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♡ L.A.F.S. ♡

それにしても意思の疎通って本当に難しいと痛感します。人によって尺度が違いますし、自分の言葉がそのまま相手に伝わっているのかは誰にも分かりません。ほら、よく、「相手の気持ちになって考えなさい」なんて言われますが、それって、自分から見た相手の気持ちであって、それが果たして正しいのか、霧の中に独り佇んで居るかの様に漠然としています。ニュアンスを察して欲しくとも、それは相手の感受性にもよりますよね。僕、職業柄、この年齢にしてはかなりの人達に会っている方で、人を見抜く力も付き、若い頃に較べれば随分成長したと思いますが、それでも失敗はありますもんね。これ、いつも思うんですが、究極の理解とは、最小限度の言葉だけで済む様に感じています。多くの時間を共有し、お互いの価値観を尊重し、何らかの形の情愛があれば、言葉はいらないでしょう。僕が幾ら話をしても理解をして貰えない人もいれば、十秒で分かる人もいます。

深く愛し合った男女、肉親や親族、親友や兄弟でも別れてしまう事はある訳で、この理由って何なのかなあ、僕、ずっと長い間考え続けていたんですが、一つ分かった事があります。その答えは、両者の審美眼、価値観が同じか否かにあるんじゃないかって事なんです。物事を見たり感じたりした時、何をもって美しいと感じるか、それがその人の価値観でしょう。札束の塊を目の前にして嬉しくて堪らないですとか、絶世の美女達を目の前にして至極満足ですとか、そりゃ僕も人間であり男ですから、そういう局面に遭遇すれば勿論嬉しいでしょうが、心の底からワクワクはしないでしょうね。

不労所得や、お互いに愛情の無い異性関係なんて、僕にとっては何の価値もありません。それよりも、例えば美しい景色を見て、感動を共有出来る友人の方が、僕にとっては大事です。という事で、今日は、僕が感じた「美」について書いてみましょう。

まずは京都の寺社仏閣でしょうか。犬も歩けば坊主に中る、というぐらい寺の多い土地柄で、きちんと見ようとすれば半年かかりますけれど、三十三間堂の仏像群なんて、見る者を圧倒する造形美があります。苔寺として有名な西芳寺、嵐山近辺の雅な景色、平安神宮に知恩院に南禅寺、揚げればきりが無いのでここらで止めますが、荘厳で厳粛な雰囲気を味わえない人とは仲良くなれませんね~。厳島神社の大鳥居は勿論の事、地元大分の臼杵の石仏や、国東地域に点在する寺院群、僕のルーツの地、宇佐にあります古刹、東光寺にある五百羅漢、文豪菊池寛の「恩讐の彼方に」で知られる、息を飲む程美しい紅葉の耶馬渓、この大分の恵まれた自然と、古からの文化を感じられなくては、生まれて来た甲斐がありません。

どんよりと深く重く、その厳しい風土までを想起させる、群青色の日本海の海。コバルト・ブルー、とでも言うべき沖縄の外れ、八重山諸島の海の色。吸い込まれる様な碧さと、海の奥底まで見渡せそうなオーストラリア・ゴールド・コースト。ハワイはオアフ島東岸、澄明なエメラルド・グリーンのラニカイ・ビーチ。そして、穏やかで母性愛すら感じさせる、別府湾の優しい海の色。シンメトリーの様に、黒色と白色の浜辺が対象的な、大分の外れ、佐賀関の黒ヶ浜と白ヶ浜。突き抜ける蒼さが目に眩しい南半球の空、何処までも続く雲一つ無いサンフランシスコの空。そして、寄せては返す海と共にある、日の出と日没。

縄文時代から連綿と続く古代からの日本犬達。暗褐色と漆黒の虎模様に精悍で野趣に富む風貌、そして聡明極まりない甲斐犬。忠実かつその雄偉な体格を誇る秋田犬。純白の被毛とその勇猛果敢さで知られる紀州犬。世界一、番犬に適するという四国犬。これら日本犬の特性を全て備えた柴犬。

ゴーギャンのビビットで大らかな色合い。万華鏡の様で宝石をちりばめた趣のシャガール。大胆な造形のピカソ。軽妙洒脱で粋な線のデュフィ。淡い黄色が特徴のターナー。西洋人ながら浮世絵の技法を取り入れたロートレック。その乳白色と繊細さが万人を魅了するレオナール・フジタ。まろやかな曲線美とふくよかな女性像の棟方。たおやかな日本女性の美を描いた夢二。東洋美と西洋美が見事に融合した梅原。

駒の特性を最大限に生かし切ったプロ将棋の実戦。機能美の極致とも言える、戦車から戦艦から宇宙船からトラクターからライターから、ありとあらゆる実用品の数々。歴史と景観と機能が混然一体となった、欧州各地の都市の景観。高温多湿の風土に適した、正倉院から五重塔から飛騨の合掌造りといった日本建築の数々。古代とは思えない造形美を誇る、火焔式土器や遮光式土偶の数々。

精神と肉体と頭脳を競うラグビー。人間の本質の全てを見る事の出来る、唯一の格闘技、ボクシング。日本で最も優れたアスリート達が集まるプロ野球。アレサ・フランクリン、オーティス・レディング、サム・クック、ジャニス・ジョプリン、トム・ウェイツ、ジム・モリソンらの、心を震わせ魂を揺さぶる歌詞と歌声。モーツァルトやバッハやシューベルトの美しい旋律。

切り口も鮮やかな鯛の刺身。焦げ茶色のソースがかかった薄桃色の肉片。透き通る程透明なスープ。四季とりどりの旬のもの、瑞々しい生野菜の色合い。数滴の水が残る南国の果物達。

華麗な形容詞は豪奢としか言い様が無い三島由紀夫。長いセンテンスながら、常に適切な比喩、そして巧みとか言えない谷崎潤一郎。文章そのものの力を感じさせる志賀直哉。男性的なものを書かせれば日本一の海音寺潮五郎。常に人とは異なるアプローチと真の優しさが光る色川武大。存命作家では最も文章が優れている阿川弘之。風景描写では他の追随を許さない松本清張。流れる様な上手さの永井荷風。

責任転嫁しない人。自立しようと黙々と努力をおしまない人。言う事がコロコロ変わらない人。相手によって態度を変えない人。お茶目で気を使う人。サービス精神旺盛な人。謙虚な人。

思い付くまま気の向くまま、まだまだ書き残した事は多いですが、僕のこよなく愛する美しさについて、アット・ランダムに綴ってみましたが、皆様如何でしたでしょうか?どこか1つでも共感して頂ければ、僕、きっと皆様と良い友人になれるかと思います!
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