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----- 家族ゲーム

いや~、最近、少々生活のリズムが崩れてまして、睡眠不足気味、まあ忙しいのが最大の要因なんですが、きちんと三食を摂り、しっかり寝なくては行けませんね。それにしても不思議だなあと感じるんですが、こういう忙しない時に限って、新しく趣味を始めたくなったり、面白い本が出たり、映画に行きたくなったり、最近書いていない小説のアイディアがポンポン浮かんだりするんですよ。少々ハードワークの時の方が、日頃ぼんやりしている僕の脳が活発になるみたいです。ほら、試験の前夜になると、急に机の上を掃除したり、本を読み耽ったり、ついテレビに夢中になったりしてね。僕の知り合いも、ある試験を受けるそうで、必勝合格を陰ながら祈っています!そうそう、当院のK君も、試験頑張れよ!

さて、試験というと、あんまり良い記憶が無いのが人の世の常でしょう。僕の父は千葉大学医学部卒、三流大学の医学部に入学し、すぐに中退してしまって法学部に入り直した僕に比べれば、大変結構な学歴と思うんですが、本人は、どうやら強い不満があったそうで、何時もこう語るのが常でした。「俺はな、東大間違い無し、と言われていたんだ。2回受けたんだが、本当に俺は運が悪い、2度とも高熱が出てなあ…。」何故か遠くを見ながら語ったりして。あまりこの話を繰り返すので、母を始め、周辺の人に聞いてみると、どうやら平熱だったらしいのには笑いましたが。

僕、人生で最も素行が宜しくなかったのは高校時代でありまして、煙草に飲酒に残念ながら不純異性交遊には恵まれませんでしたが、当時はマーク・シート方式全盛でした。勿論勉強の出来ない僕は、形が綺麗になる様に塗り潰すだけでしたし、当時の仲間達も同様、鉛筆を転がして塗る番号を決めたりしてましたね。教室の後ろの方からは、鉛筆を転がす音ばかり聞こえて来たりして。

世界に目を広げれば、最も有名な試験と言えば、そう、1500年間の長きに渡り続けられた、科挙、でしょうか。世界各国の官僚採用試験のモデルになったんですが、舞台は古の中国、598年から1905年まで続いたというんですから驚きですが、競争率は何と3000倍、受験生は夫々個別の部屋を与えられ、制限時間も無い、という凄いシステムです。誰でも試験を受ける事が可能でしたから、或る意味、公平な試験制度の草分け的存在ではありましたが、弊害もとても多かったんですね。まず、受験科目が、儒教の書物の解釈、文学、漢詩の作成、時事問題の作文でありまして、これ、残念な事に、現実の政治と大きく乖離しているんですよね。貧困に苦しむ民を救う為の農業政策を如何にすべきか、では無く、「鳥」を題材に漢詩を作りなさい、では現実と遊離するのは当たり前、これでは単なる高等遊民作成試験と言えましょう。そして、カンニングも大流行、僕、台湾の故宮博物館で、科挙を受験した学生の着ていたコートを見た事がありますが、裏地には漢文が小さな文字でびっしりと書き込まれていまして、これでは、不正者養成試験です。その1500年の間、科挙をパスした多くの官僚が生まれ続けた訳ですが、彼らは私腹を肥やすだけで国はちっとも収まらず、乱れるばかりで、あまつさえ外国にも支配されてしまいますし、同じシステムを導入した、ベトナムや韓国も同様の経過を辿るんですから、むべなるかな、であります。

やはり、現実から乖離した学問って、政治や行政の世界にはそぐわないと思うんですよ。もっともっと面接や口頭試問を重視するべきですし、現在の日本の公務員試験も、同様の傾向があるんじゃないか、僕、非常に危惧しています。日本においても、かってその口頭試問を重視していた学校が1つだけありました。それは、東大よりも難しいと言われた、海軍兵学校です。これは良いなあ、と感じるのが、面接中、全然関係無い質問をポ~ンと入れて来るそうなんですね。「君、今この部屋に入る前に階段があったろう。何段あったかい?」或いは「面接会場に入る前、控室にいたね。その部屋に時計は幾つ置いてあった?」、これ、海軍に入り、将来艦船を指揮する際に、不慮の出来事にどう対応するか、それを見たかったとしか思えません。では、読者の皆様も、兵学校の試験を受けた積もりで、僕から1つ問題を。「ここに六つの菓子がある。そして五匹の猿がいる。菓子を公平に分けよ。」答えは本ブログの最後に。

さてさて、話を戻して、欧州でも中国と同様の試みが行われています。有名なのはフランスのバカロレア、大学に入学する為の国内統一試験ですね。一般・専門・工業系と大きく3つに分かれ、これにパスすれば、原則何処の大学にも入学出来るシステムです。これは英雄ナポレオンが導入した、極めて公平性の高いものと言えるでしょう。

僕、最も良さげに見えるのはドイツですね。アビトゥーア、と呼ばれるもので、バカロレアと良く似ているんですが、大学に入る前に、ギムナジウムと呼ばれる、中高一貫教育校に入学するんですね。9年制で、様々なコースがあり、職人を目指す者、学者を目指す者、幾らでも選択可能です。勿論、学生さん達は若いですから、中々人生の進路を決めるのに迷う事もあるでしょう。進学する過程において、何度か進路変更が可能なシステムでして、これは日本でも導入出来るかどうか、考えても良いんじゃないでしょうか。

いずれの試験にせよ進学にせよ就職にせよ、親が決めるのでは無く、夫々の子供達が、悔いを残さない様に、自由に選択出来るのが一番ですよね。という訳で、皆様お待ちかね、先の兵学校の面接の答えは「むつかしござる」、「六つ菓子ご猿」、そう駄洒落だったんです。僕、今日は忙しく動く一日でして、そろそろ時間が迫って参りましたから、これより行って参ります!それでは皆様ごきげんよう!受験を控えた皆さん、頑張って下さいね~。
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まとめtyaiました【----- 家族ゲーム】

いや~、最近、少々生活のリズムが崩れてまして、睡眠不足気味、まあ忙しいのが最大の要因なんですが、きちんと三食を摂り、しっかり寝なくては行けませんね。それにしても不思議だ...

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