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☆ WHEN YOU WISH UPON A STAR ☆

昨夜からここ大分は、♪激しい雨が 俺を洗う 激しい雨が 俺を運ぶ 激しいビートが 俺に叫ぶ♪、まるでTHE MODSの森山さんの歌詞の様な天気でして、何だか寝付きが悪かったですね。僕、古い建物に住んでいますので、少し風が吹いただけで、非常に煩いんですよ。それにしても、明日から旅に出る積もりなのに、こんな天気で大丈夫かしら。

眠い目をこすりこすり出勤して、濃い目の珈琲を飲みながら、新聞記事をチェックしていましたら、何だか暗澹たる気持ちになりました。主要全国紙全てに出ていましたから、ご覧になった方も多いと思いますが、朝日の記事を要約してみます。「『自殺考えた』4人に1人 内閣府調査、20代高い割合 大人の4人に1人は自殺を本気で考えたことがあり、20人に1人はそれが1年以内のことだった----。内閣府の調査でこんな実態が浮かび上がった。20代で割合が高く、内閣府は『自殺者数が多い中高年だけではなく、若い世代への対策も重要』としている」そうでして、読売新聞には年代別のパーセンテージが出ていましたが、20代が28㌫、30代が25㌫、40代が27㌫、50代は26㌫と、確かに多すぎますね…。

可哀相で言葉もありませんが、この国では13年連続で毎年3万人を超す自殺者が出ています。例えが適切かどうか分かりませんが、明治時代の日露戦争時、年間3万人を超す戦没者が出たのですが、平成の今、まるで戦が際限無く続いているかの様な気になります。僕、医師でも看護師でもありませんから、迂闊な事は書けませんが、死んで花実が咲くものか、諦めさえしなければ、きっと良い事がありますよ!素敵なパートナーと愛を育む事が出来るかもしれない、山海の美味に舌鼓を打てるかもしれない、天上かと見紛う様な美しい景色に出会えるかもしれない、何も悲観する必要はありません!僕だって、今はそれなりのポジションを頂いていますが、ここまで来るにはそれなりに苦労してますもん。嫌な思いを散々したけれど、辛抱我慢で何とか乗り切って来ました。

とは言っても素人の僕の意見よりも、実在の人物をご紹介した方が良さそうです。という訳で、今日は僕の敬愛する偉大なボクサー、"ビッグ”ジョージ・フォアマン選手のお話を。フォアマン選手は7人兄弟の末っ子、しかも兄妹達とは父親が異なる、という複雑な育ち方をします。父は給与の全てを酒代につぎ込む様な男で、極貧の中で育ちました。逮捕歴は数知れず、高校もドロップアウトしたフォアマン選手は、工場で働くかたわら、恵まれた身体を見込まれ、ボクシングを始めます。驚いた事に、19歳の若さでメキシコオリンピック金メダリストとなりますから、余程の才があったのでしょう。プロに転向してからも出世街道を驀進し続け、38連勝の怒涛の快進撃で、弱冠24歳にして見事世界チャンピオンの座に就きます。世界中の挑戦者が尻ごみする様な状況で、敢然と名乗りを挙げた男が現れました。蝶の様に舞い、蜂の様に刺すと呼ばれた年老いたスーパー・スター、モハメド・アリその人です。ボクシング関係者は勿論、殆どのファンはフォアマン選手の圧勝を予想しました。戦績に年齢に勢い、全てのファクターにおいて、アリに勝ち目は無かったからです。アフリカはコンゴ共和国の首都、キンシャサで行われたこの一戦は、ボクシング史に残る、ビッグ・アップセット、大番狂わせとなりました。後に”キンシャサの奇跡”と呼ばれたこの試合で、アリ選手は己の能力の全て--それは綿密な作戦であり心理戦であり、相手の驚異的なパンチを耐え抜いた意思の力でした--を振り絞り、フォアマン選手にKO勝ちしたのです。少年時代の貧困生活から抜け出し、順風満帆だったフォアマン選手は、坂道から転がり落ちる様に転落の一途を辿る事となります。

信頼していたトレーナー達との別離、ギャラの未払い、離婚、精神的な混乱、長期のブランク…。そして待っていたのは、勝ちさえすればアリへの挑戦が決まっていた試合での敗北でした。その敗北直後、「神のお告げだ」とフフォアマン選手は引退を決意、何と牧師の道を歩むと宣言します。驚いた全ての関係者は必死で翻意を促しましたが、決心は固く、28歳の若さでリングを降りてしまうのです。

言葉通り牧師となり自宅の側に教会を建設、非行少年を救う為の厚生施設を設立、地域の福祉活動に精を出し、いつしか10年の月日が流れたのでした。これらの施設や土地は、全てフォアマン選手が私財を投げ打ち、営利を考えず運営していたのですが、更なる建設費用が必要と考えた由でして、何と38歳にしてリングにカムバックします。ボクシングを知る者は皆、嘲り罵り呆れました。そりゃあそうです、この激しいスポーツにおいて、20代で引退する選手も多い訳ですから。お恥ずかしい話ですが、僕もフォアマンのカムバックを知り、止めておいた方が良い、今更かっての栄光を汚す必要は無い、と思ったぐらいです。閑話休題、フォアマン選手はかっての栄光を棄て、どんな小さな会場でも、どんな辺鄙な田舎でも、どんな安いギャランティでも戦い続けるのです。スピードは無く、お腹は出て、頭は剥げましたが、かってのフォアマン選手には無かった武器を身につけていたのです。デタミネーション、もう1度チャンピオンに返り咲く、という強い意思、そして人生経験を積んだ事による洞察力、かってアリ選手を指導していたトレーナーと契約し、己に足りない部分を補う、という柔軟性でした。

何と3年間の間、連勝街道を突っ走ったフォアマン選手に、世界挑戦のチャンスが訪れます。相手は無敗の28歳のチャンピオン、イベンダー”リアル・デイール”ホリフィールド、フォアマン選手は42歳になっていました。下馬評では圧倒的不利、しかしながら歴史に残る大激戦の末、フォアマン選手は惜敗、会場では、「ジョージ!ジョージ!」の大声援が飛び、感動から泣いているファンの姿も多く見られました。僕も涙をこらえていましたが、とうとう号泣してしまったのは試合後の記者会見でした。「私が戦い続けて来たのは金の為じゃない。今日は敗れてしまったけれど、年をとる事は恥ずかしい事じゃないんだ。」そして、ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌、「星に願いを」を口笛で吹き、会見場を後にしたのです。歌詞の内容は勿論皆さんご存じでしょうが、♪星に願いをかけるとき 誰だって心をこめて望むなら きっと願いは叶うでしょう♪でありまして、僕、フォアマン選手はまだやる積もりだ、と確信し、涙が止まらなかったんです。

そして3年の月日が流れ、フォアマン選手は45歳となり、やっとの事で再挑戦の機会を掴みます。相手は26歳、35戦全勝と、まるでかっての自分の様な勢いのあるチャンピオンでした。フォアマン選手もこれがラスト・チャンスと思っていたのでしょう、20年前にアリに味わった屈辱の敗戦、その時のトランクスを穿いてリングに上がったのです。試合は淡々とチャンピオン絶対優勢のまま進みました。何せ、スピードがまるで違うのです。サイド・トウ・サイド、横への動きには全く対応出来ず、残り時間は減る一方でした。そして迎えた10ラウンド後半、試合終了まで残り僅か6分、正面に立ったチャンピオン目がけて、フォアマン選手の右ストレートが一閃、見事なワン・パンチ・ノックアウトで、20年ぶりに世界一の座に返り咲いたのです!この試合を観戦していた僕と父が、思わず立ち上がって絶叫する程の見事な逆転劇でして、恐らく世界中のボクシングファンは皆、起立してしまったと思う程の素晴らしい試合でした。近代ボクシングが成立してから400年の月日が流れた訳ですが、史上最年長、45歳のチャンピオンが生まれたのでした。

ノー・サレンダー、何も諦める必要はありません。そう、星に願いをかけて、全ての読者の皆様方が幸せであります様に。では皆様、引き続きGWをお楽しみ下さい。僕は明日から旅行に行って参ります!
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まとめtyaiました【☆ WHEN YOU WISH UPON A STAR ☆】

昨夜からここ大分は、♪激しい雨が俺を洗う激しい雨が俺を運ぶ激しいビートが俺に叫ぶ♪、まるでTHEMODSの森山さんの歌詞の様な天気でして、何だか寝付きが悪かったですね。僕、古い

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