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FLOAT LIKE A BUTTERFLY,STING LIKE A BEE.

おはようございます。皆様、週末は如何お過ごしでしたか?僕、日曜日は久方振りに午前中からボクシング観戦でありまして、いやあ、興奮しました~。ご覧になられた方がどれぐらいいらっしゃるのか、皆目見当が付きませんが、アメリカはカリフォルニア州カーソンで行われた、WBC・WBO・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦ですよ!アンダー・カードのスーパー・ライト級10回戦、リオス選手対アルバラード選手の壮絶な打撃戦は、かってのレジェンドであります、‘レイジング・ブル‘ジェイク・ラモッタや、‘ブーン・ブーン‘レイ・マンシーニの試合を彷彿とさせる逆転KO勝ちでありまして、場内総立ちでした。さて、WBCのチャンピオンは、7度の防衛を果たし、メキシコの挑戦者を敵地において、左ストレート一発でKOした事から付いた異名が‘モンスター・レフト‘、帝拳ジム所属、日本人の西岡選手。対する相手はWBO・IBF王者であり、4階級制覇の猛者、付いた渾名が‘ザ・フィリピーノ・フラッシュ‘、フィリピンの閃光と訳して良いのかな、パウンド・フォー・パウンド(全階級を通じて)でも常に上位にランクされる、フィリピン系アメリカ人のノニト・ドネア選手。

これ、新聞紙上でもっともっと騒いで欲しいんですが、紀元前4000年前から始まった古代ボクシングの黎明期を経て、17世紀から近代プロボクシングとして発展、19世紀にはアメリカがその本場となるんですね。全ての格闘技のルーツであり、かつ世界一の競技人口を誇り、その長い長い歴史において、日本人選手が、メッカであるアメリカのビッグ・マッチで、メイン・イベントを張るなんて、日本ボクシング史上初の大快挙ですよ!

結果は皆様ご存じの通り、実力の差が如実に出てしまい、猫の前の鼠、蛇に睨まれた蛙、鷹の前の雀でありまして、西岡選手は力を全く発揮出来ず、2度のダウンを喰らっての、9ラウンドTKO負けでした。ドネア選手の方が、ハンド・スピード、リズム、手数、テクニック、パワー、全てにおいて一枚上回っており、仕方無い敗戦とは思いますが、もっと序盤からジャブを突いて、左右に動いてカウンター狙いでも良かったんじゃないかなあ…、世紀のビッグ・マッチだっただけに、観ている方にもフラストレーションが残った、非常に残念な試合と言えましょう。

それにしても、西岡選手がこの大舞台にまで来られた事、それは称賛に値しますし、健闘を讃えたいと思います。4度の世界挑戦の失敗、そしてアキレス腱断裂の苦難を乗り越え、ボクシングに集中する為に幼い娘や妻と別居し、単身海外修行を行ったそのストイックな姿勢は、同じ男として頭が下がります。もう36歳ですし、恐らく、グローブを壁に掛ける、即ち引退でしょうが、第二の人生も是非応援したいと思っています。本当にお疲れ様でした。暫くゆっくりお休み下さい。

さて、ここからが今日の本題でありまして、この様なビッグ・マッチを開催するには、裏方の仕事が本当に重要になって来ます。会場を押さえ、ボクサーのファイト・マネーを確保し、コンディションを整え、日本やアメリカのテレビ局と交渉し、当然英語が堪能なのは当たり前、勿論試合前の宣伝活動も重要ですよね。実は、世界中のボクシング関係者なら知らない者はいない、世界ボクシングの殿堂入りを果たした偉大な日本人がいるんですよ。その人の名は本田明彦、日本最古のボクシング・ジムの会長であります。海外では「ミスター・ホンダ」と呼ばれているそうですが、この本田会長、父君の急死により、高校3年生、弱冠17歳で帝拳ジムを継ぐ事と相成ります。中々世界チャンピオンを生む事が出来ず、苦難の時期は長く続いたんですね。それでも臥薪嘗胆、艱難汝を珠にす、という訳で、大場政夫という優れた若者がジムに入門し、世界を獲ってからはガラリと変わりました。八戸帝拳・帝拳・大阪帝拳・福岡帝拳と日本国内に4つの系列ジムを持ち、世界中にもあるんですよ。USA帝拳・メキシコ帝拳・ベネズエラ帝拳・ラスベガスにオフィスがあるんですから、人種差別大国アメリカでそれだけの事業が出来るなんて、本当に大したものです。日本テレビ・電通・報知新聞・WOWOWとコネクションを築き上げたその戦略性、人脈、資金力、語学力は、特筆すべき事でしょう。そのミスター・ホンダの名が一躍知れ渡ったのは、東京ドームのこけら落としとして行われた、当時飛ぶ鳥を落とす勢い、人気絶頂のマイク・タイソンの世界戦を開催、一晩で50億円近い収入を得た事です。

実は、ボクシングのプロモーターの世界って独占禁止法違反と言いますか、限られた有力者の寡占状態なんですよね。白人であり、ハーバード出身の弁護士であるボブ・アラムのトップ・ランク社。ゲットー(スラム)出身で、逆立てた髪型がトレードマークのドン・キングのドン・キング・プロダクション。そして、元金メダリストで複数階級を制覇したヒスパニックの英雄、オスカー・デ・ラ・ホーヤのゴールデンボーイ・プロモーション。このプロ・ボクシングの世界を牛耳る3人の大立者に対抗している唯一の男、それが本田会長率いる帝拳グループなんですね。帝拳グループの生んだ世界チャンピオン、そして殆ど傘下体制にあるジムを加えますと、日本人で14人、外国人では10人を数えます。そして、虎視眈々と世界を狙う有望選手達は10人を下らないんですから、前途洋洋と言えましょう。頑張れ、本田会長とその選手達!
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