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ミツバチのささやき

GOOD MORNING OITA、という訳で皆様如何お過ごしですか?こちらは昨日から大変な快晴でして、気持ちの良い朝ですね。湿気が殆ど感じられませんから、梅雨明けも近いのかな?いよいよ夏本番ですね、この時期になりますと、どうしても脱水症の方が増えますし、今年は節電や計画停電も予想されますから、恐らく室温が上がります。どうか皆様、水分と塩分を沢山取られて下さいませ。

さて、何か涼しげなお話を、とも思うのですが、あんまり思い付かないんですよね~。思い切って、暑い時こそ、鍋焼きうどんやラーメンやおでんを食して、大汗をかいてスッキリするのも健康に良いでしょう。という訳で、こういう暑い季節にこそ、暑苦しい戦争映画を観ましょう、という訳で、今日はそのお話を。

映画とは、最近は3Dまで出て来まして、少々概念が変わって来そうな按配ですが、平らな画像でしか観られません。ですから、どうしても画面に奥行きを出さなくては、平坦かつ平凡な絵になってしまいます。ですから、遠くに人を配置したり、物を置いたりして、画像に深みと奥行きを出す、これが遠近法であります。例えば、黒澤明監督の「七人の侍」の有名なスチール写真なんて、遠近法と七人の立ち位置が完璧でありまして、一目でドキドキワクワクする事請け合いです。将に二次元の映像に三次元の感覚を持ち込む、映画の醍醐味の1つでしょう。そして、映画とは、絵画の様な静止画像では無く、動画ですから、動いている物にもフォーカスしなくてはなりません。この、遠近法と動画、そして人間の生死のドラマと迫力があるもの、と言えばやはり戦争映画しか無い訳で、世界中の国々で撮られている由縁です。

僕、ここで皆様に、大変個人的なセレクションではありますが、歴代戦争映画ベスト10を一挙大公開致します!
あ、ちなみに順不同、右が監督名、左が題名であります、大尉殿!

1  Uボート        ウォルフガング・ピーターゼン
2  戦争のはらわた     サム・ペキンパー
3  大脱走         ジョン・スタージェス
4  愛の嵐         リリアーナ・カヴァーン
5  父親達の星条旗/
   硫黄島からの手紙    クリント・イーストウッド
6  戦場のメリークリスマス 大島渚
7  ビルマの竪琴      市川崑
8  ディアハンター     マイケル・チミノ
9  地獄の黙示録・完全版  フランシス・フォード・コッポラ
10  フルメタルジャケット  スタンリー・キューブリック
次点 キリング・フィールド  ローランド・ジョフィ
次点 火垂るの墓       高畑勲

いやあ、未見の方の為にあんまり詳しく筋は書けませんが、いずれも劣らぬ珠玉の名作揃いでありまして、是非、TSUTAYA辺りで借りて観て頂きたいなあ、と思います。面白く感じるのは、戦争映画全般に言える事ですが、敗者側の国の視点で撮ったものの方が、圧倒的にクオリティから内容から上なんですよね。勝者側が撮る映画は得てして面白くありません。どうしても単一的で深みの無い観点になってしまうのが常です。

僕、上記の映画は殆ど劇場で観ているのが密かな自慢ですが、最も印象深いのはやはり、地獄の黙示録、でしょうか。と言いますのは、この映画、2回上映されているんですね。当初の上映は1980年、僕が13歳の時でありまして、昔はR指定とかPG(ペアレンタルガイダンス、親の同伴が必要という意味ですね)なんて野暮なものはございません。僕と父は、上映当日の朝一番に劇場に駆け付けたんですが、田舎の大分なのに、まあ長蛇の列が出来ているんですね。映画が娯楽の王様だった最後の時期でしたし、「ゴッドファーザー」のコッポラ監督が凄い戦争映画を撮り、おまけにそれはカンヌ・グランプリもアカデミー賞も制した、という事で観客の興味を呼んだのでしょう。僕ら親子が何とか劇場に入った時には既に超満員、僕と父は新聞紙を敷いて通路に座って映画を観る事となりました。将に戦争の狂気を感じさせる凄まじい演出と、僕が当時未だ知らなかったアメリカン・ロックの洗礼、そして劇場からの熱い熱気、まるでライブに行った様な感覚に、衝撃を受けるばかりでした。

只、中学生だった僕の理解力が劣っていたのか、劇中、理解出来ないシークエンスも多々あったんですね。ところが、その事実が判明したのは2001年、あれから21年後、僕は既に34歳の時でした。当初公開されたバージョンは153分、2時間半ですが、実はもっと長かったんですね。本来のものは、202分あったのです。約3時間半の超大作、途中でインターミッション(休憩)が必要な感じですが、どうやら長過ぎるという事で、映画会社がカットした部分が多かった由、コッポラ監督の無念と悔しさは如何ばかりだったのでしょうか、それでも21年の時を経て、完全版は公開されました。僕、これは出張先の福岡のシネコンで観る事が出来たんです。正直、完全版の方が深みを増し、分かり易くなり、より優れたものになっていまして、何だか少年時代にタイム・スリップしたかの様な、不思議な感覚に陥った3時間半でした。只、哀しかったのは、映画業界そのものが衰退してしまった、という事で、あの超満員の大分の映画館そのものが既に無くなっており、そして博多の映画館で地獄の黙示録・完全版を観ていた時、劇場に居たのは僕一人だったんですね…。

この映画、大ヒットした事で広く知られていますが、実は、撮影中、ありとあらゆるトラブルに巻き込まれたんです。ロケ地を大型台風が襲いオープン・セットは壊滅。役者の降板に度重なる発病。脚本家との仲違い。伸びに伸びる撮影期間は当初17週間の予定でしたが、何と61週間となるんですから、こりゃ堪りませんよね。当然ですが、35億円の予算は100億を超えたと言うんですから…。コッポラ監督も段々おかしくなってしまった様でして、今村昌平監督の名言を無断借用すれば「映画とは狂気への旅である」、ご本人や家族までもが心労で入院、実はその時の様子がドキュメンタリーとして残っており、撮影現場までもが戦場になってしまったという訳です。まあ、大傑作である事は間違いありません。もし皆さんがこれをご覧になる際には、是非、コッポラ監督が所有しているワイナリーで作られた、カリフォルニア・ワイン、僕ならシャルドネかメルロー、或いはピノノワール辺りを飲みながらですと、より興趣が増すのではないかと…。

それでは皆様、今週も本ブログを宜しくお願い致します!!
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まとめtyaiました【ミツバチのささやき】

GOOD MORNING OITA、という訳で皆様如何お過ごしですか?こちらは昨日から大変な快晴でして、気持ちの良い朝ですね。湿気が殆ど感じられませんから、梅雨明けも近...

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