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TRAIN TRAIN

桐一葉 日当たりながら 落ちにけり、鶴一つ 立つたる秋の 姿哉、これ、前者は高浜虚子、後者は正岡子規の秋の句であります。両者は弟子とお師匠さんの関係にありまして、共に伊予之国は松山の出身、写実的な作風で広く知られていますよね。しかしながらお弟子さんの虚子の方が長命でしたから、より円熟した句が多い様に思います。僕、俳句を嗜むとはとても言えるレベルじゃありませんが、鑑賞するのも下手糞な句を作るのも、結構好きなんですよ。放哉や山頭火の様な自由律形式は、謂わばピカソの様なものでして、デッサンの基礎が出来た天才が造るもの、僕はもっぱら定型句ですね~。僕が今さっき作った句をご紹介しますと、秋の蝉 我が愛犬が 食べにけり、これは酷いですね…。鰯雲 海の中なら 美味しそう、これまた最悪です。萩紅葉 牡丹合わせて 猪鹿蝶、字余りですし、花札を知らない人には何の事やら分かりませんよね。芸術の秋と思い、駄句を詠んでみましたが、僕には才能が無い事がつくづく分かります。でも、こういう下らないのなら幾らでもポンポン頭に浮かぶんですよ。まあ余りご披露出来るレベルではありませんから、ここらで止めておきましょう。

と、ここまで快調に書いて来ましたら、当院コンピュータと銀行を結ぶオンライン・システムがおかしくなりまして、何だか同様のトラブルが頻発していまして、ペーパーレスで便利に思えるのですが、こう続くとうんざりしますよね~。

閑話休題、昨日横須賀で、京浜急行の線路上に土砂崩れがあり脱線、10人の方が重軽傷を負った由、お怪我をされた方々の1日も早い回復をお祈り致します。そして、京浜急行の関係者の皆様、幾ら不慮のアクシデントとは言え、無事故が公共交通機関の務めですから、心中お察し致します。

あの~、日本が世界に誇るもの、造船に鉄鋼に治安に沢山ありますが、やはり鉄道が筆頭だと思うんですね。都心の朝夕のラッシュを綺麗に捌くダイヤ編成なんて、丁寧で緻密で繊細で、かつ時間に正確な日本人の美質が全て顕れた世界一のものと痛感します。以前にも書きましたが、電車の遅延なんて、諸外国では当たり前の事ですからね。皆さんが日頃使われるのは、圧倒的にJRが多いでしょうから、今日は京浜急行頑張れ、という事で私鉄のお話と参りましょう。

日本は明治時代から官尊民卑の国ですから、大手私鉄と言えども時刻表を見れば直ぐに分かりますが、ろくに掲載されておりません。国鉄の歴史を紐解けば、国が民間鉄道を買い上げる事の繰り返しなんですね。平成の今、それでも立派に運営をしているのは、大手に絞って書きますと、西鉄・阪急・阪神・京阪・南海・近鉄・名鉄・相模・小田急・京急・東京メトロ・東急・京王・京成・東武に西武、計16社であります。僕、その殆どに乗っているのが密かな自慢なんです。夫々の私鉄にはカラーがありまして、例えば京成や東武ですと、北関東方面、上野や下町の路線がメインですから、割と気さくなムードが車内に漂います。これが都心部を走る丸ノ内線や半蔵門線ですと、何となしに華やかでお洒落な雰囲気ですもんね。西に目を向ければ、なんばから和歌山や関空までをひた走る南海、神戸と梅田を結ぶ日本一短い路線の阪神辺りは、やはりと言うべきかざっくばらんなムード、心なしか大阪弁もキツイ気が致します。阪急ですと、三宮や芦屋を走りますから、神戸の深窓の令嬢が使っているというか、山の手的なお上品さがありますね。都内で阪急と同様なのが、田園都市線や渋谷に横浜を走る東急でしょうか。小田急になりますと、ロマンスカーという有名な特急があり、温泉地の小田原や箱根に伊豆に行きますから、ロマンスグレーの紳士がえらい年の離れた派手な女性を連れて居たりして、何だか妖しいというか、松本清張先生じゃありませんが、余計な詮索をしたくなる事請け合いです。そして近鉄は営業距離が日本一の長距離路線でして、大阪~名古屋を結ぶ特急が、JRより速く安い、というのが最大の売りですね。

かって、阪急グループを造り上げた創始者、明治生まれの小林一三という慶應ボーイがいました。この人が凄いのは、今まで日本になかった、画期的なビジネス・モデルを成功させた事でしょう。すなわち、鉄道路線上に、様々な付加価値を付けたんですね。具体的には始発駅にターミナル・ビルを設置し百貨店をランドマークとし、路線近くは住宅地として開発、遊園地に宝塚歌劇団にプロ野球の球場まで阪急の線一本で楽しめるんですもん、凄いアイディアマンと思います。お父さんと男の子は野球、女の子は宝塚、お母さんはデパートと、その鉄道路線のみで全てまかなえる訳ですね。このスタイル、後発の私鉄は全て真似ています。南海、阪神、近鉄、西武、西鉄…。

今、正直なところ、JRに大手私鉄って押されっぱなしだと思うんですよ。僕、是非提案したいんですが、ここは大手私鉄の大同団結、大合併しかありません。そして、JRとの線路のみの協力体制を得て、今まで無かったサービスを提供するしか無いと思いますが如何でしょうか。寝台車の製造の本場はやはり欧州でありまして、その名もワゴン・リーというベルギーの会社があります。かの有名なオリエント急行、ロシアからドイツを結ぶ北急行に、パリからマドリードを結ぶ南急行、シベリア鉄道に、パリ~ロンドンを繋ぐナイト・フェリー、地中海急行にサンクトペテルブルグ~ウィーン~カンヌを走るカンヌ急行、これらの車両は皆、ワゴン・リー社のものです。絢爛豪華な内装、きめ細やかなサービス、快適な乗り心地、世界一の評価を得ていますが、これを日本の私鉄でやれば良いんですよ。目的地までへの速度ではどう転んでも飛行機に勝てないんですから、快適性や優雅さと言った点で勝負するしかありませんよね。頭の堅いJRには決して出来ない企画と思うんですが如何でしょうか!?

僕、明日はまたまた急な出張が入りまして、翌朝のブログ更新は難しいかもしれません。明明後日には大きな会議もあり、何だか時間との戦いの感もありますが、皆様明後日には是非お会いしましょう!!
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