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THE PERFECT STORM

読者の皆様、おはようございます。週末は如何お過ごしでしたか?僕、日頃の疲れが出たのか、終日ゴロゴロと怠惰に過ごしてしまい、まあ、偶にはそれも悪くないですよね。早暁目覚めてみると、山下達郎の2000㌧の雨、いやいや、ザ・モッズの激しい雨が、はたまたボブ・ディランのレイニー・デイ・ウーマン、そこら辺の曲が直ぐに脳裏に浮かびました。大分は結構な雨だったんですよ。無理矢理愛犬を散歩に連れ出したのですが、嫌がってすぐに家に戻ろうとする始末でして、いやあ、往生しました。

僕達の祖先、大先輩方は、こういう激しい雨を防ぐ術も無く、ただただ天や神に祈るしか無かったのでしょうが、面白い事に、世界中の神話や伝承、言い伝えには、大洪水の記述が残されていますよね。有名なノアの箱舟は勿論の事、ギリシャにゲルマンにインド、アジア諸国に、マヤやアステカの古代中南米文明にも同様の神話がある訳です。同時多発的に大洪水が起きたのか、或いは、古代文明はどうしても、生命の起源である、河や海岸沿いで発生していますよね。当時は当然灌漑や防災の方法なんてありません。イランにおいて、紀元前800年に作られたカナート(水路)が、恐らく古代では最も優れた技術だった様ですから、それまでは河川の氾濫が暴威を奮っていたと考えられます。これが出来るまでは災害を防げなかったのでしょう。ここら辺になりますと、考古学や地質学者の調査にお任せするしかありませんね。それにしても、水が無ければ僕達は暮らして行けない訳で、危険がありながらその側に住まざるを得ない、良い事をしながら悪い事もしている、人間の業と似て、何だか大いなる皮肉を感じます。

あめつちの 酸素の神の恋なりて 水素は終に 水となりにけり、この短歌、水繋がりでふと思い出したんですが、26歳で夭折した、日本を代表する歌人、石川啄木が中学生の時に詠んだものでして、ビビッドでイノセントでスタイリッシュでロマンティック、やはり天才ですよね。

閑話休題、天災は忘れた頃にやってくる、夏目漱石の高弟であり、小説「三四郎」や「吾輩は猫である」にも登場、物理学者として俳人として名を馳せた才人、寺田寅彦博士の言ですが、皆さん、防災の備えって何かされてますか?

暫く前のニュースなんですが、和歌山県の濱出工業という会社が、津波・水害避難用のカプセルを売り出したんですね。価格は250万円、高さ1.7㍍、長さ2.2㍍、重さ1.5㌧、鉄製の円筒状でありまして、色はオレンジ、動力は無く、プカプカ浮くだけ、シートベルト付きの4脚の椅子と救命胴衣、空気口とLEDライトが2つ、充電器があるという代物なんです。社長自ら試乗している写真を見ましたが、中々堅牢な作りでして、見事水に浮いていました。中々ユニークで、一家に一台あれば大変便利とは思いますが、この大きさでは置き場所に困る感は否めませんが…。この手のもの、幾つかのメーカーが商品化していますが、僕、映画の記憶で申し訳ありませんが、最も優雅だったのはやはり007シリーズでありまして、第9作の、ザ・スパイ・フー・ラブド・ミー、私を愛したスパイで登場したものは、幼い頃に観て、随分と憧れがありました。危機一髪、困難を乗り越えたジェームス・ボンドが半裸の美女と避難カプセルに乗り込み、難を逃れるんですね。その円形をした救命ボートには良く冷えたシャンパン、ピンクのドン・ペリニヨンまで乗せられていまして、駆け付けた救助隊の援助を断り、ボンドと美女の熱いキスでエンディング、こんなの大人の寓話だよ、と思いながら、羨ましく感じた記憶があります。

この救命ボート、これまた僕の憧れであります、世界一周をする豪華クルーズ客船には全て備え付けられています。面白いのは、慶應ボーイのラガーマンであり宇宙飛行士の星出彰彦さん、彼が現在乗っているソユーズ宇宙ステーションにも、救命ボートと同様の役割をするものが搭載されているんですね。万が一の事態が生じた際には、これに乗り大気圏に突入、自力で地球にまで帰還出来るというんですから、凄い技術力ですよね。

木をくり抜いた丸木船から始まり、古代エジプトの王の墓に鎮座していたパピルスの船、人力で漕ぐガレー船、三角帆の誕生、キャラックにガレオン船と大型化し、遂に動力が蒸気となりディーゼルとなり、とうとう原子力までと進化を遂げる訳です。これらの発展に伴い、当時の未熟な操船技術では海難事故が頻発し、1776年、イングランドでの救命艇の誕生となりました。世界先進国では、例えばアメリカのコースト・ガード、沿岸警備隊であり、ドイツでは海難救助協会、日本では海上保安庁ですよね。僕、海上保安庁の皆さんは日夜孤軍奮闘、大変な努力をされていると思いますし、敬服しきりなんです。でも、歴史を紐解けば、大日本帝国海軍の掃海部隊--機雷を除去する艦艇ですね--から来たのが海上保安庁ですから、自衛隊と統合しちゃえば良いのに、何時もそう感じています。四方を海に囲まれた海洋国である我が国は、当然の事ながら、北は北海道から南は尖閣諸島まで守備範囲は膨大な訳ですから、大変失礼ですが、縦割り行政で、自衛隊と保安庁が情報を共有しないなんて、大変馬鹿げています。本当に、防衛は国民の安全を守る為に必須な事なんですから、両者が仲違いしている場合じゃありませんよ!?

何だか今日は水のお話からドンドンずれてしまいましたね。でも水だけに流れるのは当たり前、落花流水の趣もまた艶っぽくて偶には宜しいかと存じます。それでは今週も本ブログを宜しくお願い致します!
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