FC2ブログ

DANCES WITH WOLVES 

皆様、週末は如何お過ごしでしたか?僕、日曜は地元のデパートのトキハに参りまして、四国物産展という催しがやっていたものですから、そこで徳島ラーメンを初めて食べて来ました。麺類は大好きなので、どんな味かなあ、と楽しみにしていたんですね。非常に濃厚な味付けで、豚骨醤油の汁に甘辛く煮付けた豚バラ肉とメンマに葱、そこに生卵を落として頂くという、和歌山ラーメンの親戚に近い感じ、そこに博多風のテイストを加えた雰囲気でしょうか、う~ん、分かりにくい表現でご免なさい…。非常に辛く、それにしても喉が渇いて参りました。

今月になって天体の動きが派手と言いますか、ちょうどあと1週間後になるのかな、もうすぐ金輪日食ですし、先だってはスーパームーンですか、非常に美しい満月の映像には感銘を受けました。この満月の時期の月光浴は、何でも人の心を浄化し美しくする力がある、なんて言いますもんね。女性の読者の皆さんは、是非お試しになってみては如何でしょうか。

とは言っても僕は男の子ですから、満月と言いますと、美容と言うよりも、どうしても狼男だ、ワオ~ン、とそっちに発想が行っちゃいますね~。人間の想像力って本当に大したもので、古来より様々な架空の動物を頭の中で生み出して来ました。中国の龍、ギリシャのユニコーンやケンタウロス、マヤのケツアルコアトル(羽根の生えた蛇)、エジプトのスフィンクス、船乗りの間で言い伝えられたクラーケンや人魚に半魚人、精霊や悪霊、天使に堕天使、魔女に魔法使い、日本では座敷わらしにのっぺらぼうにろくろ首、世界中に様々な化け物達が言い伝えられていますが、中でも、満月の夜に変身する狼男の伝承は、特に歴史が古いんですよ。旧約聖書に既にその記述がありますし、モンゴル人やトルコ人は、元々狼が自分達の祖先であるとの伝説があります。南北アメリカ大陸に住むインディアン達も同様でして、部族の名前に狼を付けている事も少なくありません。自らもインディアンの血を引く、ケビン・コスナー主演兼監督の大傑作、アカデミー賞受賞の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」なんてその好例ですよね。アメリカ南部の白人達やフランスでは獣人、或いは人狼と呼ばれ、中南米でも同様です。日本では狼の事を「大神」と言いますし、古来より神の使いと称されています。有名どころでは、秩父にある三峯神社は所謂山犬信仰--この狼を神とする神社は全国に点在しています--でして、狼が祭神とされているんですね。

これら中世の架空の生き物達は、何処か幻想的で夢がある様に思いますが、現代となりますと、人間のダークサイド、そして政治的な暗喩等が絡んだ、陰影に富むキャラクターが多数現れます。中でも非常に興味深いのは、アメリカン・コミックと日本におけるゴジラでしょうか。

まずはアメリカン・コミックですが、DC社とマーベル社が数多くのキャラクターを造り出しました。DC社は「スーパーマン」「バットマン」「ウオッチメン」、マーベル社は「スパイダーマン」「X-メン」「アイアンマン」辺りが代表的なコミックと言えましょう。では、両者の余り知られていないコミックをテキストとし、現代アメリカの影に迫ってみますね。まずは「ウオッチメン」ですが、これは終末的な価値観、厭世的な世界観が全体を覆っています。核戦争への恐怖が根底にあるんですが、このウオッチメン達は、ちっともヒーローっぽくないのが特徴です。ヒーロー・チームの中での諍いや揉め事は日常茶飯事ですし、神と悪魔を思わせる絶対的なキャラクターが対立しますが、両者は共に手を結んだりして、僕達人間達は、彼等の理想を実現する為の駒でしか無く、虚構でしか無い偽りの平和が訪れる、というのは将に大人の為の読み物です。そして「アイアンマン」ですが、これは天才がテーマですね。主人公は天才発明家で、女たらしで社会性ゼロのエキセントリックなキャラクター、彼はアメリカの為にと思い、数々の兵器を生み出し、大金持ちとなるのですが、結局は人殺しの手助けをしてご飯を食べている訳なんですね。これってアメリカそのものの様に思えますが、主人公はその矛盾に気付き、自ら正体を明かして巨悪と戦う訳です。この両作品で分かる様に、あくまでフィクションの形態を取りながら、近代アメリカの矛盾を赤裸々に暴き、読者に考えさせる、というのが大きな特徴です。バットマンでは登場人物が皆、心に傷を抱えており、善悪の境目が分からなくなっていますし、スパイダーマンは、力を行使するとは何か、責任とは何かが常に問われますし、X-メンは所謂マイノリティ、有色人種や同性愛者達が隠れたテーマとなっています。

翻って我が国が生んだ、世界で最も人気のある怪獣、ゴジラはどうでしょうか。ゴジラが初めてスクリーンに姿を現したのは1954年ですから、昭和29年、日本はまだまだ戦後の焼け野原が残っている頃のお話です。ゴジラは元々は深海にいた巨大恐竜なんですが、水爆実験の影響で生態系を破壊され、地上に現れた、という設定です。つまり、被爆した怪物という訳でして、ゴジラの存在そのものが、原爆を落としたアメリカへの痛烈な批判になっている、と思うのはうがち過ぎでしょうか。全28作もあるロングセラー・シリーズですが、中でも、2001年に公開された、第25作目の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」が近年では最も優れた作品と言えましょう。今までのコンセプト、被爆した怪獣という設定を変え、本作は「太平洋戦争の犠牲者の怨念がゴジラを生み出した」という設定でして、無敵の強さを誇り、顔つきは猛々しく眼が真っ白というのが恐怖心を煽り、観客動員は240万人を超す大ヒットとなりました。

最後に蘊蓄を1つ。あの有名なゴジラの鳴き声、あれは、松ヤニを付けた革手袋で、管弦楽器であるコントラバスの弦をこすり、それをゆっくり逆回転して再生した音なんです。よくまあそんな事を思い付きますよね~。

子供向け映画と言ってもそうそう馬鹿には出来ません。劇場版クレヨンしんちゃんについても玄人筋を唸らせる程に非常に評価が高く、これについては又の機会と致しましょう。週明け早々怪獣映画の話で申し訳ありません!それでは今週も本ブログを宜しくお願い致します!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR