうぞお風邪を召しません様、充分お気を付け下さいませ。

今日は火曜日、当院は会議デーでありまして、会食もあるものですから、僕、今日は黒とネイビー・ブルーと茶色を基調にしたネクタイにしました。ワイシャツが白、パンツと靴は黒ですから、本人的にはまあ悪くないかな、そう思っております。

紳士服の世界って、本当に面白く無く、この点はやはり女性に軍配が上がる様に思います。大体、男子はパンツのみ、靴も精々黒か茶しかありませんよね。僕、かって黒と白のコンビの靴を買いましたが、それではまるで売れない漫才師でありまして、早々に断念した事を覚えています。そこへ行くと女性はスカートも、ロングにミニにタイトにキュロットと種類も豊富、靴だってブーツにパンプスにヒールですか、バッグもTPOに合わせて様々ですもんね。僕、かってはYシャツもストライプだ、ジャガードだ、襟の部分だけ色違いのセパレーテッドだ、色々と試してみましたけれど、無難な白に落ち着きました。背広にしても同様でして、精々ダブルかシングルか三つボタン、色も茶か紺かグレー、襟元が大きくなったり小さくなったりですもんね。かってはポケット・チーフを入れたりもしてましたが、これ、すぐに忘れてしまうので、何時の間にやら止めてしまいました。

となりますと、男子が自分を主張するもの、それはネクタイに成る訳なんですね。という訳で、今日はネクタイのお話と参りましょうか。

明治時代の新帰朝者、外国帰りのハイカラさんになりますと、永井荷風先生谷崎潤一郎先生を筆頭に、皆さん蝶ネクタイ姿なんですね。当時の流行りだったのでしょうが、ネクタイの起源は17世紀頃と言われていますから割と遅く、日本では、大奥~華の乱~のテレビ・ドラマでお馴染の犬公方、第五代将軍徳川綱吉の時代であります。それにしてもあのドラマ、僕のこよなく愛する北村一輝の熱視線が堪りませんでした。閑話休題、クロアチアの兵隊さんのスカーフがネクタイの元祖と言われています。クロアチアと言えば名にし負う東欧の紛争地域、地域毎の温度差が激しいですから、乾燥したからっ風から喉を守る為のスカーフは必須だったのでしょう。軍服がカジュアル・ウェアのタウン・ユースとなる例は非常に多く、Pコートにダッフルコート、トレンチコートもそうですよね。またまた閑話休題、そのスカーフが段々と装飾用に代わり、ネクタイとなった訳であります。因みに日本人で初めてネクタイを付けたのは、かのジョン万次郎でありまして、土佐の漁師であった彼は、太平洋上で漂流、アメリカ船に救われ、その後日本に帰国、そして通訳や測量術を学んだ一流の船乗りとして大活躍、外交官として再三太平洋を行き来するんですから、誠に波乱万丈の生涯と言えましょう。そのアメリカ生活の長い彼が、ネクタイを知っていたのは当然でしょうし、今残された写真を見ますと、きちんと付けてますもんね。

そのネクタイ、締め方も種類も十人十色、多種多様でありまして、ボウタイにアスコット、ループ・タイにクロス・タイ、タワー・シェイプにボヘミアン、プレーン・ノットにウインザー・ノット、見ているだけで楽しいんですが、ビジネス・シーンには使えないものが殆どなんです…。そして、高温多湿の我が国では、夏場や梅雨時期のネクタイは拷問に近いんですね。でも僕、クール・ビズには何だか抵抗がありまして、どうもだらしなく感じますし、あの格好で素敵な人って、残念ながら見た事がありません。どうせなら、失笑覚悟で、羽田元首相の半袖の省エネスーツにすれば、まだ笑いが取れると思うんですが。そう言えば、橋本元首相は妙にネクタイの結び方が極太でしたし、海部元総理はかたくなに水玉でしたね。やはり夫々個性が顕れます。

僕、ペイズリー柄やアニマル・プリント、無地にソリッドにドット等々、色々試しましたけれど、やはり好ましく感じるのは、最後はトラッドな奴に尽きる様に思います。そう、レジメンタルやストライプですね。左上から右下に斜めの線が入っているネクタイです。大事なお客様や商談の際にはやはりレジメンタルでしょう。欧米の貴族にならって、ワン・ポイント、うちの家紋の桐でも入れようかな。そして、もう1つ参考にしているのは、オフィシャルですがカジュアルなケース、そうですねえ、例えば忘年会や新年会の折には、やはりビートルズなんですよ。ビートルズのマネージャーは辣腕ビジネスマンの、ブライアン・エプスタインでありまして、イメージ戦略の一環として、彼らはデビュー当時からネクタイを締めていたんですね。ビートルズは、アルバム毎に激的かつ音楽シーンを塗り替える様な進化を続けましたが、ネクタイも同様なんです。デビュー時は可も無く不可も無くでしたが、時に細くスタイリッシュになり、サイケデリック・サウンドの折には、派手な原色をふんだんに使った幅の広いものでした。そうそう、それを真似して、僕も、アンディ・ウォーホール調の、女性の顔が幾つも並んだ、色を多く使ったポップ・アート・ネクタイや、ソリッドで細身で音譜と音楽記号の入った黒のタイ、幾つか所有していますけれど、一度も付ける機会が無いのが甚だ残念でなりません。誰か、パーティでも招待して下さいよ!!その際は、僕、創業明治18年、日本一の老舗ネクタイ店、銀座田屋のカスタム・オーダメイド・タイで参上する積もりです!

叶わぬ願いはさておき、午後からも会議が続き、来客に会合とありますから、少々緩んだネクタイをもう一度締め直しまして、お昼を食べて頑張ります!!
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