FC2ブログ

TREASURE ISLAND

おはようございます!皆様、週末は如何お過ごしでしたか?僕、最近結構忙しく、時間に追われる日々なんですが、それでも忙中閑あり、時には美味しいものに巡り合う事もあります。先週、僕の大好きな岬ガザミ、渡り蟹を食する機会がありまして、以前の拙ブログでも書きましたが、やっぱり美味しかったですね~。秋口から冬場にかけては、やはり雌に限ります。目にも鮮やかなオレンジ色の内子(卵巣)は、旨味が濃縮されねっとりとした味わい。薄い灰色がかった蟹味噌は、微かな苦味と磯の香りとコクが口中に爽やかに広がります。そして端麗で清純で清涼、淡い味わいの純白の蟹の身。それらをまとめて食せば、もう辛口の日本酒、司牡丹や土佐鶴か菊姫、やっぱり剣菱が止まらない訳であります。は~、日本人に生まれて本当に良かった、と思う瞬間ですよね。この季節、松茸に河豚に秋刀魚に茄子、銀杏に新米に新蕎麦に秋鮭、美味しくてお酒がすすむものばかりですから、食べ過ぎ飲み過ぎには気を付けましょう。

さて、ムサボリッチ・カニスキーなんて、可笑しみのある渾名をご自身に付けたのは、大の蟹好きで知られる、小泉武夫博士です。この小泉先生、専門は醸造学や発酵学でして、東京農大教授の傍ら、多くの食に関する本を書かれヒット作を連発された方でして、僕、その食いしん坊でユーモアある文体のファンなんですが、かって別府大学でも客員教授をされていたんですね。以前立ち寄った居酒屋で、お腹がポッコリ出て、沢山の渡り蟹を前に満面の笑みで猛烈な勢いで平らげる方がおり、どうも小泉先生じゃないかなあ、本に付いてる顔写真にそっくりだなあ、と思ったご仁が居たんです。会話の内容しかり、小泉先生と連呼されていましたし、余程サインを貰おうかと思ったのですが、人気者のアフター・ファイブにまでずけずけと立ちいるのは、どう考えても心無き所業と思われ、断念した記憶があります。

その小泉`カニスキー`武夫先生も恐らく食していないでしょうし、僕も数十年前与論島に行った際に随分聞いたのですが、食べられなかった幻の蟹があるんです。それは、ヤシガニ、でありまして、まあ言ってみればヤドカリの大きい奴なんですね。強力な鋏--人間の指ぐらい簡単に切断し、30㌔ぐらいなら持ち上げるそうです--でヤシの実の繊維を切り裂き、何でも食べる雑食性、体長1㍍を超え陸上で棲息する最大の甲殻類、寿命は50年、性質は極めて獰猛、お尻はオレンジ色、そして絶滅危惧種と言うんですから、殆どモンスターであります。でもこのヤシガニ、大変な美味で、特に蟹味噌は絶品の由で、沖縄の離島でしか食べられないそうなんですね。折角、南海の孤島与論島まで来て、この珍味を食べない手は無い、と数日間の滞在中、島内を駆けずり回ったのですが、残念ながら食する事は出来ませんでした。どうやら、石垣や与那国、波照間島といった八重山群島まで行かねば食べられない由、読者諸賢の皆様方で、このヤシガニを食べた事のある方がもしいらっしゃったら、是非その味をお教え下さいませ。

僕、幼い頃から離島には何だか憧憬の念がありまして、両親と行った長崎の五島列島、NHKドラマ「ちゅらさん」の舞台となった沖縄の小浜島、大分の姫島、瀬戸内の名も無い小島、愛媛の大三島に淡路島。オーストラリアのタスマニア島。サンフランシスコの監獄島であるアルカトラズ。インド洋に浮かぶ日本が占領したクリスマス島。インドのニコバル島、スリランカの紅茶で有名なセイロン島。フィリピンの多くの小島。香港の香港島にラマ島。或る地は大自然に恵まれ、亦或る島は蟹の生息地として知られていたり、一期一会、目を瞑ればその景色が鮮明に思い出せますが、今日は折角の機会ですので、与論島のお話を少し致しましょう。

福岡から、日本航空業界が生んだ傑作の名機、YS-11で確か3時間のフライトで与論島に着きます。小さな島で、1時間もあれば島内一周が出来るのですが、何と言っても見どころは、沿岸をぐるりと囲む美しい珊瑚礁でしょう。ダイビングまでは大袈裟ですが、僕の得意なシュノーケリングで数㍍も潜れば、色鮮やかな小魚の群れが目に飛び込んで来ます。楽しいのは、海亀の棲息地として有名ですから、運が良ければ、一緒に泳ぐ事も可能なんですね。干潮時のみ姿を現す、美しい星の砂ばかりの百合ヶ浜。雲一つ無いピーカンの紺碧の空。兼母海岸の夕陽は誠に美しく、僕のこよなく愛するマンゴーは極めて安く、ドラゴン・フルーツにオリオン・ビール、そしてやはり与論島の名物は泡盛では無く、「有泉」という黒糖焼酎でありまして、この仄かな甘味が、こんがり焼けたアグー豚にベスト・マッチでありまして、日焼けして赤いのかお酒に酔って紅いのか分からなくなるのが常でした。

今、ドジョウの世紀の愚策、TPPへの参加表明によって、日本という国の根幹から破壊されつつありますが、これは、この南海の楽園である与論島にとっても例外ではありません。地方経済の疲弊は甚だしいですが、特に離島なんて、就職がまずありませんから、この島の人口は減るばかりです。僕が行った頃が確か7000人弱の島民でしたが、昨年はもう5000人を切りそうでして、余りに人口が減ると、その地域そのものが成り立たなくなります。与論島に行った折、小さな公民館に立ち寄り、島の歴史の小冊子を拝見しましたが、国策として、中国は満州へ、三池や大牟田の炭鉱へと、島民は強制的に集団移住を繰り返していました。平成の今になっても、官僚どもがやっている事は同じじゃないですか。自由貿易の美名の下、原発再稼働に消費税増税、あの連中がやっているのは弱者切り捨て、地方切り捨てじゃないですか。黙って聞いてりゃあ寝ぼけた事を抜かしやがって、やかましいやい、この悪党ども、この桜吹雪に見覚えが無えとは言わせねえぞ、これじゃあまるで遠山の金さん、松方弘樹ですが、もう国民の怒りは止まりませんよ。ま、ドジョウも、首を洗って待っていた方が良いですね。小沢さんも晴れて無罪を勝ち取りましたから、これから官僚やアメリカに対し、大逆襲の始まりです!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR